ぶらぶら人生

心の呟き

春めく野を歩く

2024-03-17 | 散歩道


 縁というのは不思議である。
 人と人との縁ばかりでなく、世の中に存在する万物との縁にしても、縁があったり、無縁であったり……。

 私は、ユスラウメの存在を知らなかった。Tさんと散歩していなかったら、その名を知らないままに、眺めていたであろう。
 やがて赤い実がなるらしい。
 ひとりで大塚散歩をしていたときより、今は散歩コースが、かなり広くなった。そこで出会いの風景や草花なども、その数が多くなった。それだけ楽しみが膨らんできた。老いの身にとっては、ありがたいことである。

 ユスラウメの花
    



 ピンク色の可憐な花は、野辺の決まった場所で見かけるのだが、確かな名前が分からない。(ナデシコ科のムシトリナデシコという名前の紹介があったが、花の持つ雰囲気にそぐわない感じがする。)
    



 帰途、施設に近い民家の庭で、同じ花が鉢植えしてあるのに気づいた。折よく、家の方が庭におられたので、名前を尋ねてみたが、分からないとのことであった。
 散歩の途中で、よく出会う犬いる。その家の飼い犬であることも分かった。奇しくも、私と同じ名前であった。
    

      

 白モクレン? コブシの花に似ているような気もして、はて? と頭が混乱した。
    



 上掲の木の近くに咲いていたイチハツ。
 この花を見ると、正岡子規の歌を思い出す。

 いちはつの花咲きいでてわが身には今年ばかりの春ゆかんとす

 正岡子規は、肺を病んでいて、死の遠からぬことを自覚していたわけであるが、私の場合は、老いの身として、また訪れる春を信じがたい。今、心配な病気を抱えているわけではないけれど、可能性として、また春に会うことは予想しがたい。そして、それを寂しいことだとも思わない。
 時折、とんちんかんを言ったり、したりしながら、お年ですからね、と他人事のよう言い、今日という日を生きている。

    


 かつての散歩で、ムベの蔓を前庭に這わせた家を見つけた。それがどの道筋であったか、先日来、探していたが、なかなか見つからなかった。が、今日、やっとたどり着くことができた。
 花や実が楽しみである。

     



 イノシシ小屋の近くにあるコブシの蕾がほころびる気配を見せていた。一枝いただいてくる。
 コブシといえば、空高く咲く印象を持っていたが、そこにあるコブシは、こじんまりとしている。若い木なのか?

 ユスラウメとコブシ。
    



    
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明日行く美容室の場所を探しながら

2024-03-14 | 散歩道



 午前、津田医院で、定期検診を受ける。
 相変わらず、血圧は高いが、別に異常を感じることはない。が、2月末からしばらく続いた不調については、事実を先生に伝えた。
 気がかりなことがあったとはいえ、深夜に、無意識の状態で、草花舎へ電話したのは、迷惑千万な話であり、その異常性が、しばらくの間、気になった。
 その晩は、少々疲れ気味で、10時にマイスリー5ミリ錠を飲んで就寝。その2時間後の出来事であり、ありのままを先生に話した。一時は、私自身、頭の異常なのかとも思ったが、その後の生活に、特別な異常が頻発するわけではなかった。完全に薬害と判断していいかどうかは分からないが、過去にも、人への迷惑はなかったけれど、私自身、そのたわいなさに呆れるような行動をとっていたことは2度ばかりある。
 先生も、それほど深刻な問題とは受け取られなかったようだ。
 日々老いは深まるばかりなので、衰えからくる異変と、うまく付き合っていかなくては、と思っている。

 津田薬局に飾られていた花。ボケの花?





 明日は、初めての美容室にゆくことにしている。
 昨日、すでに確認した場所なのだが、果たして私一人で、迷わず行けるのだろうか? と、不安がよぎり、今日もいい天気なので、ぶらりと外に出てみた。

 道端に、たくさんのオオツメクサが咲いていた。

    


 オオツメクサを拡大した写真。

    



 児童公園の小木。コブシであろうか?

    


 久しぶりに高津川の花壇に行ってみた。
 大塚の方々が育てておられる花壇。

    


    


 花壇のそばから眺めた川上の眺め。

    



     🌟 🌟 🌟 🌟 🌟


 洗面台の上に活けていたツバキが、今朝、はらりと散り落ちた。ツバキの花は脆い。が、落下した花弁も美しい。

    


 花弁の大方を失ったツバキと?

