Rhythm Technique Fightingspirits

藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

落合博満

2018年07月22日 23時41分00秒 | その他
Eテレ「知恵泉」にて
源義経の奇襲戦略を元プロ野球選手の落合博満氏が自身の考え方を引き合いに出しながら解説。

・「人が寝てから練習するとうまくなる」
 →決められた練習メニューをこなすだけの練習は練習じゃない。自分で考えないと上達しない

・野球理論は人から盗む
 →人の野球理論を人から盗み自分の頭の中に落とし込む。
  それからシュミレーションする。「これを自分でやったらどうなるか」「自分の体でやってもアウトになる」など
  結論が出て、実践して失敗して、練り直すの繰り返し

・見てうまいと思った人がいたとする。
 何がうまいのか考えると、それだけで次に自分が何かやろうとした時に表現の中に出てくる。
 
・異能の人は自己主張が強い。でもそういう選手が一番使いやすい。
 その個性が活きる環境を作って戦わせれば良いから。得意な事をやらせれば良い。その選手の全てを支配しようとしたら逆にダメになる。
 戦いに勝つためには各々の能力を出さなければいけない。その個性の強い選手が監督に逆らってくれても構わない。監督はその選手が仕事ができる環境を作るだけ。

・監督の命令は絶対。
 元中日の4番バッターのTウッズにバントさせたことがあるが、ウッズは「監督の命令には従う」と言った。

・それで選手が思い通りの働きをしてくれなかったときは、監督の教育が悪かったという事。
 
・落合氏の個性を伸ばしてくれたのは、ロッテにプロ入りした時の山内監督。
 監督に殴られるのを覚悟で「監督の言ってくれたことのとおり出来ませんから、好きなようにやらせてください」と申し出たら「わかった」と一言返事をしてくれた。
 でも5年後にふと思い返すと、当時山内監督が教えていた事を結局自分で実践していた自分に「えっ?」と感じたことがあった。
 結局当時の山内監督が、落合の素質を見抜き、個性を殺さない指導をしていたという事。

・監督が選手に強制しても「出来る出来ない」がある。
 「ここをこうしたらこの選手はもっとよくなるだろうな」と思いながらも、選手がそれを聞く耳を持っているかどうか。
 聞く耳持たない選手にいくら言っても無意味。でも選手が悩みに悩んで行き場がなくなって「助けてくれ」のサインが出た時にそれを見逃さないでアドバイスすることが重要。
 それを待っていないといけない。何かしら「助けてくれ」の意思表示は選手は必ずしてくる。

・極意は責任の取り方。
 様々な角度から検証していけば、勝利に結びつけるための何かしらの道は開ける。
 だから大将は責任の取り方を明確にしておくことが重要


感想
「オレ流」の落合氏の考え方をいろいろ聞くことが出来て面白かった。
部下の個性を活かす大将の考え方が大変参考になった。

次週の知恵泉は源義経の後編。義経の失敗について落合氏の考えを聞くことが出来るらしい。こちらも楽しみ。