ぶらぶら人生

心の呟き

『旅と自然と人生』

2020-07-31 | 身辺雑記

 梅雨が上がり、昨日に続いて猛暑!

 冬には平気で耐えうる体質なのに、夏は苦手である。その上、冷房が苦手。居間の二方の戸を開けて、クーラーを使っている。

 これから秋風が立つまでは、辛抱の日々。 

 今日で、7月が終わる。(3か月予報では、10月まで暑さが続くという。しかし、9月のお彼岸が過ぎれば、少しは涼しくなるだろう、と期待している。)

 

 先日来、書棚に並んでいる森本哲郎の文庫本を再読している。

 その中の一冊『旅と自然と人生』を、今日は読んだ。

 この本は、講演記録をもとに(若干の加筆がなされて)、文章化されたものである。世界を旅した体験に基づき、いかに地域や国によって生き方・考え方に違いあるかを、体験記として記されている。講演記録であるから、当然話し言葉で書かれている。

 昭和50年代に読んだ本のはずだが(当時、森本哲郎の著作は、私の愛読書であった)、いま読み直してみても新鮮であった。再び、世界の人々の異なる生き方・ものの見方について考える機会を与えてもらった気分である。良書の証である!

 

  


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨明けて・入道雲とノボタンの花

2020-07-30 | 身辺雑記

 中国地方は梅雨が明けた。

 さっそく、もくもくと雲の峰。入道雲のお出ましである。 

  右側の雲、猛獣が獲物を飲み込もうとしている図にも見える。


 


 ノボタンの初咲き。

 斑入りのアオキの中から、突如顔をのぞかせて。

 下枝が、隣接するアオキの方に伸びて、私の知らぬところで蕾を育んでいたらしい。

 予測一号の花の位置は違ったが、これからは日々、濃紫紺の花を数える楽しみが加わった。

 

 


 梅雨明けと同時に、本格的な熱暑がやってきた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エキザカムの鉢

2020-07-29 | 身辺雑記
 今日は母の命日である。
 昨日街へ出て、妹に会ったとき、お供えにとお菓子をもらった。
 供花は、花屋に寄って求めてきた。

 その折、花が可愛らしいので、私の愉しみに、鉢花を求めた。初めて目にしたエキザカムである。

 カタカナ名を覚えるのは不得手なので、名札をつけてもらった。

 帰宅後、エキザカムについて調べると、和名はベニヒメリンドウと紹介してあった。カタカナで書かれていても、和名の方は、紅姫竜胆と漢字を当て、容易にその花の雰囲気を思い描くことができる。
 紫色や紅色の花が主流らしく、白花は少ないのかもしれない。

 水やりを上手にして、次々咲き続ける花を楽しみたい。

 
 命日に限らず、母や父、亡き兄のことは、しばしば思い出す。

 仏壇に近いテーブルの上に鉢を置いて、「これ、エキザカムですよ」と話しかける。
 母の視線が花に注がれた。

 
  エキザカムの鉢

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひと時の寛ぎ

2020-07-28 | 身辺雑記

 <7月29日・昨夜、なんとかブログを書き上げ、ほっとして就寝。

 ところが、今朝ブログを開けてみると、せっかく書き上げたブログとはまるで異なる、未定稿のものであった。こういう朝は、がっかりする。

 私の指がいたずらしたのであろうか?

 昼前、気力をふりしぼって、昨夜の半分の分量にまとめて投稿してみた。が、やはりうまくゆかない。

 何が原因なのだろう?

 さらに気力をふりしぼって、これからもう一度挑戦することにした。>


 以下は、昨夜のブログの写真に、簡単な文章を添えたもの。


 午前中、美容院へ行き、昼食を妹とともにした。

 <ジャルダン>にて。

 大皿の上に、彩りのよい幾種類かの品が並ぶ。(写真は、メインのひと皿。)

 味わいながら、美味しくいただく。

 

 


 窓辺の、前庭の彩りを楽しみながら。

 

  ジャルダン前の植物。


 

 

  

  アナベル。

  花はぼんやり眺めていたにちがいない。

  名前を知って改めて、眼を凝らす。

  アジサイに似ているけれど、アジサイの力強さはなく、やさしい雰囲気である。

  アナベル、アナベルと口誦して、記憶に留めようとするが、最近の記憶力は大変怪しくなった。

 

