島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首 8

2013-02-12 | 奈留島百人一首
  
 8. わが庵は 都のたつみ しかぞ住む
            世をうぢ山と 人はいふなり

                       喜撰法師(9世紀後半)
  喜撰法師は六歌仙の一人ですが、まったく何もわからない謎の人のようです。
 都の辰巳(タツミ)は東南方向で、宇治は京都の東南です。
私の出身中学は城巽(ジョウソン)中学と言うのですが、京都の二条城の東南にありました。
城の巽(タツミ)の方角なので城巽です。
 城東とか城南とかの名が付く学校は地方地方にたくさんあるようですが、さすが京都、少しひねって城の東南方向にある学校なので城巽、これが私のプチ自慢でもありました。
  
 8. わが院は 島の中央 患者来る
           名を奈留(なおる)病院と 人はいふなり

        わがい・は・の・を・と・人はいふなり  14字同じ
 元歌が替え歌に作り易い歌だったせいもありますが、なかなか上手に変換して綺麗にまとまった1首ですね。
しかも「奈留病院」を「治る病院」と読ましている所など、7字が11字まで字余りになっているのを感じさせないぐらいの素晴らしい出来だと、またまた自画自賛しています。
  
 奈留病院は昭和18年、奈留島村漁業協同組合立厚生病院として開設され、この正面玄関は平成4年3月に増改築されて今に到っていますが、いよいよ来年度には奈留病院ではなく、五島中央病院付属診療所奈留医療センター(仮称)と言う有床診療所になるようです。

    返事
大雪男さん:素直に褒められたと喜ぶべきか、けなされたと嘆くべきか・・・・。
    いずれにしても、上手に作ろうとした歌はダメだと言うことですね。
花水木さん:「格調高い」との言葉も、僕にとっては、あまり褒め言葉ではないと言うことでしょうね。
喜珍さん:「ドラ焼き」は関東かドラエモンの世界の話です。
    京都でもあれは「三笠」と言ってます。
    もう一つの例のあれは、当事者感が強く何か言いそうなので、行きませんでした。
コメント (2)
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奈留島百人一首 7

2013-02-07 | 奈留島百人一首
  
 7. 天の原 ふりさけみれば 春日なる
            みかさの山に 出でし月かも

                        安倍仲麿(698~770)
 大空はるかを見わたすと、美しい月が昇っている、この月はふるさと春日にある三笠山に出た月と同じ月なのだなあ。
と、遠い異国の地から故郷をしのんで歌う安倍仲麿は、19歳で遣唐使留学生として唐に渡り、一度帰国に失敗しそのまま唐の役人として一生を過しましたね。
 奈留島や福江島の三井楽から東シナ海を眺めると、「遣唐使船はよくこんな海に船出して行ったなあ」と思います。
  
 7. 浦の海 ふりさけみれば 前島なる
             飯盛山に 出でし月かも

       の・ふりさけみれば・なる・山に・出でし月かも  20字同じ
 浦湾の出口を、自然の防波堤のように前島が占めています。
そして浦湾の入口には、お椀に盛ったご飯の様に、飯盛山がそびえています。
 本土からの帰り、船上から前島や飯盛山が見えてくると、「奈留島に帰ってきた」と思えます。
そんな情景を浮かべてもらってこの歌を詠むと、20字も同じで流れるような綺麗な歌になりました。
  
 夏の夕方、フェリー乗場から見ると、満月が飯盛山に懸かっていました。
この山の頂上には烽火台跡があるそうですが、どこから登れるのか、もう道はないようです。
  
 ある時は三日月が薄暮の飯盛山に懸かっていました。
飯盛山は全国にたくさん有りますが、一番有名なのは会津の白虎隊が自刃した飯盛山、奈留の飯盛山もイイモリヤマと読むようですが、80歳台の浦向の患者さんに尋ねると、「イモッサン」と言っていて、「焚き木を取りによく登った」そうです。

   返事
和さん:2月1日は嵐でした!ほんまに1日違いでえらい違い。
    天気で島の印象も違うので、観光客はいい日に来てもらいたいですね。
喜珍さん:五島TVで、椿のDNA鑑定の話をしていましたね、飛び飛びに見ました。
花水木さん:後姿専門の人妻ですが、後姿でも体形が目立つので、後姿+黒影 にしてみました。
    これで資生堂TUBAKIのCMにいけますかね。
コメント (2)
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椿園

2013-02-04 | 五島列島
  
 金曜日は嵐で船の欠航もありましたが、この土日は一転、暖かく穏やかな日々でした。
2月3日(日)には、福江島でレンタカーを借りてお散歩。
コンカナ王国で昼食後、五島市の椿園に行きました。
暖かく、風もなく、まだ満開ではなかったですが、無料の椿園を散策。
 照葉樹林とはよく言ったものですね、椿は満開でも近づかないと花は目立ちませんが、つばきと言うとおり、写真でも白く、葉っぱは日の光で輝いていました。
遠くに黒島も見えます。
  
 福江島で発見された「玉之浦」、やぶ椿の変種のようで、花びらの縁が白く可憐で綺麗です。
その「玉之浦」もたくさん咲いていました。
  
 夜、五島テレビで五島市議選のなんとも間延びした開票速報を見ていて、奈留島からの候補者が二人とも花咲いたことを知りました。
 寝巻きの上からズボンをはいて、病院横の三叉路までわざわざ選挙事務所を見に行きましたが、いつもは暗い通りにも明かりが漏れて、賑やかな笑い声が漏れていました。
   二人とも おめでとうございます

    返事
花水木さん:我が家の二票は、二人で相談して(違反かな?)、
    入れることにしました。
大雪男さん:確かに五島市議会議員も、もう少し若い人に出てほしいですね。
コメント (2)
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五島市議会議員選挙

2013-02-01 | 奈留島
  
 昨年は市長選挙があって、五島市には新市長が誕生しています。
 新市長の方針か、奈留島で「市政懇談会」が先月行なわれました。
平日の夜、福江島から市長をはじめ市の役人の皆さんが25~30人ほど来られましたが、傍聴に来た奈留島島民は30~40人ほど。
やっぱり奈留病院は有床診療所にする方針が決まっているようです。
 今後も黄島や、住民数人の赤島までも含めて、色々な地区で「市政懇談会」は行なわれるようで、色々文句は言ってしまいましたが、忙しい中それだけでも五島市は感心ですね。
  
 そして今週からは五島市の市議会議員選挙が始まりました。
1月27日(日)から始まって1週間の選挙戦、2月3日(日)が投票日ですが、奈留島では市議選でもやはり投票日は前日の2日(土)です。
 27日には選挙ャXターもまばらにしか貼ってありませんでしたが、
  
 28日(月)には選挙掲示板に25人の立候補者全てのャXターが貼って有りました。
4年前は26人立候補して22名当選、奈留島からは3人出て2人だけ当選。
今年は奈留島は新人2人のみですので、二人とも当選を祈っています。
  
 病院医局の窓からは、奈留島の中心の三叉路が見下ろせます。
 ここに奈留島からの立候補者の選挙事務所が出来ていますが、まだやかましくもありません。
 私は政策は知りませんが、奈留島の二人とも当選が良いと単純に考えています。
島民の皆にとってはどちらに投票するか、どちらにも入れないか、小さい島のしがらみや人間関係が悩ましい問題のようです。

   返事
花水木さん:三島大社と鷺を調べたら、
    近くの門池公園には鷺がたくさんいるようですね。
喜珍さん:私の歌と違って、格調高すぎますよ。
大雪男:「スカラベ」知らなかったので、調べたら「ふんころがし」でしたか。
コメント (1)
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