マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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退院後の2回目診察

2016年06月05日 08時01分28秒 | むびょうそくさい
初回診察してから28日目。

四週間後の通院診療である。

気にかかっているのは脈拍だ。

前日の心臓リハビリ中は110。

運動しなくとも90台。

高めである。

この日の診療前検査は4種。一つは採血、二つ目が心電図、三つめは心エコーで四つ目に胸部レントゲンだ。

10時20分までに外来棟に行って再来受付機に診療カードを挿入してこの日の検査、診察の内容を確認する。

そのシートは総合受付に持ち込んで正式処理される。

心エコーと診察の時間は予め設定されていた。

少し前に着いた時間に費やす診療前検査。

指定されたのは採血だった。

待ち行列は多い。

順番待ちの番号を呼び出されて採血する。

時間帯は10時から10時20分まで。

胸部レントゲンでもと思っていたが、心エコーの予約時間に遅れてしまう。

そう思って後にすることにした。

検査はそれぞれに受付がある。

心エコーも心電図も同じ受付だ。

予約時間になった新エコー検査であるが大幅に遅延していたことから先に心電図へ行くことになった。

時間帯は10時20分から同40分まで。

待ち時間はそれほどない。

心エコーはその後も遅れが発生する。

呼び出しされたのは同55分。

心エコー検査は長丁場。

入院時も検査があった。

だいたいが30分ぐらいだ。

終わった時刻は11時20分。

25分間の検査は入院時の体力状況が違う。

呼吸をしにくい身体だった。

30分も超えたときは、耐えられず苦痛で仕方なかった。

今回は手術後約2カ月。

無理な運動をしない体力はほぼ回復している。

気持ちよさに目を閉じていたら、数分後には眠りに入る。

佳境なころはすっかり夢の中。

医師に起こされるまで気がつかなかった。

次は取りこぼしの胸部レントゲン。

ここまで服を脱いだり着たり。

その都度、心臓を締め付けていた胸帯を外したり閉めたりだ。

レントゲンは正位置と横位置。

鏡でわが身を見たらガリガリ君だった。

およそ10分間のレントゲン検査を終えたら診察だ。

この予約時間は12時30分。

待ち時間は1時間もある。

「心臓血管外科」受付で待った時間は結局のところ、1時間45分である。

呼び出しを受けて診療カードを首からぶら下げる。

診察室前室で待つ患者さんは3組。

その人らが終わらなければ呼び出しされない。

待ち時間に計測した血圧は125-89。

脈拍は107だ。

一か月前の計測値は血圧が112-75で脈拍数は79だった。

血圧は若干の違いがあるが、特に問題視する値ではない。

気がかりなのは脈拍だ。

異常に値が上昇している脈拍は身体でも感じる。

目を覚ましたときからドクドク。

心音が聞こえそうな感じであるが、とにかく早いのだ。

入院前の脈拍はだいたいが60~70。

それ以上になればドクドク感に身体が震える。

何週間か前から毎日のように発症するドクドク感で診察を待っていた。

呼び出しまで待つこと20分間。

診察室のドアを開けて、医師によろしくお願いします、である。

開口一番に伝えられた脈拍の値。

これまでは1/4か1/3ぐらいの間隔でおかしくなる不整脈。

リズム感覚が1/4か1/3ということだ。

今日の心電図の結果によれば1/2。

2回に1回の割の脈拍異常。

そういうわけで高い値となった脈拍だ。

医師が云った。

現在服用中の薬剤を増量するという診断結果に思わずのけぞった。

結果はよろしくない。

退院前に伝えられていた二種の薬剤。

心臓の働きを改善・心不全悪化予防のアーチスト錠と心臓の拍動抑え・不整脈改善のアンカロン錠である。

これらは通院検査の結果によって錠数を換える可能性があると聞いていた。

まさに、その宣告であった。

薬剤量を増やすのはアーチスト錠。

相当な量になったが、錠剤は半切り。

中身が濃いのである。

次の検査通院は3週間後。

昨日に設定した心臓リハビリに合わせて診察することになった。

その対応で変化がなければ・・・。

脈拍が低下すればいいのだが、そうでなければ心臓に措置を講じなければならない。

不整脈異常の発生源は心臓手術。

インパクトある手術処置に驚いた心臓がビックリした状態になっているようだという。

驚きに対処する措置は「ドン」である。

ビックリ状態を落ち着いた状態の心臓にするということだ。

心臓蘇生装置にAEDがある。

消防訓練の際に仮人形の胸に降ろして「ドン」を体験したことがある。

心臓に電気的インパクトを与えて蘇生する。医師曰く、それによって脈が正常に戻ることがある、だ。

もう一つの措置は心臓カテーテルを用いて心臓そのものにショックを与えて安定させる。

これらの手段は3週間後に決定される。

なんとか薬剤で落ち着いてほしいものだと思うが・・・。

ちなみに肺に溜まる水分はごく僅かだという。

レントゲン結果の肺映像。

向こう側がすっきり見えるくらいになっている。

弁の調子が良いと伝えられた。

(H27. 9.25 記)

