島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首 7

2013-02-07 | 奈留島百人一首
  
 7. 天の原 ふりさけみれば 春日なる
            みかさの山に 出でし月かも

                        安倍仲麿(698~770)
 大空はるかを見わたすと、美しい月が昇っている、この月はふるさと春日にある三笠山に出た月と同じ月なのだなあ。
と、遠い異国の地から故郷をしのんで歌う安倍仲麿は、19歳で遣唐使留学生として唐に渡り、一度帰国に失敗しそのまま唐の役人として一生を過しましたね。
 奈留島や福江島の三井楽から東シナ海を眺めると、「遣唐使船はよくこんな海に船出して行ったなあ」と思います。
  
 7. 浦の海 ふりさけみれば 前島なる
             飯盛山に 出でし月かも

       の・ふりさけみれば・なる・山に・出でし月かも  20字同じ
 浦湾の出口を、自然の防波堤のように前島が占めています。
そして浦湾の入口には、お椀に盛ったご飯の様に、飯盛山がそびえています。
 本土からの帰り、船上から前島や飯盛山が見えてくると、「奈留島に帰ってきた」と思えます。
そんな情景を浮かべてもらってこの歌を詠むと、20字も同じで流れるような綺麗な歌になりました。
  
 夏の夕方、フェリー乗場から見ると、満月が飯盛山に懸かっていました。
この山の頂上には烽火台跡があるそうですが、どこから登れるのか、もう道はないようです。
  
 ある時は三日月が薄暮の飯盛山に懸かっていました。
飯盛山は全国にたくさん有りますが、一番有名なのは会津の白虎隊が自刃した飯盛山、奈留の飯盛山もイイモリヤマと読むようですが、80歳台の浦向の患者さんに尋ねると、「イモッサン」と言っていて、「焚き木を取りによく登った」そうです。

   返事
和さん:2月1日は嵐でした!ほんまに1日違いでえらい違い。
    天気で島の印象も違うので、観光客はいい日に来てもらいたいですね。
喜珍さん:五島TVで、椿のDNA鑑定の話をしていましたね、飛び飛びに見ました。
花水木さん:後姿専門の人妻ですが、後姿でも体形が目立つので、後姿+黒影 にしてみました。
    これで資生堂TUBAKIのCMにいけますかね。
コメント (2)
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