次期戦闘機にF35採用へ、40機購入で調整 防衛省
http://www.afpbb.com/article/politics/2666846/4949346
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F-35戦闘機 |
えええええええええええええええ!!!
まーーーじーーーーーかーーーーーーーーーーーーーー!!!!!
かねてより航空自衛隊は次期主力戦闘機を選定していた・・ってのは、
数年前からよくニュースになってたので軍事オタクじゃなくても知ってる人も多いだろうけど、
まさかここにきてF-35に決まるとはー!
まぁF-35以外に選択肢はないのだけども、こうして現実になってみるとあヴぁヴぁヴぁがあああああああ
興奮っ冷め、や、ら、ぬ!!
うおっほおおおおおおおおお!!
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今回の内容とはあまり関係のない画像 |
・・・ふぅ。
綾瀬はるかはかわいい。
落ち着きました。
しかし、今回の記事を見ると、ふむ。(賢者モード)
40機程の調達予定なのか。
少なく感じるなぁ。
元々今回の選定は、老朽化による退役が迫っているF-4戦闘機 の後継機の選定である。
現在稼動しているF-4 は2個飛行団のみであり、1個飛行団につき20機が定数であるから、
2個飛行団分のF-4 をそのままF-35 に置き換えるならば数的にはぴったしなんだけど・・・
通常は予備とかで多めに調達するのが常識である。
40機ぴったしだと・・・
まぁ実際に調達するのは数年後になるから、調達数も若干変わってくるかと思うけど、
40機ちょうどだったとしたら、もしかして1個飛行団を減らす可能性もある・・・?とか勘ぐっちゃいます。
元々航空自衛隊は今回の選定ではF-22ラプター戦闘機 を強く要求していたことはご存知の方も多いと思いますが、
F-22 は既存の戦闘機相手ならば恐らくどのような機種相手でも圧倒的勝利を収め得る、
自他共に認める世界最高の戦闘能力を有する戦闘機なのです。
まさに戦闘機界の高島彩といったところ。
つまり、そんな多大なる軍事力を他国に輸出するのか?とアメリカ国内で疑問が呈されたことと、
同じ時期に自衛隊がらみの機密漏洩事件が立て続けに発覚したこともあって、
アメリカ議会がF-22 の日本への輸出を承認しなかった。
それで仕方なく今回のF-35 ですね。
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空自のF-4EJ改 | F-22ラプター |
はてさて、とりあえずは前向きにF-35 を採用するメリットでも考察してみましょう。
現状、この世にはステルス戦闘機は2機種しか存在していないのです。
それはF-22 と今回のF-35 。
つまり、F-22 の他に存在する唯一のステルス戦闘機である点は、大きなメリットであるといえます。
現代の航空戦では、視界外の遠距離からレーダーで捕捉し長距離ミサイルを発射する戦闘が主流であり、(BVR戦闘といわれる)
そんな戦いの中では、レーダーから捕捉されにくくするステルス技術は圧倒的に有意なのです。
こちらからはステルス機を捕捉できないのに、あちらからは一方的にロックオンされミサイルを放たれる。
F-22 との模擬空戦を体験したF-15戦闘機 のパイロットは、
「まるで見えないボクサーに一方的に殴られているようだ」
とわかりやすいコメントを残しています。
ステルス戦闘機というものがいかに現代の航空戦においてアドバンテージとなるかは、ここです。
そしてF-35 もステルス性能という面においては、F-22 と同等のものがあるということです。
つまり、F-35 は運動性能ではF-22 やその他最新戦闘機に劣るとしても、非ステルス機に対しては圧倒的な戦闘能力を発揮する可能性があるということ。
空戦専門機としての趣が濃いF-22 と比較して、F-35 は対地攻撃能力にも重点がおかれた何でも屋です。
そもそもF-35 そのものの開発趣旨がここ、「何でも屋」ということに尽きる。
あらゆる機種の戦闘機を同時に運用していると、色々なコストがかさんでくるものです。
メンテだの、部品だの、搭乗員だの、施設だの。
またひとつのものをたくさん製造すると一つ辺りのコストが下がる量産効果も、単価が高い戦闘機では大きな影響があります。
なので可能な限り少ない機種をたくさん調達したほうが、あらゆる面での効率がいいわけで。
米軍はここらへんの最適化をF-35 に求めました。
簡単に言っちゃうと、米軍は F-16戦闘機 ・F/A-18艦上戦闘機 ・A-10攻撃機 ・AV-8B艦上攻撃機 辺りの四機種が受け持つ任務を全て一機種に統合できないかと。
ということで、F-35 の計画名は統合打撃戦闘機=JSF(Joint Strike Fighter) ともいいます。
JSF計画の結果、F-35 はステルス性能を有する戦闘機であり、対地攻撃能力も攻撃機並に存分にあり、