一日の制限塩分摂取量

2016年06月05日 07時58分09秒 | むびょうそくさい
スーパーに出かけて買い物する。

週に3、4回は行っているような気がする。

買い物に選ぶ商品袋の裏面に書いてある栄養成分表を見るたびにがっくりすることが多くなった。

心臓を手術する前まではまったく気にもせず購入していた。

術後の心臓リハビリに食事療法がある。

特に注意しなくてはならないのが一日の制限塩分摂取量だ。

多く摂り過ぎたら心臓に負担を掛ける。

一体何グラムまでなのか。

退院前に指示が出た制限摂取量は6g。

家で作る料理なら塩分量をコントロールできるが、食事処の料理は一切が判らない。

スーパーで売っているほぼ出来上がり商品はこれまで重宝していた。

さまざまな料理を味わえる簡単惣菜がある。

発売されるたびに購入して味わっていたが、だ。

裏面の塩分量を見てがっくりする。

だいたいが4g前後。

多いものなら6g前後。

一食で一日摂取量を満足させてしまう。

これらを食べたら他の料理は0gに抑えなければならない。

購入品定めに裏記載の栄養成分を見る。

せめて1g前後をと思って探してみるがない、ない、づくしであったが、なんと、なんと。

0gにより近いのは豆腐、コンニャクなどなどだあった。

が、である。

味付けに醤油や味噌を使えば塩分摂取量がどっと増える。

そこで思いだしたのが「出汁」である。

だしの塩分量は多いもので0.5g。

少ないもので0.01gだ。

38歳のころ、肝臓の病に伏したことがある。

病名は肝膿瘍で、処置は肝臓に溜まった膿を取り出すドレナージだった。

退院後は意識して「油極少」に「出汁」で食べる食生活にした。

いつしか体調が戻って希薄になって味付けが濃くなった。

生活習慣をもとに戻すだけなのだが・・・。

塩分含有量が多い食料品は棚いっぱいに並んでいる。

辛いが、美味しい誘惑は思い切って断ち切る。

一日の制限塩分摂取量は6g以内。

塩、醤油、味噌はご法度。

漬物、干し魚も口にできない。

スーパーの買い物はひたすら食品袋を見ることだ。

裏面に記載されている栄養成分表ばかり見ている。



商品によっては塩分量を「g」表記している。

塩分相当量である。

場合によっては塩分相当量でなく、ナトリウム量で表記されているものもある。

ナトリウム量は塩分量に単純計算できる。

ナトリウムが400mgであれば塩分は1gである。

ナトリウム量が1200mgであれば塩分は3gだ。

栄養成分表はどの商品にも書かれているわけではない。

義務化されていなくてメーカーの任意表示であったが、である。

今年の4月1日より食品表示法が施行された。

施行は決まったが2020年までは経過措置。

5年間は経過措置期間なのだ。法によればナトリウム量は食塩相当量で表示しなければならないとある。

たしかにスーパーで売っている商品パッケージはその表記が多くなったが、すべてではない。

例外規定があるのだ。

対面販売の外食・中食、スーパー内のバックヤード製造店頭販売も例外措置で義務化対象になっていない。

コンビニで販売されている弁当類はさてどっち。

バックヤード製造ではないから義務化対象だ。

パッケージ表記面積が30平方cm以内も義務化は免れた。

消費税法による小規模事業者も免除される。

大雑把にいえばそういうことだが、一日の塩分摂取量を制限する人にとっての栄養成分表は制限食生活の目安になるのでとても助かる。

が、である。

6g以内に納めるのはとても難しい。

冷凍食品のラーメンは6gを越えている。

カップ形態であれば3g前後。

まったく食べることができなくなったラーメン。

宣伝も含めてすべてのラーメンにウラメシヤであるが、スープを除いた麺は1gもない。

そう、塩分の大半はスープ。

飲んではならないのだ。

茹でうどんは0.3g。

乾麺・素麺は4g。

パトライトが回転する。

大好きだった麺類の食べ方は工夫してでもなんとかして食べたいものだ。

特に焼きそば・・・。

(H27. 9.24 SB932SH撮影)

