交通安全挨拶運動を終え、西都原を一周し形稽古をして
市役所に行きました
今日は委員会です、提案された議案に対し委員会で質疑し議論しました
週明け討論採決を行い、閉会日に委員長報告をして採決になります
夜は稽古
いつものように基本をたっぷり、そして組手、最後は形稽古で終了です
議会中はなかなか稽古に行けなかったけど、関谷指導員が一所懸命稽古をつけてくれて
子供たちは上達が著しいです
一般質問の報告です、今日は街中活性化のうち①活性化と文化についてです
先日の壇上でのやりとりに続いて、読んでください
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よろしくお願いします。・・次はまちなか活性化と文化について伺います、市長答弁で「まちなか活性化と文化」は関連制があるものと認識されているといわれ、芸術文化に携わるものとしてうれしく、そして頼もしく思いました。ありがとうございます。
答弁の中で言われました「街中がサードプレイス」となりという言葉、まさに私も同感です。
サードプレイスとは自宅や職場でもない、居心地の良い第三の場所の事です。
サードプレイスについて調べたのですが、これはアメリカの社会学者レイ、オルデンバーク氏が書かれた「The Great Good Place 」という本の中で提案された言葉です。
このサードプレイスはまちなか活性化をするうえで、大変良い考え方だと思います。当局として「サードプレイス」をどう解釈しているのか伺います
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・議員がおっしゃる通り社会学者レイ・オルデンバーク氏が提唱されたものである
・まちづくり協議会の中でまちづくりの目標の一つとして「各世代のサードプレイスとなるようなまちづくり」を掲げた
・「ファーストプレイス」は最も生活基盤に近く、生きていくために必要な生活空間である「家庭」
・「セカンドプレイス」は社会的な生活を営む場所であり、人とt関わりながら一日の大半を過ごす「職場」もしくは「学校」
・「サードプレイス」は義務や必要性に縛られるのでなく、自ら進んで向かう場所であり、自分らしさを体現できる第三の場所
・各世代のサードプレイスとなるようなまちづくりを目指すことで、共通の関心を持つグループが形成され、市民活動が活発となり、社会全体としても文化や心の豊かさが育まれる街中を目指したい
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この二年間、コロナ禍によって社会人は自宅と職場、また学生子供たちは自宅と学校という2拠点型の生活になってしまいました、そしてその為に心にひずみができ、問題となっているようです。
心のひずみを防ぐため、私はこのサードプレイスが必要だと思っています。
ただ、何となく居心地の良い場所というとらえ方は単純すぎます。
サードプレイスにはもっとしっかりした定義みたいなもの、8つの特徴が挙げられています、その8つの特徴を伺います
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・特定の個人や団体等に属していない「中立な場所」
・個人の経済的社会的地位に意味を持たせない「平等な場所」
・「会話が重視される場所」
・集まる陽とのニーズにこたえる「親しみやすい場所」
・場所らしさが形成される「常連や会員が存在する場所」
・いかなる個人、あらゆる階層の人を受け入れる「控えめな場所」
・緊張や憎悪が生まれない「陽気な雰囲気のある場所」
・その場所に集う人たちにとって同じ感情を共有できる「第二の家のような場所」
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この8つの特徴を私は何度も確認しました、そこで私なりに確信が持てたものがあります。それは「夢たまご」という存在がこのサードプレイスにピタッと符号しているという事です。つまり
一つ:中立な場所は、個人が自由に出入りでき、誰も接待役を引き受けずに済み、全員がくつろいでいられる場所
二つ:平等な場所、誰にでも門戸を開き、社会的身分とは無縁な資質を重視し、他者の受け入れに制約を加えない場所
三つ:会話を重視し、楽しむ場所。夢たまごではいつも芸術論に花が咲いています
四つ:近場にあってすぐに行ける場所、開館時間内であれば、どんな時間帯でも利用できます
五つ:しかるべき人、つまり常連がそこにいて活気づけられる場所
六つ:控えめで、地味で飾り気がなく、日常に溶け込んだ場所 夢たまごはフランクで入りやすいです
七つ:日常の規範から逃れる感覚、遊び心があり、趣味の発表の場所、夢たまごは陽気な場所になっています
八つ:第二の家のような場所、ぬくもりと友情のある人づきあいができ、その場を作っている集団の一員であると自覚できる場所
このサードプレイスの8つの特徴を満たすのは実はなかなか難しいと、研究者も言っています。そんな難しい条件ですが私は割合の違いこそ多少あれ、夢たまごは理想に近いのではないかと思いますが、市長如何でしょう
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・まちなかギャラリー夢たまごは本市において街中でのギャラリーを楽しめる機能を有し、かつ賑わい創出のための重要な施設なっている
・妻駅西地区商店街振興組合の皆さんが、これまで利用しやすい環境づくりに創意工夫を重ねられ、議員がおっしゃるようなサードプレイスの8つの特徴を満たすような施設として整備されてきたことについて、非常にありがたいと考えている
