写真は、シラカバの丸太をかつらむきのように薄いベニヤ板(単板)を取る機械。かなり古いものだが、現在のロータリーレース機械と原理は同じだ。
シラカバ材を薄くして何を作るか?
普通なら、割り箸? と思うだろう。そう、大量生産されている割り箸は、シラカバやアスペンの材をかつらむきして、それを割り箸に加工している。が、この機械は……
つまようじ製造機なのである。実は、シラカバ材をうすく剥けば大量生産できることに気づいて機械を発明したのは、つまようじの方が先なのだそうだ。
割り箸は、つまようじ生産からヒントを受けて始めた。つまり、このつまようじ製造機こそ、今世界を席巻している割り箸製造の原点なのであった。
※久しぶりに「幻の写真・図」だ(^o^)