島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首57

2013-11-01 | 奈留島百人一首
 
 57. めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に
               雲隠れにし 夜半の月かな

                                 紫式部(970?~1014?)
 「幼友達と久しぶりに出会ったのに、その人かどうかはっきり確かめる間もなく、まるで真夜中の月が急に雲に隠れてしまったように、行ってしまいました。」
 この友達は残念ながらここでは女友達のようですので、日本でも一番有名なぐらいの女性紫式部さんは、56番の和泉式部さんや59番の赤染衛門さんのように情熱的ではなく、冷静な歌を作っているのですね。
子供も次の58番作者大弐三位を27歳で産んでいるので、その頃にしては遅めか。
  
 57. あらわれて 見しやそれとも わかぬ間に
              波隠れにし トンボロの浜

                     て・見しやそれとも・わかぬ間に・隠れにし  18字 同じ
 霊場巡りでも、この奈留島百人一首39番でも紹介している、奈留島の名所トンボロ(陸繋砂洲)。
前島と末津島を結ぶ、海流によって運ばれた石が積み重なって出来上がった砂州です。
 このように毎日2回、引き潮になると完全に二つの島は繋がります。
  
 そして毎日二回の満ち潮になると、この写真の如く波に隠れてしまうのですが、何百年も経つともう満潮でも隠れることのない砂洲になり、私の歌を誰も理解できなくなり、いずれは函館のようになるはずですが、それを私が見ることはないでしょう。
 
 近づいてみると、砂洲というよりジャリの道、まだ歩いて渡れそうです。
フランスのモンサンミッシェルの砂洲のように、渡れると思って足を取られ、この波間に多くの人が命を奪われたと言うような歴史は、ここ奈留島にはありません。

     返事
花水木さん:ご主人と同じで嬉しいですが、私も30代の頃に
    レオーネワゴンに乗っていましたよ、パートタイム4WDの懐かしい車です。
大雪男さん:私も車はそれほど好きではないですが、
    ミーハーなので、日本グランプリやFⅠ、ラリーも好きです。
    若くして死んでしまいましたが、レーサーの福沢幸雄?さんをご存知ですか?
    この人のデザインの緑のスーツを、恥ずかしながら何故か着ていました。ミーハーでしょ!
喜珍さん:スバル車は冬に強い4WDだったからだと思います。
    まあ、巨人・大鵬・卵焼きではなく、阪神・柏戸・椎茸の炊いたのと、一級品好みではない人生です。
     (これを主張するといつも、私は三流ですか!と、家内からクレームがつきますが)
     奈留島に来るまでは、選挙で私が投票した人は皆落選していましたが、ここでは当選するので、
      少しは多数派になってきているとは思いますので、次の車はTOYOTAかも?
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スバルインプレッサ | トップ | 奈留島百人一首58 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (福山市)
2013-11-01 21:58:55
トンボロの写真、潮の流れもバッチリ写って、いいですね。干潮時には、写真右から左へ流れ、満潮時には、反対方向へ潮は流れるのですか・・?
モンサンミッシェルへは、11年前に行きましたが、トンボロとは知らず、勉強になりました。
返信する
Unknown (花水木)
2013-11-01 23:07:35
この最初の写真は以前も載りましたね。
好きな景色です。

皆さんのコメントが興味深く、大雪男さん!
117クーペは、デザインがいかしてましたよね。

福沢幸雄さんは、事故で亡くなりましたが、当時売れっ子だった小川知子さんの恋人だったんですよね。
私もそんなミーハーな情報は知ってました。
すみません。
返信する
Unknown (大雪男)
2013-11-02 13:17:26
トンボロはイタリア語だったんですね。島を繋ぐ砂州の事と書いてました。その内見に行きます。
花水木さん、117クーペのデザインは今でも十分通用しますよね。

紫式部はさすがに上品な歌みたいですが、実は昔契った男が急死したのかもですよ。

緑のスーツとは大胆不敵ですなあ。福沢の相手は一瞬小川ローザかと思いましたよ。彼が亡くなった後ブレイクしてますね。可愛かったです。

返信する
Unknown (喜珍)
2013-11-02 16:09:10
目が開(あ)いて 見しが母とぞ 思いける 実(げ)に恐ろしき 刷り込みなるかな

今回の話題には、残念ながらついて行けません。
日本人レーサーと言えば、鈴木亜久里あたりからしか知らない世代です。
物心ついた頃には、小川知子さんはおばさんでした。
返信する

コメントを投稿

奈留島百人一首」カテゴリの最新記事