 

 カシワバアジサイの今。これはこれで、別の花かと思える。

 

 

 ブーゲンビリアの残んの花。

 

 

 

 

 

 

 

 


  <付録>

  妹からもらった写真。

  沖縄スズメウリが愛らしい。

  グリーンカーテンとして、葉色も爽やか。

 

  

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいカバー

2020-07-27 | 身辺雑記

 タブレットのカバーを取り替えた。

 黒からピンクへ。[種類は、2種類しかないとのこと。]

 ドコモショップに在庫がなく、本店へ注文して取り寄せてもらった。

 

 注文品の宅配には時間がかかり(Amazonのようなスピード感なく)、 10日ばかりが経って、やっと入手できた。


 タブレットを使用し始めたのは、2016年11月であった。3年8か月、ブログを書くこと、調べごとなどに、実によく使ってきた。黒色カバーのの背が、ぼろぼろになるほどに。


 心機一転、心もカバー色に華やいで、老いの日々の想いを、一日一日のブログに綴ってゆきたい。

 

  

       ↑ 

  

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『リトル ターン』

2020-07-26 | 身辺雑記

 ブルック・ニューマン作(五木寛之訳) リサ・ダークス絵

       『リトルターン』

 昔読んだ、同じく五木寛之訳の『かもめのジョナさん』 を思い出す。

 かもめのジョナさんは、意気揚々としていたが、リトルターンは、飛べなくなったコアジサシである。海辺で暮らす落伍者風ではあるけれど、今の私には、ジョナサンよりリトルターンが身近である。

 飛べないリトルターンは、海辺を不器用に歩きながら、カニや蝶などとの出会いを体験する。そして、飛んでいるときには気づかなかった自らの存在の意味に気づいてゆく。

 文字数より、絵の占める領分がはるかに多い。

 絵本ではあるが、大人向きの絵本。

 文章も絵も、詩的で美しい。

 

  

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半夏生の花のころ

2020-07-25 | 身辺雑記

 昨日、朝食中に歯の不具合が生じた。

 あいにく「スポーツの日」とかの祝日で、医療機関はお休み。

 今日を待って、朝、かかりつけの椋歯科医院へ電話した。来週は定期検診にゆく予定にしていたが、それを待たずに生じた不具合である。

 土曜日は半日診察なので、無理かもしれないと思ったが、10時ごろなら大丈夫と言われ、早々に支度して出かけた。

 都合よく雨の降らない曇り日であった。

 今は、半夏生の花の時期かも? と、バスの中で思いつつ。

 果たして、池のほとりに、半夏生は花穂をつけていた。

 最近、剪定されたらしく、松の木を始め木々は枝ぶりを露わにし、格好を整えられたばかりの風情であった。

 半夏生も、かつて来合わせたときには、もっと繁茂していることが多かったが、今日は池の端に行儀よく並んでいた。

 私の診察台が運よく半夏生の前だったので、看護師に断って写真を撮らせてもらった。

 

 

 

 

 

 

 

  

  カウンターのトルコキキョウとリンドウ。

 

 治療に合わせ、今月の口腔ケアもしていただいたので、途中、何事もなければ、次回は10月の診察ということになった。


 名前を呼ばれるまでの待ち時間、バッグに入れていた文庫本(五木寛之著『自力と他力』)の読み残しページを読んだ。

 若いころは、本を読むということは大事なことだと考えていました。中年になると、読書は何ものにもかえがたいひそかな楽しみだと感じるようになった。そして七十歳を超えたいまでは、活字を好んで読むのは病気の一種ではないかとさえ思っています。

    [其の32 立ち止まらなければ見えないものがある]より


 私も、若いころから本好きのまま今日に至った。

 全く束縛のない老いのいまは、三食の食事時間よりはるかに長い時間、本を開いているのかもしれない。食事はやや義務的なところがあるが、本を読むのは恣意的である。

 老いて、ひとりで楽しめることがあるのは、しあわせなことかもしれない。


 帰りはタクシーを利用することが多いのだが、今日は買い物を控えめにし、バスで帰宅した。乗車予定の時間が来るまで、できるだけ背筋を伸ばして、街の中を多めに歩いた。これは、脚力を弱らせないための意志的な努力である。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