    



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ムベ(郁子)のある庭を探しつつ

2024-03-13 | 散歩道


 昨夜は、ずいぶん荒れ模様だったようだが、私は気づかなかった。
 今日は穏やかな晴れの一日になった。

 午後3時半から、散歩に出た。
 ムベの蔓を上手に這わせた庭を探して。
 高津川の方向に向かって歩けば、路地の右手にある家と分かっていながら、その家にたどり着くことができなかった。
 大塚の平野の家々は皆若い人たちの、平成の終わりごろから令和にかけて新築された家々である。それでも、前庭、横庭など、人目をひく木々や草花が植えられている。そうした植物を眺めながら歩くのが、楽しみとなっている。


 しかし、新緑や春の花を楽しむには、少々時期が早すぎるらしい。
 今日は、前庭に、ムベの蔓を上手に這わせた家を探したのだが、うまく辿り着くことができなかった。
 ムベの花が咲く季節までには、まだ間がある。日を改めて探し当てたい。


 今日出会った花は、

       リナリア
  



       キンセンカ
     


     ハナズオウ ?
    


 そして、施設横の草原に、あらッ!と、驚くほど、たくさんのツクシが、伸びていた。
 毎日のように、そのそばを歩いているのに、みる気がなければ見つからないのがツクシである。
    



 3階に置かれているシンビジウムの花。
    


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ミツマタの花咲く道

2024-03-12 | 散歩道


 午後の空をみると、散歩日和である。
 Tさんと3時半から、外に出る。
 大塚は平地が開けていて、散歩コースは幾通りもある。
 <今日は、どのコースを歩きましょう?>と、相談して方向を定める。

 散歩コースの、しかも、比較的近いところに、かつて私が美容室マジックでお世話になっていた方が、今月から、新しく美容室を開店されることを、施設の方から教えていただいた。
 早速、15日午後の予約はしたものの、お店の位置が分からない。アカアカヘヤーという美容室であることは聞いていたが、場所の確かめはできていない。
 整骨院の近くと聞いていたので、昨日、治療のため整骨院に行かれる3階のKさんに、美容室の場所を見てきて、と頼んでおいた。
 Kさんは、容易には見つかりにくい美容室を探し、簡易地図を書いてくださった。それを頼りに、歩いてみたが、簡単には分からない。
 途中で、荷物を運送される車に出逢った。
 ちょうど下車された運転手に、Tさんが尋ねてくださった。
 アカアカヘヤーというお店はまだ存在しないから、運送屋の方でもわかるはずがない。が、Mという姓を伝えると、すぐ分かって、家の場所を教えてくださった。
 教えられた道をゆくと、家前に折よくMさんが出てこられたので、家探しは一件落着。
 改めて、15日の午後、お願いします、と挨拶し、安堵したところで、散歩コースを歩き始める。

 住宅の横庭に植えられたミツマタの花が、ほぼ満開になっていた。

    




    


 ムベの花や実がなったら、見栄えがするだろうと、かつて眺めた家の前を歩いてみたいと思ったが、私よりはるかにコース選びの上手なTさんでも、今日は、その家に辿りつくことができなかった。

 最後は、桜並木の小径を歩いた。
 最近は雨が多いせいか、水捌けの悪い小径になり、泥濘む場所を避けつつ歩いた。

 かなり長期にわたって、これこそ老いによるものだろうと思えるな不調に悩んだが、昨日あたりから、また以前の状態に戻りつつある感じがする。

 幾日ぶりかに、空白のブログを書くこともできた。

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ミモザほか

2024-03-11 | 散歩道

 午後の散歩に出かける。Tさんと。
 まず、ミモザのある庭を目指して。
 ほぼ、満開の状態になっていた。
 鮮やかな黄色。
 菜の花も黄色。
 黄色は、春を告げる花色ということらしい。

    


 ミモザのある庭に、小さな赤い花を咲かせつつある木もあった。葉は、爽やかな若緑。なんの木であろう?
    


