西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

一般質問(教員の働き方改革について)、議会、写真展他

2019-07-04 22:43:47 | 日記

すごい豪雨でした

議会は昨日閉会したのですが、被害はなかったか市役所に確認しました

今日の午前中の時点で、大きな被害は報告に上がっていないという事で少しほっとしました(のちに報告があるかもしれませんが・・・現時点で)

さて6月議会は昨日閉会しました

議案すべてが可決しました、議案のうちいくつか反対討論があり

それによって多数決による判断となりましたが、賛成多数でした

次は9月議会ですが、それまでも所管する案件での活動はあります、また現時点での最大の関心事である(市民もそうだとおもう)、西都児湯医療センターの新築問題については、しっかりと目を光らせていこうと思っています

今日は晴れ間の覗く一日でした、実は議会活動で勉強会、交流会と予定があったのですが

昨日の避難勧告等が出た時点で、それどころではないという判断で取りやめになりました

で今日、被害状況を確認した後、フリーの時間ができたので、たまっていたいくつかの用事を済ませることができました、そして写真展をやっている夢たまごにも行けました

さて一般質問の報告はあと二つです、新病院問題は最後にして、今日は教員の働き方改革についての質問です

それでは

壇上からの質問

最後は学校、教職員の働き方改革についてです、国は先生方の過剰労働が教育の重要な目的である子供の健やかな成長を促すことをスポイルし、障壁となっているのではないかということで、改革を行おうとしているようです

そこで西都市としてはどのように教員の働き方改革を考え、取り組んでおられるのか、また取組むおつもりか伺います

以上で壇上からの質問とさせて頂きます

 壇上からの答弁

2(2)教員の働き方改革について

・教員の働き方については全国的な問題となっている

・昨年県が実施した教職員勤務実態調査によると、国が勤務時間の上限の目安として示した時間外勤務月当たり45時間を超えている教諭は小学校・特別支援学校で約3割、中学校高等学校で約6割に上る

・過労死ラインといわれる月80時間を超える教職員のうち特に教頭では小学校で約半数、中学では三分の二であった、看過できない状態

・学校教育の質の向上子供たちの健全育成のために教員自ら専門性を高める研修や児童、生徒と向き合う時間を確保するよう、勤務環境を整えることは大変重要である

・教員の働き方改革は重要課題の一つである

・学校家庭地域がそれぞれ担うべき役割について共通理解を図りながら「教員の働き方」を進めていきたい

2(2)1

教職員の働き方改革の件です、答弁の要点を述べると国の上限目安45時間を超えるのが小学校、特別支援で3割、中学校高等学校では6割、そして過労死ラインの80時間を超えるのが教職員の内教頭については小学校で半数、中学校は3分の2にのぼるということ、全く驚きです。

特に中学高校が小学校の約倍ですが、この理由はどこにあると思われますか?

2(2)1A

・高等学校の状況は市教委では把握できないが、中学校においては生徒指導の時間に加え長時間の部活動業務が大きな原因であろうととらえている

2(2)2

部活動は業務時間にはいるのでしょうか?

2(2)2A

・ 働き方改革にかかる中教審からの答申では、部活動について「部活動の設置・運営は法令上の義務ではなく、学校の判断により実施しない事もあり得る。実施する場合には学校の業務として行うことになる」とまとめている

・ つまり部活動に従事する時間は業務時間に入る

2(2)3

教育長の答弁での教育の質の向上、健全育成のため専門性を高める研究、そして生徒と向き合う時間を確保出来るようにしたいと述べられました

生徒と向き合う時間の確保は本当に大事だとおもいます、それを確保する手だてのお考えはあるのでしょうか?

2(2)3A

・ 生徒と向き合う時間や教員が研修や自己研鑽する時間を確保するためには、学校において教職員が担っている業務を削減軽減化する必要があると考える

・ 今まで行ってきた業務を削減するのは、教職員側にも大きな抵抗感があるが、業務の見直しを図り、目的やその効果に応じて削減できる業務は削減していかねば現状は変わっていかないと考える

・ 業務の削減軽減化について考えるときに、教職員が担ってきた業務を教職員以外が担うことが可能な業務について役割分担していく考え方がある

・ 注進今日の答申にも「基本的には学校以外が担うべき業務」「学校の業務だが必ずしも教員が担う必要のない業務」「教師の業務だが負担軽減が可能な業務」が例示され、今後の持続可能な学校指導・運営体制の構築のためには検討・役割分担を推進すべきとされている

・ もちろんこれらの見直しには地域や保護者との連携が必要であり、理解を得ながら推進すべきことだと考えている

2(2)4

私も教員がしなければいけない業務、しなくて良い業務を区分けすることが大切だと感じます、これが改革の第一歩であると思うし、そこを学校、家庭、地域の三者が共通理解してもらう意味合いがあると思います、そこで伺います、しなければいけない業務とは何か?また本来しなくて良い業務はどういうものがあるとお考えでしょうか

2(2)4A

・ 中教審の例示によれば「基本的には学校以外が担うべき業務」として、「登下校に関する対応」、「放課後から夜間などにおける見回り、児童生徒が補導された時の対応」「学校徴収金の徴収管理」「地域ボランティアとの連絡調整」があげられている

「学校の業務だが必ずしも教師が担う必要のない業務」として「調査統計等への回答等」「児童生徒の休み時間における対応」「校内清掃」「部活動」が例示されている

中教審の答申がすべて本市の実情にそくしているとは思わない、しかし「学校の業務」や「教師が担うべき業務」についてどうあるべきか地域の方や保護者の方にも関心を持っていただくことが重要であり、そのうえでどうあるべきか意見を交換しながら、児童生徒の健全育成ために役割を分担していく仕組みを構築していく必要があると考える

2(2)5

しなくても良い業務・・ と言うと直接的言葉ですが、今までやってもらったことを差し戻されると、戻された側つまり家庭や地域ですが抵抗感があると思います、そこで大切なのはPTA役員との信頼関係だと思いますが如何でしょうか

2(2)5A

・ 学校における働き方改革は、保護者や地域の方の理解がなければ推進されないと考える

・ そのためには議員ご指摘の通りPTA役員をはじめとする保護者の都信頼関係が大切だと考える

2(2)6

西都市のPTAは良き伝統があります、私が初めて会長になったときあるPTA先輩からこういわれました「西都のPTAは学校に対する圧力団体ではない、先生方がもてる力すべてを子供たちに発揮できる環境をつくること、それが役員の役目だ」というものです。

西都のPTAの歴史を振り返ってみるとよくわかります、先ほど教育長が言われた「生徒と向き合う時間」をつくること、この一番大切なことを実現するためにPTAとの信頼関係が大切だと思います、そして先生方の働き方改革が西都においてうまくいくためには、PTAとの連携が必要だと考えます、教育長のご見解を伺います

2(2)6A

・ 私は本市の教職員に対し常々、保護者とは敵対するのではなく、信頼関係を築き、学校を応援していただくよう、誠実に向き合うことが重要であると話しています

・ 学校がその機能を充実させ、児童生徒を育むためにPTAと連携していくことはとても大切だと考えている

私がこの質問をした意図は、教育は何のためにあるのか、そのためにはどういった教育環境を作るべきか・・を皆(学校保護者地域)で考えていく必要があると思い質問としました。教育長には真摯に答えていただきました、感謝です。

家庭がやることは家庭で、地域が手伝えることは地域も協力して、そして教員は培った力を子供たちのためにすべて注げるような西都の教育環境を作っていきたいですね

 

 

 


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