晴れ間の庭

2020-07-24 | 小庭の四季

 7月は雨の日が多い。梅雨期だから当然かもしれないが、今年は格別 多量の雨が降る。

 今朝も、朝から雨が降り続いた。しかも、かなり激しく。


 午後になって、日差しが窓辺に届き、雨が上がったらしいと気づいて、庭に出てみた。

 

 

 地面の花は、マンリョウの落花である。

 色づいた葉は、ノボタンのもの。

 

 

 ムラサキシキブの残んの花と小さな実。

 

 

 キンモクセイの葉に止まった空蝉。


 7月というのに、蝉の声を聞かない。家周辺から蝉が消えたのだろうか、と案じていた。

 が、空蝉を見かけて、家の土中から生じた命もあるのだと嬉しくなった。

 梅雨が上がれば、暑さをかき立てるような蝉の声を聞けるだろう。

 

 


 雨を降らせた雲が退散すると、形を変えた雲が、青い空に落書きされた。

 予報では、明日も雨が降るらしい。


 [今日、読んだ本から

 過去が過ぎ去るのは水の流れのようだろうか、音が消えゆくようだろうか。それはやはり音のようであって水のようにではあるまい。流れた水はただここを離れただけで追いかければまた把えることができるのだから。音は駟馬も追えないが、それは音が超音速的に速いからではなく消え去るからである。音は生まれたときが死ぬときであり、生じたときが滅するとき、存在するときが存在をやめるときなのである。……

     (大森荘蔵著『流れとよどみ 哲学断章』より) 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

胡桃の実

2020-07-23 | 身辺雑記

 マイナンバーカードの必要を感じないまま、カードを作っていない。

 先日、8月から使用の保険証が届き、同封の書類に、<2021年3月(予定)から マイナンバーカード健康保険証として 利用できるようになります!>と、書かれていた。

 カードを持っていると便利ですよ、作ることを奨励されているようにも思える。

 この際、作っておく方がいいのかもしれない。

 カード作成にあたっては、まず規定の顔写真を用意しなくてはならない。

 そうだ、ジパングの会員手帳用に撮った写真で間に合うかもしれない。

 今年から、会員手帳には、その年々の顔写真を添付しなくてはならなくなった。

 添付用に撮った写真には予備があったはず。それを探しているうちに、気移りして、不要物の片づけをし始めた。

 83歳のときに、本格的な身辺整理をした。それから4年が経ってみると、また身辺に不要物がずいぶん溜まっている。その後に書いた日記、書簡類、領収書、切り抜き等など。

 思いっきり整理したら、少し身辺が整った。


 長年、その場に置かれたままのものに、ふと想いを寄せたりしながら。


 

 その一つ、母の胡桃。

 晩年の母は、軽度の脳血栓を患い、右手が少し不自由になった。その機能回復のために、胡桃の実を母のために用意したのは、父であったか、妹であったか?

 左右の掌で、胡桃二つずつを弄ぶ。すると、胡桃は、からからと軽やかに鳴る。

 母を懐かしむ。

 7月29日は、母の命日である。


 [追記 探し物の写真は、日記帳のカバーに挟んでいた。縦・横ともに、5ミリずつ小さく、カード用には役立たないことが判明した。]

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

剪定師の技

2020-07-22 | 身辺雑記

 今日は、暦の上の大暑 。

 先日、一日だけ猛暑日があったが、雨の降り続く今日はまた肌寒い日となった。

 降り続く雨で、庭歩きもできない。


 裏口に立って、雨を眺めていると、ピンクの花をつける椿の木に、実が一つ残っているのに気づいた。

 白椿は多くの実をつけるが、ピンクの方は花数も少なく、実に気づくこともなかった。

 先日、剪定してもらったので、うっとうしく茂っていた葉が切り取られ、実の姿が見えるようになったのだ。表面にうっすら紅色を帯び、白椿の実よりはるかに愛らしい。

 

  


 剪定師のO夫妻は、資格を持った庭師である。

 剪定にも、美が感じられる。

 切ればいいというものではなさそうだ。

 例えば、紫陽花やギボウシでも、花の名残がとどめてあるし、モミジや椿には、実の幾つかが、程よい位置に残してあるのだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする