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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 藤枝MYFC対FC今治

2021年06月13日 16時32分02秒 | 藤枝MYFC
藤枝対今治

藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー1 今治 ※公式入場者数:1455人

得点
前半19分 (今)左からの10有間のクロスを11バルデマールが頭で合わせる
前半38分 (藤)7鈴木のCKを4秋山が頭で合わせる

得点には至らなかった決定機
後半5分 (藤)7鈴木のCKを32金が頭で合わせるがポスト直撃


藤枝スタメン
      1杉本
2川島 32金  4秋山 22久富
    5岩間 7鈴木
 18枝村       15杉田
    10押谷 11宮本
交代
後半13分 枝村→28松村
後半33分 押谷→8岩渕
後半39分 宮本→9大石


今治スタメン
      1修行
3駒野 42原田 17オスカル22上原
    25楠美 27橋本
 7山田        10有間
    18東家 11バルデマール
交代
後半18分 山田→8玉城(玉城が2列目左、有間が2列目右)
後半33分 駒野→2チョン
後半44分 有間→20岡山
後半44分 橋本→6宮尾

個人的に注目した点
前半6分40秒 今治の左サイドの展開に対する藤枝の守備。相手1人に対して2川島と18枝村が2人で対応に行ってしまう。守備の連携がまだ未熟と感じたシーン。
前半10分03秒 7鈴木が相手のパスをカットして18枝村に展開、18枝村が右サイドに展開しようとしたが、今日の右SBはいつもの22久富ではなく、息合わず・・・
前半17分10秒 32金NO相手縦パスのカット。良いパスカットだった。
後半0分33秒 今治カウンターで、裏に走り抜けようとした18東家を4秋山がカバーリングしたシーンで4秋山が走り負けたシーン。カバーリングで4秋山が走り負けるシーンは初めて見た。18東家のポテンシャルの高さを感じた。
後半2分00秒 7鈴木のサイドチェンジ。さすがのキックの精度の高さを見せたシーンだった。
後半7分50秒 22久富がルーズボールを追って相手との競合いで倒れたシーン。22久富が相手ファールを誘い大声で「ギャ★■オラ●★ーー!!!」と言って倒れたが、さすがにオーバーアクションでファールもらえず。久富のすぐそばでその様子を見てた相手の25楠美は笑ってた。

個人的に最も注目したポイント
藤枝のセットプレー(特にコーナーキック)
7鈴木のキックの精度の高さにより、コーナーキックからのチャンスが多かった試合だった。後半には今治が藤枝のコーナーキック対策でカウンター用員のFWを前線に残さず全員守備に配置していた。
普通は相手コーナーキックの時に1人か2人カウンター用に選手を残すけれど、1人も残さないのは初めて見たかもしれない。(後半ロスタイムにそういうシーンを見たことはある)
相手が全員戻ると、それだけ守備が硬くなり得点が生まれにくくなってしまうが、それ以上にカウンターを受けるリスクが無くなるという副作用が大きい。
攻撃のシーンでは攻撃のことばかりに注目してしまいがちだけれど、攻撃シーンによる守備への副作用というのが実は地味に大きかったりする。

選手個票
杉本:全体的にシュート数の少ない試合で見せ場なし。キックの精度は良かった。
久富:左SBでの出場。普通に左足でも良いクロスを上げていた。左脚も使える2頭流だったとは知らなかった。
金:失点シーン以外は全体的に無難な対応。
秋山:値千金の同点弾。守備も無難にこなす。
川島:守備に穴は開けずしっかり対応。オーバーラップのタイミングは流石に不慣れ。
鈴木:キックの精度は未だJトップクラス。セットプレー時のチームの決定機を演出した。
岩間:もっとチームを引っ張ってもらいたい存在。
枝村:プレス面での水漏れが目立った。
杉田:存在感は見せられず。仕掛けた時のボールロストが目立った。
押谷:良い形で全線にボールが入らず。運動量で守備面のカバーをしていた。
宮本:全線にボール入らず見せ場はなかった。
松村:持ち前のスピードで後半に流れを引き寄せた。
岩渕:特に攻撃に絡むことはできず。
大石:短い時間で目立った活躍は出来ず。


感想
互いに決め手に欠き1−1NO引き分けに終わった試合。
前半は今治がポゼッションして藤枝がショートカウンターを仕掛けるという展開。後半になると藤枝が試合の主導権を握り優位に試合を進めたが得点には至らず。両チームともにシュートシーンの少ない試合だった。
藤枝はチームとしての形がなかなか見えない試合だった。「どこでプレスをかけて、どこで奪って、どういう攻撃をしかけるのか」これがチームで統一した意識というのが感じられず、選手個々にバラバラだったように感じた。
「ここでボールが取れたら良いな」というプレスが目立ち、良い形でボールが奪えず、良い攻撃に繋がらない。基本的にこの繰り返しだった。
そんな中で唯一、光を感じたのがセットプレー。特にコーナーキックは何度も得点の匂いを感じさせるプレーを見ることができた。
今治で注目した選手は18東家。福岡からレンタル移籍中の23歳の若手FWだが、185cmの長身、4秋山に走り勝つ走力、足元の柔らかさなど、ポテンシャルの高さを感じた選手だった。