マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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新中町地蔵御膳御供

2007年09月24日 07時46分35秒 | 大和郡山市へ
八月二十三日、二十四日、大和郡山市内中央では各地区毎に地蔵盆が催されている。

存知しているだけでも追手門前、新中町、綿町、紺屋町、茶町、塩町、鍛冶町、新紺屋町、北郡山町、九条町、九条平野町、北城地区と数々。

観光ボランテイアガイド会長の話では明治期に盛んになったとか。

市内中央は八月だが市内東寄りの高田町、観音寺町、横田町では七月に行われている。

奈良市や天理市でも七月に行われている地域が多く見られる。

それら地域は奈良市の福智院の関係であろうという一説があるが、分かれている理由は定かでない。

今日は昨日から地蔵尊に御膳を供えられている新中町地蔵盆を訪ねた。

如意地蔵堂の中にあるのはサツマイモを土台に串で挿したシイタケ、花麩、インゲン豆にユバの帆立。

その前にはソウメン束を立てて、さらにお茶の葉にササゲ(豆)ご飯が供えられている。

大正三年から続く「御膳」と呼ばれているお供え、供え方は世話人に伝えられているが理由は判らないとおっしゃる。

ソウメンを見る限りでは盆棚に供えられる御膳に似ている。

ササゲご飯は朝に新鮮なものに取り替えるがユバの帆立は二日目もそのままにしておくので垂れてきている。

(H19. 8.24 Kiss Digtal N撮影)