3回目の心臓リハビリ運動

2016年06月05日 07時54分01秒 | むびょうそくさい
心臓リハビリ運動が始まる時間に着いた。

到着して身体を休める。

息遣いはゆっくり整える。

そう思っていたが駐車場は満杯。

出る車がなければ入口ゲートは上がらない。

時間は刻々と過ぎていく。

予想外の展開に慌てる。

病院の駐車場は午前中が満杯になる。

午後なら待たずに入場できる。

だいたいがそうであるから安心していた。

何故に、であるが、この日は雨天。

しかもだ。

5連休のシルバーウィーク明けの平日。

患者さんが集中したのであった。

とにも、かくも診療カードを挿入して受付書を発行する。

保険証に高額医療費認定書とともに総合受付に手渡して正式に受理される。

心臓リハビリを受けるフロアーは5階。

エレベータを利用して着く。

受付書を手渡してリハビリ室へと行きたいところだが、その前にしなくてはならない血圧・脈拍測定。

バタバタしていたから心臓はドキドキ動悸だ。

測った血圧数値は120―87(前回は110―78)。

脈拍は106(前回95)だった。

前回よりもやや高めになっていた。

次のリハビリ希望日・時間や問診を記入して健康手帳とともに提出する。

リハビリを受ける人数は8人。

いつも満席御礼である。

器械装置の関係で最大8人を許容するリハビリ室。

いつもの通りのイスに座って心電図などを測る携帯計測器を身につける。

モニター画面に表示されるわが身の血圧値・脈拍値に波形だ。

準備体操をしている間の数値が変動する。

気にかかる脈拍値は108~110間(前回は74から76)を行ったりきたり。

このときの体操はつま先・かかとを上下する足の運動だ。

屈伸運動になれば96に落ちた。

落ちたといっても大きく落ちたわけではない。

準備運動は伸長する道具も使う。

まあまあの体力を使う。

そのときの脈拍値は110。

2週間前の値から上昇傾向にある。

その間の不整脈はときおり発生する程度だった。

そして始まった血圧測定器を身に着けて体力度合いを測る自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。

スタートはいつもの通りのワーク度が10。

軽すぎる。

1分も経たないうちにぐっと上がったワーク度は35。

楽々ペダルに回転数は60辺りの57~61に調整しながら漕ぐ。

しばらくして血圧計が自動的に動作した。

値は127-84。

脈拍値は110だ。

10分ほど経過して前回希望のワーク40に切り替えられた。

が、である。

切り替えた直後は負担度が増したが、しばらく経てば楽々。

しんどさはまったく感じない。

ペダルを漕いでいても楽々。

血圧値も脈拍値も変化が見られない。

変動しないのだ。

エルゴメーターのリハビリは25分間。

疲れもなにもない。

いつも状況を見てくれるGリハビリ療法士が云った。

随分と調子が良い、であるが、高めの脈拍値が気にかかるという。

脈拍値が110。

高いときは不整脈が発生していない。

が、90台に落ちたときに不整脈が見られると診断された。

2週間前にはなかった症状がある。

寝るときも起きたときもどころか身体が活動している期間のほぼすべてにおいて心臓鼓動にドキドキ感があるのだ。

活動中は動いているから感じないのかも知れない。

明日は2回目の診察日。

不整脈を調える薬剤について質問をしてみよう。

早めに終わった心臓リハビリを終えて支払いをする。

時間はいつもより早い。

そこで思いだした看護師さんの言葉。

外来棟に来たときには入院棟にも立ち寄ってほしいということだ。

元気な姿を見たいという看護師さんの願いに応えるべく入院棟に向かう。

N看護師さんが居た。

びっくりした顔で見つめる看護師。

その節はたいへんお世話になったと伝える。

ただ、お風呂はまだ首まで浸かることができないと云えば、へぇーであった。

水圧で圧迫されることは知らなかったようだ。

看護師さんは治療に専念する。

退院後までの詳しい状況は存知する世界ではなかったようだ。

ぐるりナースステーションを回る。

そこにも居られた看護師さん。

顔を見てこれもまたびっくり顔を返す。

入院中はパジャマ姿。

印象に記憶があるのはその姿であって、普段着姿では気がつかなかったのだ。

このことは逆も言える。

看護師さんの姿はナース姿。

患者はいつもその姿で覚えている。

例えば、である。

看護師さんが普段着で買い物をする場合がある。

そのときばったり出会ってもたぶんに気がつかない。

お互いがそうなのである。

患者にとっては非日常の入院姿。

看護師にとっては日常がナース姿。

非日常と日常が逆転すれば気がつくこともない。

そういう話しをしたら、そうだよねと云った。

入院棟から外来棟に戻った。

そこで出会った男性の介護士さん。

おう、と手を振れば気がついた。

フツーに歩いていたのでびっくりしたと笑顔で応えた。

(H27. 9.24 SB932SH撮影)

