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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

ロシアW杯 R16

2018年07月03日 07時12分50秒 | A代表
相手の方が一枚上手だったけれど、世界のトップクラスの国相手に少しの差しか感じない試合内容を披露した。
日替わりラッキーボーイとなった原口。そして何よりそれを引き出した柴崎の神スルーパス。
香川と乾のゴールデンコンビ。
前半しっかり我慢して少ないチャンスを見事に活かした日本の理想的な展開だった。
「3戦目は休んだし、相手は日本だし、いつでも点は取れるだろうし、出来れば早く大量点を取って次の試合に備えたい。」みたいなことをベルギーが考えてくれていた感じで日本にとってはかなり好都合だった。トーナメントでそのようなメンタルで試合に入ってきたら、まず良い試合は出来ないので必要以上にチームを引き締めなければいけないが、残念ながら日本にはそこまで相手プレッシャーを与えられる存在感は無かった。

日本は、選手個々の頑張りももちろん素晴らしいが、それ以上に各試合スカウティングが非常に良くできていると思う。相手の長所を組織で消す戦い方が良くできている。スカウティングが良くできているので、その消すべき相手の長所を良く抑えていて日本の組織的守備がハマりやすくなっていたのが今大会の日本の躍進を支えた一番の要因だったと思う。

8年前に比べて、3試合目にターンオーバーで選手を入れ替える余裕を見せることが出来た。ガチガチに守りを固めて勝ち点を拾う戦い方ではなく何度も攻撃の形を見せて戦うことが出来た。2大会に1回決勝トーナメント進出している実績は、世界の強豪とは言えなくても今後十分上を狙うポテンシャルを証明することは出来た。

試合後、西野監督が「何が足りないのか…」と悔しそうにコメントしていたが、逆にそれが明確に分からない(明確な差が無い)所まで来ているとも言える。