マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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當麻六十人講御祓さん

2007年08月19日 07時36分36秒 | 葛城市へ
天神講祭礼の後に来年の当家を決めるオハライさんが行われます。

「お祓いさん」と墨書された箱の中には講中の氏名が記された小さな和紙が入っている。

そこには天神さんの像が納められている。

その像を前にして当家を決めるクジが引かれる。

小さな竹棒の先端には麻ヒモが取り付けられている御幣。

それを上から静かに廻すと不思議なことにひとつの和紙がくっついてくる。

他所では振上げと呼ばれる神事で神占いともいわれるくじ引きの所作は、皆が見守るなか旧当家が引き上げて新当家が決まる。

付廻し、定まっている年番を加えて神職が墨書されて、すべてが揃うと旧当家は道具箱を担ぎ新当家に引き継がれます。

(H19. 7.25 Kiss Digtal N撮影)