 古木が、花をたくさんつけている。
 アンズであろうか?
 (家のアンズは、先日帰宅の折には、まだ蕾であった。近々咲きそうな気配もなかったが、春の木々は、一日の暖かさで、表情をすっかり変える場合もあるから、あるいはこの木同様、咲いているのかもしれない。)

    



        梅の古木。
    




 道辺で、いただいてきたツバキ。
 花びらの傷みやすいのが残念である。

   


 ツバキの花と、新芽ののぞいた小枝。ひと枝のなかに、葉芽と花芽とがありそうだ。

   




    


 3階のKさんに見せていただいたコバイモの花。

    

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初めての喫茶店へ

2024-03-06 | 散歩道


 目的地を、ピザのお店『ピッツェリア・ダナポイ』に定めて、Tさん、Kさんと、午後の散歩に出かけた。
 ピザばかりではなく、コーヒーやケーキでくつろげることを、以前の散歩で確認していたので。

 気づくと、一時間以上、おしゃべりをしていた。
 コーヒーもケーキもおいしく、今後、折々利用することになるだろう。
    



 途中、道端に花色の薄いホトケノザを見つけた。
    



 ツクシの坊やは、あるべき場所には、今年も頭をのぞかせて、春の歌を歌っている。
    


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雨近し

2024-03-04 | 散歩道


 このところ、嵐の気配がなければ、Tさんと散歩にでかている。Tさんは、私より7歳若い。私は91歳だが、今のところ、Tさんに歩度を合わせて、なんとか歩けることを幸せに感じている。

 散歩のコースは、いろいろある。
 その都度、コースを話し合って歩く。
 今日は、ツバキの花を折りとれる道を選んだ。
 帰途、夕空を覆い始めた薄雲と、輝きを失った落日。
     


      アセビの花盛り。
    


     白花のジンチョウゲ。
    

  
     折り採ってきたツバキ。   
    



  桜(ヒガンザクラ?)の蕾。

 小枝をもらってきて、暖房の効いた部屋に置くと、たちまち開花した。

    

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ツクシを見つける

2024-02-28 | 散歩道



 今日は、気温予想からすれば、比較的暖かいはずであるが、外を歩いてみると、やはりまだ寒い。
 その寒さのなかに、春は確実に潜んでいるらしい。
 ツクシの坊やを見つけた。
 見つけたのは私ではなく、Tさんであったが……。
 私は、「ここはツクシの原っぱ」と、言っただけ。昨年も一昨年も、施設に近いこの荒地で、ツクシの坊やをたくさん見つけたことを思い出して。
 まだ、なんとなく頼らない。ツクシの坊やらしくなるのは、もう少し先なのだろう。

    


    ヒイラギナンテンの花
    


    ホソバヒイラキナンテン
    


  ウキツリボクを目にするのは2度目。

 [追記] Remさんからコメントをいただき、別名、チロリアンランプの呼称があることを知った。
    



      クリスマスローズ
    



       ミツマタの花
    


   シバザクラが、咲き始めた。
    


     道端のツバキ2種
    



    


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春を探して

2024-02-27 | 散歩道


 体感的には、<春遠し>の感じだが、木々や草花は、少しずつ春めく気配を見せている。

    アシビの花、開花の気配。
    



       アンズの花?
    


        ハナニラ
    


     シバザクラ ?
    


       ミモザ
    


  赤い枝の木は、なんだろう?
    


    若緑の葉をつけた木は?
    



    廃屋の庭に咲いたツバキ
    


        同上
    


 散歩の途次、いただいてきたツバキとキズイセン。
    



     
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階段昇降運動+散歩

2024-02-25 | 散歩道



 施設の階段は、施設の方の移動通路であって、入居者は利用できないことになっている。が、今日は日曜日なので、施設の方はお休みである。
 Tさん、Kさんと私の3人で、1階から5階までを、2往復して昇降運動をした。
 その上、3時半から、散歩に出かけた。
 幸い、今日は天気に恵まれた。

 建物見物と植物観察。
 以前から、食事処として、お寿司屋とピザ店のあることは分かっていた。ピザ店の前で、ピザだけなのかしら? など言いつつ、お店の前で、案内板を眺めた。その私たちの声が店内に届いたらしく、店員がドアを開けられた。そこで、メニューについて尋ねてみると、ピザだけでなく、コーヒーやケーキなどもいただけることが分かった。
 散歩を兼ねて、喫茶店で憩えるのは、嬉しいことである。

 今日、立ち止まって眺めた植物。

      満開のシキミ
    


 ホトケノザの白っぽい花に気づく。
    



     サンシュユの花
    


   ジンチョウゲ
    


 初めて意識して眺めた<マホコア・コンフーサ>。別名を<ホソバヒイラギナンテン>ともいうようだ。
    


 この木には、黄色い花が咲くという。その時期に巡り会えるかどうか。
 一部に、葡萄色の小さな実がなっていた。

    


 3時半から5時過ぎまで、歩いたり眺めたりを楽しんだ。


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