島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

高雄神護寺

2021-05-26 | 京都
 
 先週日曜日は梅雨の晴れ間、朝一番から待ち切れずに高雄神護寺へ。
神護寺と言えば、この我々の教科書でおなじみの国宝源頼朝像で有名ですが、この肖像画は頼朝ではない可能性が高いので、現在は教科書から削除されてるようです。
 高校3年の時、京都国立博物館でこの肖像画を見て、教科書と同じだと日本史に親近感をおぼえたんですがね。
 
 朝一番と言うこともあってか、新緑の候の日曜日なのに、神護寺近くの駐車場も空いていて、清滝川にかかる高雄橋近くに車は駐車できましたが、ここから石段を上がって工事中の楼門までは、ちょっとしんどかったです。
 
 
 境内にあるこの石段の上に金堂があります。
この石段は映画やTVの撮影によく使われているので、皆さんにもなんとなく見覚えがある石段だと思います。
この石段を、和服の美人が夏の暑い日に日傘をさして上がって行くとか、刺客が上から少しずつ顔を出すとか・・・、などです。
 この石段にも、手すりを付ける案があるそうですが、反対もあるようで、まあここには付けない方が良いでしょうね。
 
 神護寺は、平安京造営の責任者であり、道鏡が天皇になるのを阻止した和気清麻呂(ワケノキヨマロ)が、国家安泰を祈願するために創建したことを初めて知りました。
 境内から山道を頑張って登ると、和気清麻呂公の墓がありましたが、いかにも奈良時代後期から平安初期の墓らしく、以前訪問した小野妹子や小野毛人(オノノエミシ)の墓を思い出しました。
 
 神護寺には和気一族に招かれて、伝教大師最澄や弘法大師空海が入山され、平安仏教の中心的な役割を果たし、弘法大師はここを住まいとしていた時も有るので、重要文化財の大師堂もあって、神護寺は真言宗のお寺です。
 
 昭和になってから建ったこの多宝塔の横から、頑張って山道を登りました。
熊が出そうなので、スマホで中島みゆきの曲を音量一杯で流しながら、6曲分流したところで、ふらふらになりながら到着。
新型コロナで、通勤も車にしているので、足は弱ってました。
 
 山頂近くには、神護寺中興の祖と言われる、武士上がりの文覚上人の墓があります。
家内を境内において、ふらふらになりながらもここまで登った本当の理由は、この横に宮内庁治定の墓があるからですし、そもそも神護寺に行ったのもこのためです。
 天皇陵巡りも、命がけですよ!
 
 帰り道の参道で一軒だけ開いていた硯石亭で、高雄名物道明寺製「もみじ餅」を食べ、冷やし飴を飲んで、新緑の中をゆっくり降りて帰りました。

        返事
Toitenlabeeさん:私は干し葡萄が大好きです。
    最近の朝食は、コーンフレークに干し葡萄を足して食べてます。
大雪男さん:私が勝つと思ったチームは負けます。
    欧州や南半球のラグビー試合をWOWOWで観るようになって、
    撮り方が上手いので、試合もトップリーグより上手そうに見えますね。
     阪神交流戦は最下位で、
    セリーグではなんとか1位確保、の悪い夢(結果)を見そうです。

コメント (2)
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