韓国時代劇最新ファイル2020 (COSMIC MOOK) | |
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なんと・・・騙されましたよ、私も。
パク・ムンスたち主力軍が待機していたのは、反乱軍が攻めようとしていた所でした!
ミン・ジンホンが、グムの蕩平策・・・党派に関係なく公平な登用策に賛同しました。
そして、グムと共に南人派にそれを約束したのです。
南人派は、それで信用しました。
その時、南人派から情報が入ったのです。官軍の内部に反乱軍の間者がいるかもしれないと。
すぐさまそれはイ・グァンジャに報告されました。
そして、パク・ムンスと共に、間者を欺く策を取ったのです。
進行する場所の偽情報を流し、反乱軍に知らせるのを待って、本来の進軍先に向かったのです。
慌てたのは、間者。自分が間違った情報を流したことで、自軍を不利にしてしまうからです。
結局、その態度で間者と見破られ、その場で捕らえられてしまいました。
間者からの情報を鵜呑みにした反乱軍は、待ち伏せしていた官軍によって、挟み撃ちにされ、逃走。
イ・インジャとミルプン君は、少人数で逃走しました。
ウィ・ビョンジュは、その場でタルムンに撃たれ、捕まりました。
官軍勝利の報告が都に届きました。
主力軍を倒したということで、皆、大喜び。
重臣たちは、グムのお陰だと頭を下げました。やっと心からグムを王と認めた感じです。
その他の地方での戦いにおいても、反乱軍は次々に破れ、残すところはチョ・ヒョンミョン率いる隊が攻めている城だけとなりました。
しかしここでは官軍が劣勢。
そこに、パク・ムンスたちの援軍が到着したことから、一気に形勢逆転。
城を奪還することが出来たのです。
やはり本隊破れるの報は反乱軍の士気を一気に萎えさせたわけです。
パク・ムンスたちも死に物狂いで戦いました。
怪我はありましたが、皆、生きて凱旋することが出来たのです。
凱旋する兵を迎える準備をしていたグム。
チャドンが何やらぐずぐずするんですよ。実は、ヨジを待っていたのです。
大妃もヨジをグムの元に遣わしていました。
今、グムが一番会いたいのはヨジ・・・そう、皆が察していたのです。
だから、鎧等を着せる準備をヨジに任せようとしたんですね。気を利かしたってわけ。
ヨジと一緒の時は、とっても幼く可愛くなるグムです。
グムは兵たちを迎えました。
無事に帰って来てくれて感謝する・・・と、グム。
壇上から降りて、兵たちの近くに歩みより、一人一人の顔を見ました。
兵たちの真ん中に立ち、話しました。
「この国の民と兵は聞け。そなたたちは命がけで朝廷と国を守り抜いた。誠に恐ろしくどれほど辛かっただろう。余はそなたたちが流した血と汗を決して忘れぬ。戦場に倒れた者たちの無念の死も忘れぬ。こたびの勝利は朝鮮の勝利となろう。余を信じよ。余は今後この国の万民と共に歩んで行く。そして真の朝鮮を築き上げる。」
その場の皆が歓声を上げました。
一方、反乱軍は気力がた落ち。兵力もがた落ち。
もう無理だと側近は言いましたが、イ・インジャはまだ諦められません。
何としても、地方の両班やその家族に協力してもらって、再度隊を立ち上げようと考えていました。
ミルプン君も、放心状態でした。
あとちょっとで成功したのに・・・と、呟いているところが、彼の現実を直視してない、出来ないところです。
これまで、何度となく、ミルプン君に喝を入れて鼓舞してきたユニョンですら、そのあまりにも世間を見る目の無さに愛想が付いたようで、砦から姿を消しましたよ。
グムは、反乱軍の首謀者や直接加わった者は捕らえるけど、知人や家族まで罪は問わないと言いました。
行き過ぎた尋問で罪人を死なせることや、反乱軍に手を貸した民を罰することも禁じました。
重臣たちは皆、驚きました。
そんなことはこれまで無かったからです。
見せしめに厳罰を下すべきでは?と、ミン・ジンホンも言いました。
厳罰が得策とは限らないと、グムは言いました。
そのグムの言葉が現実となりました。
反乱軍に協力した村では、びくびくしていたのですが、お咎め無しと聞いて大喜びしました。そして、まだ潜伏していた反乱軍の兵たちも、投降者が相次いだようです。
今回も王様に虚を疲れたようだな・・・と、笑いながらチョ・テグがミン・ジンホンに言いました。
相手の虚をつく政治的な妙手だとミン・ジンホン。
単なる政治的な策だと思うか?と、チョ・テグ。
「南人派を登用するのも、反乱の同調者を許すのも、頭からではなく、心から生まれた策であろう。それゆえ、“頭を使う者”は虚をつかれる。」
私のことか?とミン・ジンホン。
チョ・テグとミン・ジンホンが本当に楽しそうに笑いました。
ウィ・ビョンジュは尋問の場にいました。
イ・インジャとミルプン君の居場所を吐くよう要求されていましたが、そうやすやすとは白状しません。
命を助けてくれるなら・・・と、この期に及んでも言うビョンジュ。
パク・ムンスは冷たく言いました。
「かつてはお前を気の毒に思ったこともあった。しかし、お前は情けを受けるに値しない。己を省みるものや己の過ちを認める者のみにその資格がある。己が生き延びるために他人を売る者ではなく・・・。」
タルムンの前にユニョンが現れました。
まさか・・・と言う表情のタルムン。
ユニョンも覚悟を決めてやって来たようです。最期はタルムンの手で・・・と。
でもね、タルムンには出来ませんでした。
グムを呼び、ユニョンから聞いた砦の場所を伝えた後、ユニョンの命だけは助けてほしいと膝まずいたのです。
どんな悪女か、十分過ぎるほどに分かっているが、死ぬことだけは耐えられないと。
グムは、初めてタルムンとユニョンの関係を知りました。
そして、見逃したようです。
宮廷に戻ってヨジを見たとき、グムもタルムンの気持ちが察せられました。きっと、ユニョンはタルムンにとって自分にとってのヨジなんだと。
タルムンはユニョンにお金を渡し、供もつけて逃がしました。
でもね、ユニョン、タルムンの手で殺されるのを望んでいたのかもしれません。
生かすのなら、許してほしかったのでしょう。こんな風に、許されることなく、忘れ去られるのではなく。
援軍を待つイ・インジャたちの元に集まったのは、ほんの数人だけ。
軍とも言えない人数です。グムの方針がここでも効果を発揮していました。
そこでイ・インジャはとうとう姑息な手を考え出しました。
ミルプン君を生け贄にしようというものです。
援軍を集めるには、やはり王であるミルプン君の説得が必要だとか何とか言って役所に突きだそうとしたんです。
ユニョンが姿を消して不安に苛まれているミルプン君。その話を全面的に信じたわけじゃなさそうです。でも、自分を王と立ててくれる者に頼りにされると、断りきれなかったのです。
勇気を振り絞って、山を降り、約束の場所に向かいました。
イ・インジャたち残党は、ユニョンの告白によって砦を離れたところで一網打尽となりました。
最後は、側近すら彼を見放して投降してしまうという惨めなものでした。
そして、ミルプン君は、イ・インジャから指示された場所で協力者たちを待っていました。
ところが、待てど暮らせど現れません。
そんなミルプン君を、ユニョンが目撃。
彼女には、すぐに分かりました。イ・インジャに裏切られたと。
そうとも知らず、誰かを待ってるミルプン君を、ユニョンは見捨てることができませんでした。
つい声をかけてしまったのです。
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