生駒山夕照

2016年06月05日 07時51分24秒 | むびょうそくさい
退院してからは毎日のように自宅周辺を歩いている。

速度はでない散歩的感覚の歩行リハビリは一日二回。

朝食を済まして一回。

日暮れ前に一回で合計2.5km。たいした距離ではない。

ぐるりと一周した下り道。

夕焼けで染まった生駒山の空。

数本の鉄塔がはっきりくっきり。

肉眼でも見られた。

さらに下った2分後。

焼けはすっかり消えていた。

(H27. 9.19 SB932SH撮影)

2回目の心臓リハビリ運動

2016年06月05日 07時42分45秒 | むびょうそくさい
この日は2回目の心臓リハビリ運動日。

外来病棟奥の駐車場に車を停めて通路を行く。

先月末に来たときよりも軽快に感じた足。

今日のリハビリも快適に熟したい。

いつもの通り、外来病棟で受付を済ませてリハビリ室に向かう。

受付を済ませた待合室。

これまで室内にあった血圧測定器が外にある。

問診票も置いてある。

置き場が替わったのだ。

血圧測定の結果は110―78。

まあまあの値だが、脈拍はなんとも・・の95。

ドキドキ感が心臓から伝わってくる。

準備体操の前に体力測定をしておこうと云ったGリハビリ療法士。

正確に言えば運動負荷試験(運動処方)である。

椅子に腰かけて足に巻いたベルト。

そこに検知器を添える。

足を引っ張ってと云われて力を入れる。

両足とも測定したのは下肢筋力。

年齢相応の人より10kgも少ない。

2.5km、毎日の歩行訓練をしていても筋力は戻っていないのだ。

握力も悲惨だ。

40歳代のころは50kgも超えていた。

それが20kgも少ない。

たぶんに痛む心臓を庇って強く握らなかったせいだと思う。

片足立ち上がり、パーフォーマンス、歩行能力測定は男性70歳代平均値より上回っていた。

今後の自主的リハビリは筋力アップに努めたいが、さあて、どうするか、である。

準備運動・ウオーミングアップ運動で調子を整えて自転車エルゴメーターに乗る。

始めのワークは10からだ。

回転数はほぼ60でペダル漕ぎ。

脈拍・心拍数は74から76辺り。

僅か数分後のワークは35に切り替えられた。

前回に希望していたワークである。

ぐっと負荷がかかるペダル漕ぎ。

血圧は124-74。

脈拍は108-96にも上昇するが、あまりしんどいとは思えず自身が感じる負荷目安は普通辺り。

20数分のペダル漕ぎを終えて、次回は40で挑戦しようということになった。

この日もK内科医師が就いていた。

気になっていた心臓圧迫状況を聞いてみた。

毎日、入浴しているお風呂である。

肩まで浸かれば心臓が水圧で圧迫されて胸が苦しくなる。

仕方なく胸を空気中に広げるように身を反り返して水面に浮かす心臓部。

頭はお風呂の縁に置いて身体を伸ばす。

こんな格好で毎日のお風呂に浸かっている。

温泉に出かけてゆっくり寛ぎたい。

肩まで浸かりたい。

思いが実るのは術後の半年後になるらしい。

正月が明けるまで・・・。

なんとも、である。

それにしてもだ。

リハビリを受診する人は心電図モニターを装着している。

モニター画面には全員の状況が映し出される。

わが身の状況が刻々と変化する。

とくに一喜一憂するのが脈拍数値だが、この日はじっくり動きを観察してみた。

私以外の人の心拍は綺麗な波形だ。

私と云えば、波形の長さがバラバラなのだ。

一定でない波形が示すとおりの不整脈。

改善薬の効果は・・・。

次回の受診でなんらかの措置がされるであろう。

クールダウン整理運動をしてこの日のリハビリを終えたら解散であるが、本日は居残り。

決して悪さをしたわけでもなく、運動負荷試験や血液検査結果の報告である。

運動負荷試験の結果は前述したとおりだが、先月末に受診した血液検査結果のうちリハビリ療法士の診断が伝えられるのだ。

腎機能やヘモグロビン、栄養状態は特に問題はない。

弁の機能不全によって肺に水が溜まった。

その量ではないが、血漿(けっしょう)BNP濃度の値について説明される。

入院中のBNPは436もあった。

退院後の8月末ではそれが214。

ほぼ半滅しているのである

。脳性Na利尿ペチプドを測定するBNPはあくまで指標値。

左心室が正常に動いているか計測するようだ。

数値に一喜一憂する必要はないが、一般的な正常値は18。

修復した弁がストレスを発生しないよう、上昇しないように食事制限、禁煙を意識的にコントロールしてくださいと云われた。

(H27. 9. 8 SB932SH撮影)