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有難うございます、この施設を運営している妻駅西地区商店街振興組合とまちなか活性化に向かうためにも、十数年活動し、それなりの実績と歴史ができたこの施設の意義、重要性を両者で再認識し、さらにまちなか活性化に夢たまごが寄与できるように、取り組んでいただきたいと思います。
補足なのですが、一昨日夢たまご利用者間で会議がありました。なぜ会議を行ったのか。それは夢たまごの運営が赤字に陥り、組合としては何とか改善策を出さなければ、夢たまごの運営の仕方も考え直さなければいけない、そこで利用者の皆さんの意見を聞きたいという趣旨でした。
赤字の原因はコロナ禍による事業収入減、コーヒー、書籍販売減、そして何より大きかったのは、西都市からの補助金の削減でした。
人件費を減らすために,開館日数を減少させる案、物販業で利用する案、など運営者側からいろいろ案が出ました。
利用者側からは市にお願いするだけでなく、自分たちも夢たまごを維持するために努力しましょうと、自らの作品を売却するバザー、チャリティを行い全額夢たまごに寄付するとか、利用料のアップはいたしかたない、無くなったら大変だという意見をもとに努力案が多く出ました。
また年間来場者数ですがコロナ前は約一万人ほどで、それらの人が街中を回遊することは商店街にとって大切だという意見もでました。宮崎市から出展した方は来客の4割は西都市外の方で作品を観覧したついでに、西都で買い物したり飲食や観光したりと、コロナ後の交流人口増の為にも、西都をアピールするためにも、欠かせない施設であるという意見も出ました。
週替わりで展示が変わるのは施設のマンネリ化を防いで継続性があるという意見など多く出ました、それらの意見を踏まえて市長の見解を伺います
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・まちなかギャラリー夢たまごは美術館のない本市にとって、文化活動に取り組まれている団体や個人の創作活動の発表の場として、また市民がそれらの作品を鑑賞する場として重要な場所であると認識している
・市民がそれらの作品を鑑賞する場として、重要な施設であると認識している
・出展者と来場者の作品制作等に関する意見交換の場、カフェ機能を有した談笑の場や買い物帰り前の休憩場にも活用されている
・市民の憩いの場であるとともに、市外の多くの方々も来場されるなど街中活性化に寄与している重要な施設である
・文化活動に取り組まれている、この夢たまごの関係者の皆様が、施設の維持継続と発展のために様々な意見を出し合っておられることに関し、非常にありがたいと思っている
・市としても、これらの意見をお聞きしながら必要な支援を行っていきたいと考えている
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市長有難うございました、もう一つ意見が出ました。高校生や中学生の文化部が利用しました。展示等の内容も良かったし、何より出展した子供たちがとてもうれしそうでした、なかなか安価で市民の皆様に発表できる場所は無いと、先生方も評価していました。何より教育と文化は費用対効果では測れない未来への投資という面があるという意見もありました。
私もそう思うのですが、文化施設としての夢たまごについて教育長はいかが考えられているか見解を伺います
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・子供たちが文化に触れる事や学習したことを発表することは、子供たちの心を豊かにするとともに、喜びや達成感、自己肯定感などを得ることができ、これからの社会を生きていく上でとても大切なことである
・夢たまごは大人だけでなく、子供たちにとっても、様々な文化に触れることができる施設である
・一定期間の発表が可能であり、多くの方に来館いただける場であるので、子供たちの絵画や習字等の学習発表の場としても利用している
・このように学校教育や社会教育の立場からも非常に有益な施設であると考えている
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ありがとうございます、皆で守っていき、まちなか活性化活かせる施設になれるように期待しています。
さて「食」の文化にも触れられました、少しずつまちなかに新しい飲食店ができ、我々市民も楽しいし、うれしく思います。またコロナ禍後の観光客流入による交流人口増にも良い傾向です。交流人口増が賑わいになり、それが活性化を促し、さらなる魅力向上になると思います、是非これまで以上に新規飲食業事業者増への取り組みをお願いいたします。
ただ、新たな飲食店が増えていくのと同時に、事業承継をしなかったり、いろいろな理由によって廃業される飲食店もあります。
そこには西都の味ともいえる料理がありました、それが失われていくこと、つまり西都の食の文化が一つ一つ消える事は残念でなりません。そのことについてのお考えがあればお伺いします
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・街中での飲食店の操業が増えているところであるが、反面議員のおっしゃる通り、廃業される飲食店もあり、西都の味ともいえる料理が失われていることも事実である
・これら西都市の食文化ともいえる料理が引き継がれていくよう、関係団体と協議研究をしていきたいと考える
・事業承継の問題に関しても、少子高齢化や人口減少を迎える中、本市における喫緊の課題でもあるので、引き続き県の事業承継、引継ぎ支援センターや商工会議所等との専門機関と連携を図りながら取り組んでいきたい
以上が街中活性化の中の活性化と文化編でした