空母からの運用もでき、垂直離陸能力(VTOL能力)も有し、かつ低コストであってくれ(願望)という戦闘機になりました。
ただその要求の多さから、開発が難航し開発費も高騰した結果、機体の調達コストも高くなってしまうのではないかという懸念もあり、
元々F-22 の廉価版として計画していたのに、「もしかしてF-22 より高くなってしまうのではないか?」 と本気で心配されてしまうぐらいのデスマーチっぷりです。
まぁ要するにF-35 は対地攻撃能力も一般に優れた戦闘機です。
退役する航空自衛隊のF-4 も対地攻撃能力に優れた機体であるので、
F-35 でF-4 の任務をそのまま引き継ぐことが可能であるというメリットがあるのです。
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空自のF-15J戦闘機 |
しかし、F-35 にも欠点はあります。
上記のデスマーチっぷりはともかくとして、機体設計上の欠点がある点も考慮せねばなりません。
まず鈍足であること。
F-35 は最高速度がマッハ1.7前後とされており、これは他に航空自衛隊に配備されている戦闘機、
例えばF-15戦闘機、F-2戦闘機 はおろか、退役するF-4戦闘機 ですらもマッハ2を超える速度を出せるという点です。
その中にあっては足が遅いという印象を抱かざるを得ないし、また戦闘機にとってはむしろ最高速度よりも加速性能のほうが重要なのですが、
加速性能もやはり特別良いという評判を聞くことがないのです。
航空自衛隊の主任務である要撃任務においては優れた加速性能・最高速度からくる機動性は重視され得るものだし、
この点でF-35 は要撃機として向いているのか?といわれれば疑問符をつけざるを得ないのです。
また、もう一つよく言われる欠点については、武装の少なさです。
ステルス性能というのは、機体の表面に突起が少なく滑らかなシルエットのほうが発揮できるとされています。
なのでステルス機は通常、機内格納庫にミサイルや爆弾などの武装を搭載し、
他の戦闘機のように機体下部や翼下に武装をぶらさげたりしていてはステルス性能が大幅に低下することになってしまうのです。
F-35 の場合、機内格納庫にはAIM-120アムラーム中距離空対空ミサイル を4発搭載できますが、それだけです。
つまり、他の戦闘機の場合は、通常AIM-120 の他にAIM-9サイドワインダー短距離空対空ミサイル を装備して近接戦闘に備えますが、
F-35 ではステルス機ゆえか、近接距離でのドッグファイト能力は完全に捨て去っているというわけです。
また、攻撃機として2000lb爆弾 を2発搭載すると、AIM-120 は2発しか搭載できません。
(ちなみにF-22 の場合は、AIM-120 を6発とAIM-9 を2発という対空兵装をとることができます。)
一応AIM-9 は翼下に搭載できるし、他の兵装も翼下などにたくさん搭載することはできますが、
その場合ステルス能力は捨て去ることと同義であり、そうなるとただの鈍足戦闘機でしかありません。
航空優勢下での対地攻撃任務では有りでしょうが、日本上空の防衛戦でそういう機会が多くあるかどうか。
近接距離でのドッグファイト能力を有しないF-35 の要撃任務は、
敵機に向かってステルス性能で忍び寄り、遠距離からAIM-120ミサイル をばらまいて逃げる。
といったような感じになるでしょう。
ある種F-14トムキャット戦闘機 に通じる部分があるけど、F-14 と違うのはステルスと鈍足なことですね。
あとは政治的な問題。
F-35 は国際共同開発機です。
アメリカの他に、イギリスやオランダ、イタリアやオーストラリアなどの国々が出資し開発されている機体であるわけで、
当然、F-35 の開発計画に出資していない日本に実際に機体が配備されるのは上記の国々よりも後回しにされることになります。
つまり、日本にF-35 実機が到着するのは少なくとも2014年以降だと見られており、老朽化の進んだF-4 の寿命がそれまで持つかどうか。
日本がF-22 にこだわりつづけ、F-35 を敬遠してきたのはこの点も大きな理由の一つだということ。
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空自のF-2支援戦闘機 |
まあ、航空自衛隊としてはベストだったのはやはりF-22 だったわけですが、それが叶わなかった以上、
代替案としてのF-35 採用は最良の策であるし、それしかなかったわけです。
なので多少の不向きな点があるのは致し方ないことで、それと引き換えにしてもステルス機であるというアドバンテージは非常に大きなものです。
現在航空自衛隊には、F-15戦闘機 が202機。
F-2支援戦闘機 が約80機配備されています。
ここにF-35 が40機加わる日が楽しみ。
これからのF-X(次期主力戦闘機選定計画) 動向には注目していきたいですね。
なんで相手にみつからないの?
