9月の最終日、日帰り帰宅する。
荷物を裏口に置くと、庭を一巡し、郵便受けを確かめる。
処理を要する貴重な葉書やペン書きの懐かしい葉書も届いていた。
前庭に、かろうじて命脈を保っているシュウメイギクが、蕾をつけている。背丈が伸びないままに。
二つ三つは、花を楽しめるだろう。
横庭には、野生のヤブツルアズキが、この秋、二つ目の花を咲かせていた。
横庭には、野生のヤブツルアズキが、この秋、二つ目の花を咲かせていた。
寝室のカーテンやガラス戸を開け、網戸から風を入れながら、ベッドで新聞を読む。私にとっては、一番楽な姿勢である。
今日分から、順次遡って、五日分の新聞を読む。
天声人語と数独は切り抜いて、改めての仕事に回す。
(帰宅時は、いつも洗濯と新聞読みが主な仕事。)
4時半、迎えのタクシーに乗るころには、雨となっていた。
9月が終わる。
元気溌剌とは言えない日々であったが、なんとか9月を生き終えたという感じ。