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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

高校女子サッカー選手権について

2014年01月29日 23時06分40秒 | 高校サッカー・クラブユース
日ノ本学園の優勝で幕を閉じた高校女子サッカー選手権。
磐田市を会場に開催された高校女子サッカーの全国大会を観戦しての感想を出来るだけ簡潔に箇条書きで記す。

・駐車場の車のナンバーを見たが、3割から4割が浜松ナンバーだった。静岡県西部地区の高校は出場していないにもかかわらず、多くの地元の人が観戦に訪れていたという事がわかった。地元に根付いた大会だったと思う。今後、神戸で開催してもこれだけ多くの人が会場に訪れるのか疑問に感じた。
・開催地は次回大会からは神戸市。磐田市が高校女子サッカーの聖地を目指して頑張ってきたのに、女子サッカー人気が高まったら「じゃあ」といって大都市に開催地を奪われる姿は見ていて気の毒。TBSのサンデーモーニングに川渕キャプテンが出演して高校女子選手権の話になった時に、「磐田市がこれまで熱心に高校女子サッカーの開催地として取り組んでくれた」という趣旨の話を1分位していて、サッカー協会が磐田市に対して負い目を感じているのかなと感じた。
・まだまだ地域差が非常に大きいというのが第一印象。1回戦や2回戦での10-0など大差のスコアが多い。これまで地区予選に1校もエントリーが無かった高知県から初の大会エントリー校が誕生し、初めて全都道府県からの大会参加校が出揃った状態の大会。まだまだ裾野は狭い。
・なでしこ人気を受けて、TBSが準決勝と決勝を地上波全国生中継を昨年から行っている。また次回大会からは神戸市に会場を移して規模もさらに大きくなる(?)と思われ、これから高校女子サッカーもどんどん規模が大きくなっていくかと思われがちだが、個人的には男子の選手権のようにイベントとして巨大化する事はまずないと思っている。3年後にはTBSの地上波放送も、BSTBSかTBSチャンネルのBSかCS放送となっていると思っているし、もしかしたらまた4年後には神戸が「金になんねぇからやっぱりいらねぇ」と言って、磐田に開催地が戻ってきているかもしれない。
・今は空前の女子サッカーバブルで、それにTBSが乗っかっている状態。ただ、TBSのやる気もそれほど長続きはしないと思う。理由は男子の選手権と比べたら圧倒的に「金にならない」から。今回の女子サッカー選手権だってTBSの掛けた費用対効果を考えたら、赤字は間違いないと思う。もう一度なでしこジャパンが次回W杯で世界一にならなければ、今の女子サッカー人気を持続することは難しいと思う。
・元々、サッカー協会が女子サッカー強化に力を入れるようになった理由は、サッカーを経験した女子選手が母親になった時に、子供にサッカーをやらせるようになるから。日本サッカー界の裾野を広げる為の政策。女子サッカーをサッカー協会運営の一翼を担うコンテンツにしようという目論みは当初から無い(はず)。


まとめると、
なでしこバブルにTBSがうまく乗せられちゃって、過剰放送をしている姿が印象的な大会だった。

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