Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

J3 2019 群馬戦

2019年05月18日 17時35分59秒 | 藤枝MYFC
藤枝総合にてJ3を観戦

藤枝 1ー1 群馬 公式入場者数1,733人

得点
後半37分 (群)14谷澤の中盤でのボールロストから、9岡田が前線へフィード、7加藤のクロスをGKがはじくがDFに当たってオウンゴール
後半43分 (藤)33安藤のパスを受けた8岩渕がゴールライン際でのターンから相手DFを1人かわし角度の無いところからニアサイドにシュートを決める。


得点には至らなかった決定機
前半28分 (群)裏に抜けだした22飯野がシュート放つが枠外
後半8分 (藤)7水野のパスを受けた20森島のシュートが枠外
後半15分 (藤)GKがはじいたこぼれ球を7水野がシュート放つがGK正面


藤枝スタメン
      1杉本
  22川島 6秋本 4秋山
3鈴木   30松岡   33安藤
    7水野 13大竹
      10大迫
      20森島
交代
後半27分 大迫→8岩渕
後半30分 大竹→14谷澤
後半40分 水野→9谷口

群馬スタメン
      23吉田
13久木田2舩津 32渡辺 24光永
    15金城 6佐藤
 22飯野  17高澤  7加藤
      10青木
交代
後半34分 飯野→9岡田
後半41分 高澤→4岡村
後半45分 加藤→28福田


印象に残ったシーン
前半13分(ダゾーン再生時間27:53) 13大竹のショルダーチャージによるボール奪取、13大竹がプレスの激しさを見せたシーン。
前半30分(ダゾーン再生時間44:25) 3鈴木がサイドチェンジのボールをワンタッチで前方へ絶妙スルーパス、ボールを受ける前に味方の動き出しをよく見ていたプレー。
後半10分(ダゾーン再生時間1:26:19)中盤でのボールのつなぎの場面で33安藤が難しい体勢からワンタッチでボールを落として4秋山につないだシーン。難しい体勢で難しい事を簡単にやってのける33安藤らしさが出たプレー
後半19分(ダゾーン再生時間1:34:50)33安藤が体の強さを見せてボールを落ち着かせるが、その後のパス出しのパスが強すぎて攻撃が展開できなかったシーン。33安藤のフィジカルの強さを見せながらも細かい部分の粗さが出てしまったシーン。
後半24分(ダゾーン再生時間1:39:55)ワンツーで抜け出そうとした相手に3鈴木がすばやい戻りを見せパスカット。3鈴木が反応の速さとスピードを魅せたシーン。


細か過ぎて伝わらないサッカー解説
後半38分(ダゾーン再生時間1:58:38)味方の縦パスに対する8岩渕の半身でのトラップ。
相手DFに「そのまま縦に仕掛ける」という雰囲気を感じさせトラップしたところをプレスに来させない体の向きの何気ないフェイント。これにより余裕をもってターンして前を向くことで藤枝の攻撃の形を作りだし同点弾のシーンにつなげた。
同点弾を決めたシーンのゴールライン際でのターンから相手DFを抜き去ったシーンも素晴らしかったが、その攻撃の形を作り出した最初の中盤での相手にプレスをかけさせないボールの受け方も秀逸だった。


感想
互いに堅い守備が持ち味のチームで、想定通りのロースコアゲームとなった試合。
前半はほぼ互角の展開。後半は藤枝が押し気味になる時間帯が増えたが中盤の何でもない所でのボールロストから崩され失点。最後は藤枝が攻撃の手を強めて何とか同点に追いつきタイムアップ。藤枝にとってはミスからの痛い失点でこの敗戦が脳裏をよぎったが何とか同点に追いついたという試合。
藤枝にとってはこれまでどおりしっかり無失点でしのぎ後半に1点取って勝点3を加えたいというゲームプランの試合だったが、後半は想定通りにゲームプランが進んでいるかに見えていただけに、惜しい試合となった。
群馬は監督が市船元監督の布氏。主将は今季から移籍してきた市船OBの32渡辺で市船らしい堅い守備をベースにしたチームだった。24光永は昨シーズンまで藤枝に在籍しており古巣との対戦となった。JFAアカデミー出身の15金城や流経柏で活躍した17高澤など懐かしい顔ぶれも見ることが出来た。
藤枝は、途中出場8岩渕がジョーカーの仕事をこなし見事な同点弾を決めて最悪の結果を免れた。試合はこれまで通り無失点からの後半に1点取って勝つという戦い方。20森島への縦パスはかなり警戒されていたようでなかなか20森島のポストプレーが機能するシーンは見られなかったが、それでも今季は8岩渕をジョーカーとして起用する戦術がハマっていて後半での得点が多いのも今季の藤枝の特徴。
先週の藤枝市役所との練習試合を観戦した時は控え選手中心のメンバーながら藤枝市役所に大勝。内容は2トップの9谷口と8岩渕の2人を相手DFが抑えきれ無かったという展開で、9谷口、8岩渕という強力な攻撃力を持った選手がベンチに控えていることで「後半になれば点が取れる」という安心感が今季の藤枝の守備の安定感にもつながっているという感じで、野球のリリーフエースのような存在になっている。
20森島は得点ランク現在2位で1位の飯野(G大阪U23)は恐らく今後はトップチームにご栄転なので、20森島の得点王争いも今後の観戦の楽しみになってきた。

なお、応援席はさすがにJ2にいたチームだけあって群馬の方が優勢。応援席では草津温泉の「湯もみ」で応援していてビックリした。(女性5人がガチの服装で芝生の上で湯もみをしていた)
対する藤枝はハーフタイムショーにも登場した田沼魁太鼓育成会の方々が応援席で応援。
パッと見、「和太鼓対湯もみ」という構図になっていたが、応援席では太鼓の使用が無かったのが残念。元々和太鼓は縁起物でその音には邪気を払い幸運を招く力があるらしく、応援の道具としては「湯もみ」よりもよっぽど強いと思うので、応援席で「和太鼓打ち鳴らしてくれないかな~」と感じながら観戦していた。