前回に続き、戦前の吉野林業の写真館。
これは主伐風景。皆伐ですが、見事に尾根側に倒して、それを谷に集めています。谷に見えるのは修羅(木の滑り台のような運搬施設)かな? また奥に木の堰のようなものも見えるけど、どのように使ったのかは不明。
これだけ多くの木をきれいに並べて倒すのは、やはり相当な技術がいると思います。少しでも伐倒方向が狂えば、重なってしまう。結構システマチックに運営していたのではないかと感じました。
それにしても、木材景気に湧いていた頃の風景でしょうね。多くの人が働き、山村がもっとも輝いていた時代かもしれません。