西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

今から日南です、都市問題会議報告9

2013-11-02 13:48:27 | 日記

今日は日南が本拠地の敬武館の記念祝賀会に参加してきます。

そして明日は南日本空手道大会です、今週末も空手三昧です。ただ残念なのは西都古墳まつりに参加できないことです。

後ろ髪が引かれます(またまた抜けた・・・)

今日は都市問題会議報告の9です、あと少しです・・(ふ~っ)


  健康長寿を実現する住まいとコミュニィテーの創造
                                  慶応義塾大学理工学部教授 伊香賀  俊治
 ( 発表と資料)
*慶応の創始者は福沢諭吉ですが、昨晩大分市のお店に福沢翁をお預けになったでしょうか?大分は福沢諭吉の出身地
*この伊香賀教授の話(住環境と健康)は建築業を仕事とする私にとって興味深いものであった、それでは

*日本は少子高齢化、人口減少により医療・介護財政が逼迫している
*その額は2010年 医療費が37兆円・介護費が8兆円である
*2025年には医療費は約2倍の68兆円、介護費は約3倍の24兆円と予測されている
*治療重点の医療から「疾病予防・健康増進」を重視する保健医療体系への転換が求められる
*住民の意識改革と行動変容による健康つくり(一次予防)には限界がある
*社会レベルでの疾病予防が求められる(ゼロ次予防)
*それは「住まい」と「コミュニィテー」の重要性である

*社会実験を行っている、場所は高知県梼原町(人口3800人、高齢化率40%)
*選んだ理由  ①住環境改善によるゼロ次予防推進の基盤つくりに着手している ②35年目を迎える「健康文化の里づくり推進制度」 ③日本の2050年の姿といえる(高齢化率等)④2001年度以来町との共同での先行調査を行っている
*集落によっては高齢化率70%
*目的は個人レベルの一次予防に加え、住まいとコミュネィテーの改善による比較
*また3つの目的がある ①ゼロ次予防推進に貢献する論拠の獲得 ②持続可能な生涯学習の場の確率 ③負担の少ない健康長寿支援システム を達成すること

*住環境が健康にどう影響を及ぼすかを知る方法
*冬場の寒さによる影響、たとえば血圧に影響する要因について(起床時血圧)
*室温が一度下がると0.43mhd血圧が上がる、これは40才未満はほとんど影響ないが高齢者には顕著。高齢者の方ほど家の寒さに注意しなければいけない
*断熱の有る住居と、無い住居。有るところで調査したら断熱無し9度、有り14度であった。起床時血圧160以上の60才台方が断熱のある部屋だと150ほどになった
*居間と他の部屋の温度差の問題。温度差が少ない部屋と多い部屋では歩数が異なっている。温度差が少ない家の方が日頃の活動量が増えている。
*追跡調査 過去に温熱調査を測定した世帯に対し 健康状態、住環境、生活習慣等の追跡調査を実施し疫学的手法で健康状態の差を検証
*地域都市間比較を行い、健康長寿を与える住環境の普及をはかる知見を得る
*住環境のデータ 暴露環境(湿温度、co2濃度、照度、室温騒音レベル) 生活習慣に関わる項目(活動量、姿勢) 健康状態(血圧、心拍数、睡眠効率等)これらにより実態把握
*町営モデル住宅(脱衣場室温と居室室温の差を少なくした家)と自分の家で心拍数、血圧の差を測定(自宅の方が40%心拍数増)

*生き甲斐を作った場合はどうか、検証した。内容は雇用創造事業への参加状態、地域活動の参加状態、仕事の有無
*これらの調査結果と健診データーを照合
*生涯学習によって一次予防とゼロ次予防が持続的に取り組まれるような仕組み作り
*最後を支える往診外来のあり方、生き甲斐を持って最後を迎えることの出来るコミュニィテーのあり方を検討する
*梼原町は全戸に設置したICTと地域ネットワークの連動による「住環境見守りシステム」の実証を行っている
*それは健康リスクの事前周知、回避を促進するもの
*高齢者は温熱環境の変化に気づきにくいから、たとえば室温が低くなりすぎていたり(モニターによりわかる)、問題があると判断した場合は、住環境改善のアドバイスや健康推進員による応急処置等を行う
*そうやって、熱中症、心疾患、脳卒中、呼吸器疾患、それらに伴う孤独死を防ぐ
*これらの検証によって得た成果を公開していき、今後の可能性に向けた検討を行う

 

それでは愛しのインプちゃん(インプレッサ1.5AWマニュアルシフト)で行ってきます、安全運転、安全運転・・っと

コメント
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