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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

BSスカパー!「Jリーグラボ」年末再放送をまとめて録画視聴

2017年01月18日 23時00分38秒 | その他
年末にBSスカパー!にて、Jリーグラボがまとめて再放送されていたので、録画してまとめて視聴した。
Jリーグラボは、コンサドーレ札幌の野々村芳和社長が、ゲストと日本サッカー界の様々な課題について語り合う番組。サッカーの深い話が聞くことが出来てなかなか面白い。
印象に残った部分をまとめて紹介

●ヴァンフォーレ甲府海野会長
集客の為に必要な事について(とある調査結果を番組内で紹介)
1番:スタジアムの質 
2番:観客の自由裁量所得(お客さんが自由に使えるお金の量)
3番:スタジアムまでのアクセス
4番:チケット代金
5番:チームの強さ
つまり、集客に大切なのはスタジアムということ。陸上競技場でなくてサッカー専用スタジアム建設が大事。陸上競技場でサッカーを見るという事は、体育館でオペラ鑑賞をするようなもの。

●湘南ベルマーレ眞壁会長
今までと同じやり方では良いスタジアムは出来ない。行政機関との調整が大切。今後各クラブは政治との付き合い方が求められてくる。

●Jリーグ中西常務理事
Jリーグのレベルが下がっているか?
コアなファンはそのような事は思っていないが、そうでない一般客はレベルが下がっていると感じている人が多い。(若手有望選手の海外移籍による影響?)
当時サッカー界を盛り上げるために2ステージ制にした。(それによりマスコミの露出は増えた)

●高木豊氏
二男の善朗が子供の頃、夏休み期間だけ本人の希望で金髪にした事があった。それにより試合中にファールじゃないのにファールを取られるシーンが増えた。それから善朗にこう言った「実際はファールじゃなくても、お前の髪の毛の色を見て大人はそういう見方をする。結局損をするのはお前自身だ」それ以降、善朗は金髪にしたことは無い。

●堀江隆文氏
成功の3要素は、選手・スタジアム・ITの活用。ITを活用して、試合会場の各席にモニターを設置してTVを見るよりわかりやすいスタジアムを作り出すことが出来たら面白い。

●鈴木隆行氏
移籍する人=行動力のある人
日本代表に呼ばれてレベルアップしたと思ってる奴はダメ。意味が無い。代表はそれまで自分が得たものを出す場所。
自分はメンタルが強いから1人でも追い込める。
日本にいたら日本のスタイルのサッカーしかできない。若いうちに海外を経験すべき。
ファールの基準は日本の審判が正しいと思うけど、その正しい事を日本しかやっていない。

●Jリーグチェアマン
PDCA(プラン、ドゥ、チェック、アクション)ではなく、PDMCA(プラン、ドゥ、ミス、チェック、アクション)で仕事をすべき。ミスもしっかり今後の肥しにする。
入団後成長する選手の特徴について、各クラブの担当に綿密なアンケート調査を実施した。その結果は、傾聴力・視聴力・自己管理力という結果になった。一言で言うなら人間力。プロ入りする選手はその時点で一定以上の能力を有している。そこからさらに伸びるかどうか重要なのは、その選手の人間性の部分。しっかり人の話を聞いて自分を管理できる人間がプロ入り後も伸びる。
Jリーグ入りした選手の約6割が10年でJリーグを去るというデータがある。

●小川佳実氏(審判委員長)、上川徹氏(レフェリーグループシニアマネージャー)
アジアにおいて日本のレフェリーは信頼されている。ということは逆を言うと他国のレフェリーの実態は…
審判はミスしか取り上げられない。日本のプロ審判は主審が10人副審が4人。外国だとイングランド以外はほとんどアマチュアレフェリーばかりでプロレフェリーはいない。
ビデオ判定については、それをやってしまうと全てにおいてそれを求められてしまう。突き詰めて言うと「審判はピッチの外に出ろ」という事になってしまう。
レフェリーを伝える側のレベルももっと高くなってほしい。
レフェリーはもっと(マスコミの)前に出ていくべきかもしれないが、出ていくことで刺されっぱなしになってしまうといけない。
海外では選手が倒れても簡単に笛を吹かない。倒された選手も審判の方を見ない。試合の流れを大切にする風潮がある。
審判も足をつることがある。CKの時などに足を伸ばしてごまかす。
カウンター合戦の試合は疲れるので嫌う。速い選手がボールを持った時に追いかけるのも審判としては辛い。

●U-16代表 森山監督、齋藤コーチ
チームの理想は、個人を伸ばしてその塊で勝つこと。組織化し過ぎない。
組織力ばかり伸ばして勝っても、上に行くと勝てなくなる。
個を伸ばして次のステージに送り込む。
サッカー選手のベースを伸ばせば、どこに行ってもやっていける。
サッカーに対する姿勢、意識、意欲の低い子供は、伸びなく将来性が無い。
高体連・クラブ共に1年生からスタメンで出ている子の調査はだいぶした。
高体連はエースにボールが集まり責任感あるプレーが求められることで選手が伸びる傾向がある。クラブだと1/11になってしまう。
現在の日本サッカー界はきれいなサッカーになり過ぎてしまっている。組織化し過ぎてしまい、ポディションと役割から選手がはみ出さない。
日本サッカー界が指導書を出すと、指導者は「右向け右」になってしまう。これはもう仕方がない事と諦めて、上が偏りすぎないようにバランスよく指針を出していく必要がある。
日本はグランドが良ければ強い。グランドが悪くなるとパフォーマンスがガクンと落ちる。
普段日本では、前へ前へ蹴るようなチームと対戦する機会が少ない。
育成年代の指導の場を、指導者の経験を積ませる場にしてはいけない。
育成年代の指導者の評価基準がまだはっきりしていない。(結果を出すことと選手の個性を伸ばすことは異なる)
アカデミー(育成年代)の育成スペシャリストがもっと出てこないといけない。

●太田宏介氏
Jリーグの時はそうでもなかったが、海外に行くと欲が出てくる。(太田が所属したオランダのチームは)上を目指している若い選手が多くて刺激を受ける。
フィジカルコンタクトが日本と比べ物にならないくらい多い。
自身高卒J1年目の時は179㎝71㎏だったが、2年目に筋トレをして76㎏まで増やした。高校の時は攻撃ばかりの選手だったけれど、プロ2年目にCBも経験して守備力がついてSBで生き残れるようになった。

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