「京の古道を歩く」増田潔著の地図を、また無断掲載しています。
ここで再び地図中央下の深泥池五叉路の分岐点に戻ります。
前回通った40号線の(切通道)ではなく、今回はたぶんもっと古い(東街道)と書かれた、深泥池に沿って北上する鞍馬街道を進みます。
出発してすぐ、1万年前の最後の氷河期からあると言う深泥池の緑の水面が見えてきました。
右にある石柱には、天然記念物深泥池水生植物群集とあるように、ジュンサイで有名ですが、今はもうジュンサイ採ったら犯罪者だと思います。
深泥池を右に見ながら鞍馬街道を進むのですが、すぐ近くのボートに乗れる宝ヶ池に比べて小さい池と思ってましたが、この一見陸地に見える浮島の部分や、泥のような部分を含めて、深泥池は宝ヶ池と同じくらいの大きさがあることを知りました。
鞍馬街道は檜峠(ヒノキトウゲ)に向かって上っていますので、写真でちらっと見える、深泥池畔にある京都博愛会病院(伯母や友人の見舞いによく行きました)は足下になってきました。
この辺は京都の心霊スポットとして、濡れた髪の女性を乗せたタクシーの話が有名なので、あまり長居はしたくない場所です。
この坂の頂上が檜峠です。
峠近くの石垣の間に、お地蔵さんが祀られていますが、ここを越えると岩倉幡枝です。
続きます