森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

割り箸不要論の歴史

2006-08-19 10:56:21 | 木製品・建築

熱帯雨林伐採反対運動について調べている中で、「割り箸不要論」についても調べてみた。

 

割り箸は資源の無駄遣い、という主張は、これまで幾度も起きている。有名かつ大規模だったのが、90年前後の熱帯雨林問題と連動したものだが、決してこれだけではない。

古くは戦時中。「ぜいたくは敵だ!」の掛け声の中で、割り箸が取り上げられている。
その後も何度も起こるのだが、私が把握できたのは、

1978年
1984年
1989年~91年
(熱帯雨林伐採反対運動)
2000年

2000年に論争が起きたことを覚えている人はいるだろうか。結構、局地的ではあるが、割り箸産地の吉野と、塗り箸産地の輪島がぶつかったものだ。

 

そして今年2006年。これは不要論というより、割り箸が輸入できなくなる→割り箸がなくなる→割り箸に代わるものを……という流れか。

 

いずれにしても、マスコミが火をつけて、賛否の論争が起きた後に、否定報道が出て消えるという、マッチポンプ(^^;)。
実は2006年版の論争も、早くも消えつつある。今では、中国が本気で割り箸輸出をストップすると信じている人は少ないのではないか。

 

さて、私はどうしたもんかなあ。