ぶらぶら人生

心の呟き

<筍>に関わる話

2016-04-04 | 身辺雑記
 今日、お隣から旬の筍をいただいた。
 あく抜きしてくださっているので、すぐ料理できる。
 今晩は、筍飯を炊こうと思う。
 美味しいご飯ができるかどうか?

 長く生きて、ずいぶん美味しいものをいただいてきた。
 記憶に残る料理は、五感を満足させてくれる。
 とりわけ、味覚の記憶は、いつまでも残る。
 旅で食した筍飯の美味しさを、記憶している。
 
 料理下手な私のつくるご飯は、その美味しさには遠く及ばないだろう。
 が、心を込めて、筍飯を炊いてみよう。


 テレビの「ひるおび」に出演の、森天気予報士の話は、いつも面白い。
 気象の名キャスターと言えば、かなり昔の倉島厚さんを思い出す。
 タイプは違うけれど、森さんも名キャスターである。
 
 今日は、森さんから、<筍梅雨>の話を聞いた。
 季節を先取りした<筍梅雨>が近くやってきて、思いのほか雨量が多くなる可能性があると語られた。
 満開の桜は、その風雨で傷むのかもしれない。
 耳新しい言葉として、記憶した。

 森さんの場合は、<筍梅雨>だけに終わらず、その前後の雨についての説明も、なさるのだ。
 <菜種梅雨><筍梅雨><卯の花くたし>(「くたし」は「腐る」の意味)<走り梅雨>
 そして、本格的な梅雨に入る、と。
 森さんの話には、どこかユーモアがあり、心が和む。
 お人柄なのであろう。

 <筍梅雨>について、広辞苑や歳時記を調べた。
 <筍梅雨>は、歳時記によると、<筍流し>ともいうのだと、新たな知識を得た。
 <茅花(つばな)流し>という季語もあり、<流し>は、雨を伴うことの多い南風あるいは南東の風をさすようだ。

 ささやかなことでも、「知る」ことは楽しい。
 ちょっと賢くなったようなうれしさ! 



             筍とは関係ないが、今日のジューンベリー
               (雨上がりの庭に出て、ジュンベリーの花見をする。) 


      

      
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昨日の庭

2016-04-04 | 小庭の四季
 日ごとに、庭の装いが変わってゆく。
 昨日撮った植物の一部。

  
         ツツジの開花近し                以前、ヨウちゃんにいただいた花(名前?)

  
                         2種類のユキノシタ

  
                         芍薬の新葉と、その立ち姿 

  
            山椒の新葉                   ホトトギスの葉



                      裏庭から見える遠い桜

  
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風景は変ずるもの(3月29日)

2016-04-04 | 身辺雑記
       3月29日に撮影した春の風情

 その1 後河原の桜

      イメージが全く変わっていた。
      一ノ坂川が、露わである。
      空間が広く、なんだかもの足りない。
      花はまだ3分咲き程度である。
      が、もの足りなさは、そのせいばかりではない。

      木々の多くは、幹も細く、川面に広がる大枝の姿がない。
      古木は、枯れてしまったのだろうか。
      若木が、かなり多い。
      今は、世代交代の時期ということなのかもしれない。

      後河原の桜並木を、初めて歩いたのは1952年のことである。
      その当時、すでにりっぱな並木であった。
      以来、春が訪れるごとに、後河原の桜並木を眺めてきた。

      しかし、ここ幾年か、後河原に足を運ぶことがなかった。
      その間に、すっかり寂しい並木になっていたのだ。
      若木は、つつましく枝を広げている。
      (満開になれば、賑わいが少しは増してくるだろうけれど。)

      桜だけではなく、古い家屋も少なくなり、更地が増えたり、小公園になったりしている。
      そんな風景の中に佇み、懐古の思いを深くする。
      時の流れを感じる私もまた、老いの身である。


       

       

       

       

       

       

       

 その2 後河原周辺

      河原沿いには、柳も多い。
      今、若葉が美しい。
      柳の向こうに、お菓子屋<寳來>のロゴが見える。
      (入口は、別の小路にある。)
      しばしば、お菓子を買いに出かけたものである。        

       
         
      辛夷の彼方に、ザビエルの塔が見える。

         

      辛夷の近くに咲いていた黄色い花。木の名前は知らない。

       

 その3 友人宅の花

      2種類の、気品ただよう椿。(上)
          山茱萸と赤い新芽。(下)

  

         
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