里山日記

NPO法人「里山を守る会」における活動の内容。
その日にあった様々な出会いと、感じたことをつづりたい。

川島保育園の遠足 「焼き芋、落ち葉さらい、クリスマスリースづくり」

2021-11-18 20:02:47 | Weblog

11月17日(水)川島保育園の園児(年中さん)と保護者、そして先生方(合計70名)が各々五郎助山で落ち葉さらい、焼き芋、クリスマスリースづくりを行った。当日は風もなく、小春日和のもってこいの遠足となった。

各自マイカーで五郎助山9:30分集合となったようだ。園長先生始め先生方は9:00に到着し、園児たちをお迎えしていた。 当会は本日、5名の会員で園児たちをサポートすることになっている。6:30分に五郎助山に集合し、焼き芋担当の飯村、白井、小島会員が早速、熾火づくりに着手した。乾いた薄い杉板に着火し、火力が安定したら、拾い集めた小枝、中枝、丸太を投入して行く。約、軽トラ2台分の材料が必要となる。

私と竹澤事務局長は落ち葉さらいの道具(熊手、てみ、もっこ、草刈りかご)をリヤカーに載せ、集合場所の冒険広場に運ぶ。今日は園児たちに焼き芋のラッピングまで体験させるということで、イモを巻く新聞紙を浸すバケツも用意した。

竹澤事務局長は園児たちが冷たかろうと、やかんにお湯を沸かし、ぬるま湯にすべく準備していた。(私は思いもつかなかった。)

園児たちが全員そろい、朝の挨拶の後、早速焼き芋の準備に入った。竹澤会員より、イモの包み方、アルミホイルの包み方を説明し、仕上がった芋は一輪車で焼き場会場へと運ばれた。その後を追うように園児、保護者が焼き場に着いた。

約2時間かけて作った熾火は円く平らにならされ、イモの投入を待っていた。 焼き芋担当の会員は熱で火照った赤い顔をしている。園児から受け取った芋を熱さに耐えながら熾火の上に均一にならべて行く。園児たちは落ち葉をその上に一掴み、かけて行く。園児や子供たちに「火の熱さ」を体験してもらうため、必ず行う当会のセオリーである。

焼き場から戻り、いよいよ落ち葉さらい体験が始まった。

初めて手にする「熊手」や「もっこ」に園児たちは初め戸惑いもあったが、ほどなくコツをつかみ、歓声を上げながら落ち葉を集め始めた。想像以上の我が子の働きにお母さんたちも思わず笑みをこぼし、一緒に落ち葉をせっせと集めている。

コロナ禍でこうした光景を忘れかけていたが、本日、やっと復活した。 里山には子供たちの歓声がよく似合う。約20分、夢中で落ち葉を集めてくれた。「落ち葉集め、終了!」の宣言をした。

次は落ち葉や木の実を使ったクリスマスリースづくり。保護者と園児の共同制作である。落ち葉や木の実は五郎助山には無限にあった。思い思いの作品が出来上がった。

丁度「サツマイモ」も焼き上がり、一輪車山盛りの焼き芋が会場に運ばれてきた。 ここで食べても、家に持ち帰ってもOKということで自由解散となった。

小春日和の中、レジャーシートを広げ、焼きたての芋と、手作りお弁当を親子でほおばる光景があちこちで見られた。

今月から来月にかけ、焼き芋イベントの申し込みが5組入っている。その都度、選抜された会員がサポートする。

忙しいが、なぜか笑みがこぼれる。  この忙しさがずっと続きますように・・・・

 

 


定例作業

2021-11-17 05:16:44 | Weblog

11月13日、定例作業が行われた。

いつものように今日の作業内容、人員の配置が発表された。今日の作業は以下のとおり。

・トンボ池漏水修理 ・枯れ枝倒木の除去 ・木柱看板のペイント作業 ・焼き芋用用材の準備 ・食事係

私はトンボ池漏水修理を担当。 地主でもある軽部さんに重機のオペレーターとしてお願いし、総勢5名で作業に当たった。

他の会員は広大な里山の枯れ枝、倒木を手分けしながら焼き芋会場に運んだ。

私たちが受け持った工事は漏水個所と思われる場所をバックホーで約1.8m掘り下げ、その中に粘土を入れ、水を流し込み足で捏ねて粘土の層

をつくり漏水を防ぐ工法である。結構ハードな工事であったが、漏水箇所も見つかり、粘土を1メートル以上詰めたことにより、ぴたりと止ま

った。おおよそダンプ1台分の粘土が入ってしまった。しかし、成功の手ごたえを感じている。

丁度一段落したところで「お茶ですよ~。」の声がかかった。飯村会員差し入れの「柿」がとても甘く、3個もいただいてしまった。 コンテ

ナ一杯持ってきてくれた柿は会員が均等に分け、瞬く間に無くなった。(飯村さんありがとう。)

毎月、埼玉県の春日部市から作業に参加してくださる小林さんご夫婦にも柿が行き渡り、感謝です。

小林さんご夫婦は往復約3時間かけて、毎月作業に参加(ご主人は翌日のわんぱく自然塾にもスタッフとして参加)してくださり、本当にありが

とうございます。

コロナも落ち着き、どこか安心感のある雰囲気で今日の作業は続いている感じがしています。

枯れ枝も焼き芋会場に小山のように集められました。

一方、土留め用に頂いた檜の中から大木1本を選び、五郎助山の入り口の看板として活用しようと担当者が奮闘中です。

皮はぎ⇒研磨⇒彫刻⇒焼き入れ⇒文字塗布⇒頂点の銅板張り⇒設置

直径約40㎝、長さ3メートルの大物ですが、全て会員による作品となります。

3月から少しづつ作業を進め、約8割、完成に近づいています。