今日、NumberのHPのコラムを読んでいたら非常に気になるコラム内容のものを見つけました。コラムの内容は今シーズン10代のルーキーが活躍しているが、まだまだJリーグは若手選手を十分に育成できる状態になっていないということ。
http://number.bunshun.jp/jleague/column/view/3766/
このコラムの内容に概ね私は同感です。ただ、最後の現状を変える未来へのヒントという内容に大きな疑問を感じました。内容は以下のとおり
「清水の山本真希選手にJリーグ発展のヒントを見た」
山本が3年目までに出場したリーグ戦は、計5試合に過ぎない。しかし、4年目の昨年11試合に出場すると、5年目の今年ついにレギュラーに定着。開幕戦から先発出場を続けている(6節終了時)。
5年目ということは、大卒ルーキーの1年目と年齢的には同じである。ところが、現実にはこの程度の実績しか残せず、同じクラブで4、5年目を迎えられる選手は少ない。
公式戦にほとんど出場できずに、クビになる不幸なケースを避けるためにも、大学を最大限に活用する。確かに、賢明な一手かもしれない。
しかし、山本のような選手がコンスタントに輩出されなければ、Jリーグの選手育成が本来の機能を果たしているとは言えないのではないか。
規格外のスーパールーキーたちよりも、ようやく花開いた遅咲きのボランチにこそ、未来へのヒントは隠されているように思う。
要は、清水の山本真が5年目に急に試合に出られるようになったことに若手選手育成のヒントがあると言っています。
特に疑問に思ったのは「規格外のスーパールーキーたちよりも、ようやく花開いた遅咲きのボランチ」という一文、山本真はユース時代はユース代表の中心選手で「規格外の才能」といわれていたまさに「スーパールーキー」でした。北京五輪の時、広島の柏木や浦和の梅崎が注目されましたが、それらの選手以上に高い評価を受けていました。それが清水のトップチームに上がると、藤本・兵藤・枝村・杉山・平松・太田など当時の清水の中盤はそうそうたるメンバーで全く試合に出られなくなりました。試合に出られなくなると、それまで常連だったユース代表にも呼ばれなくなり、世間からは全く注目されなくなりました。
私は、当時本当に山本真をJ2のどこかのチームにレンタルで出してほしいと思っていました。このままでは山本真が腐って普通の選手になってしまうと心配したものでした。
結局、山本真はずっと清水に在籍し続けた訳ですが、腐らずコーチと地道に練習を続けコーチから「いつ試合に出ても大丈夫」と言われナビスコで結果を残し5年目にようやくレギュラーの座をつかみました。
この場合、Numberで述べている「未来へのヒント」については全く具体的なことについて述べていませんが、山本真の例がヒントになるとしたらそれは「腐らず地道に練習を続ける」ということになります。
本当にそれが未来へのヒントなのでしょうか?
今更ヒントにするほどのことでもないと思います。
そもそも山本真を例えに出している時点で間違っていると思います。
もう少し有意義な「未来へのヒント」を提供してほしかったです。
http://number.bunshun.jp/jleague/column/view/3766/
このコラムの内容に概ね私は同感です。ただ、最後の現状を変える未来へのヒントという内容に大きな疑問を感じました。内容は以下のとおり
「清水の山本真希選手にJリーグ発展のヒントを見た」
山本が3年目までに出場したリーグ戦は、計5試合に過ぎない。しかし、4年目の昨年11試合に出場すると、5年目の今年ついにレギュラーに定着。開幕戦から先発出場を続けている(6節終了時)。
5年目ということは、大卒ルーキーの1年目と年齢的には同じである。ところが、現実にはこの程度の実績しか残せず、同じクラブで4、5年目を迎えられる選手は少ない。
公式戦にほとんど出場できずに、クビになる不幸なケースを避けるためにも、大学を最大限に活用する。確かに、賢明な一手かもしれない。
しかし、山本のような選手がコンスタントに輩出されなければ、Jリーグの選手育成が本来の機能を果たしているとは言えないのではないか。
規格外のスーパールーキーたちよりも、ようやく花開いた遅咲きのボランチにこそ、未来へのヒントは隠されているように思う。
要は、清水の山本真が5年目に急に試合に出られるようになったことに若手選手育成のヒントがあると言っています。
特に疑問に思ったのは「規格外のスーパールーキーたちよりも、ようやく花開いた遅咲きのボランチ」という一文、山本真はユース時代はユース代表の中心選手で「規格外の才能」といわれていたまさに「スーパールーキー」でした。北京五輪の時、広島の柏木や浦和の梅崎が注目されましたが、それらの選手以上に高い評価を受けていました。それが清水のトップチームに上がると、藤本・兵藤・枝村・杉山・平松・太田など当時の清水の中盤はそうそうたるメンバーで全く試合に出られなくなりました。試合に出られなくなると、それまで常連だったユース代表にも呼ばれなくなり、世間からは全く注目されなくなりました。
私は、当時本当に山本真をJ2のどこかのチームにレンタルで出してほしいと思っていました。このままでは山本真が腐って普通の選手になってしまうと心配したものでした。
結局、山本真はずっと清水に在籍し続けた訳ですが、腐らずコーチと地道に練習を続けコーチから「いつ試合に出ても大丈夫」と言われナビスコで結果を残し5年目にようやくレギュラーの座をつかみました。
この場合、Numberで述べている「未来へのヒント」については全く具体的なことについて述べていませんが、山本真の例がヒントになるとしたらそれは「腐らず地道に練習を続ける」ということになります。
本当にそれが未来へのヒントなのでしょうか?
今更ヒントにするほどのことでもないと思います。
そもそも山本真を例えに出している時点で間違っていると思います。
もう少し有意義な「未来へのヒント」を提供してほしかったです。