結局戦いそうな相手より装備性能がよければそれで済むんだろうからF22は当のアメリカでさえもオーバースペックだったのかもね、世界の警察のプライドなのかね
でも北相手ならF4でもまだいける気もするがw
個人的にはロシア航空機は言われているほどの性能は出せないと思うんだがなあ
GJ
大変膨大な御時間を掛けて書かれたのでしょう、
きっと大臣も御喜びです。
さぁ防衛大臣御会見で御座います。
防衛大臣「そんな事言っていない報道の捏造だ」
…
長々御説明ありがとうございましたー、さぁ解散
公式・防衛省会見録
http://www.mod.go.jp/j/kisha/2009/11/24.html
ステルスっていうのは、目視できないことじゃなく相手のレーダーに映らないこと。
なぜレーダーに映らないかというと、そもそもレーダーで相手を捕捉する原理が、電波を飛ばして物体に当たり跳ね返ってくる電波を取得して、当たった対象の大きさや距離や方向を測定するもの。
ステルスというのは、この電波を相手の方向に跳ね返らせずに受け流したりすることで成立します。
つまり、普通の物理学的に考えても、垂直の壁に対しての電波はまっすぐ跳ね返ってきやすい。
でも電波を飛ばした対象が小さかったり垂直じゃなく滑らかな球体だったりすると、電波がまっすぐ跳ね返ってこずに違う方向へ受け流されたりしやすい。
ステルス機というのはそこらへんを計算して、電波を跳ね返しにくい形状・素材の航空機のことです。
できるだけ出っ張りとか角ばったとこをなくし、滑らかで丸みを帯びた形状のほうがレーダー波を受け流しやすい。
だから厳密に言うと、ステルス機でも多少はレーダーに映るし、レーダーに近づけば近づくほど映りやすくなる。
ただレーダーに映る形状があまりに小さく認識されると、鳥などごく小さい物体はレーダーのフィルタリング機能でそもそも映らなくなってるので、ステルス機も小さく認識されてるうちは鳥と誤認されフィルタリングにかかりレーダーには映らないことになる。
ってかんじかなー。
ステルスの原理を簡単に大雑把に言うとそんなかんじです。
>>ドッグファイト性能を削られたUnknown
まあでも、他に最適な候補もないしねぇ。
一応F-35も、機内格納庫にAIM-9を搭載できるように改修する計画はあるので、将来的にはまったくドッグファイトができないわけじゃない。
でもまぁどっちみちステルス機だし、ドッグファイトやらずに済むならそれが一番だね。
>>クロキンエジェのUnknown
ロシア、中国のテクノロジーを甘く見ないほうがいい!
>>GJのUnknown
ありがとう。
>>通り過ぎ去る者
AFPに釣られたか!
絶望した!
ゆっきーさんすげー!
次期F-Xでこんなもめてたら次次期F-Xはどうなることやら。
F15の改修が終わる前にF15の寿命が来そうなもするが。
とりあえずは技術力維持のため、F2のライン残せるようにF2増産でもいいんじゃないかと思うけどなあ。
AAM4(99式AAM)搭載能力付加試験も終わったはずだし。
コストは高くなるけどね。
まぁ今回のF-35に内定っていうのはデマみたいだけど、
かといって今回は他に選択肢もないような気はするね。
他に提案されてるF/A-18E/FやF-15の改良型ってのはもはや論外だと思うし。
F-2は悪い戦闘機ではないけど、しかし制空能力を向上させたとはいえ、やっぱり支援戦闘機であるF-2が装備割合的に増えるというのは将来的に若干の不安を孕んでいるような気もする。
能力的にいえば、F-22がだめならF-35以外に選択肢がないんだよなー。
まぁ技術基盤の空白は免れないかもね。
いつ決まるんだかー。
将来きたるF-15の後継機選びも楽しみだね。
ステルスなど
現時点での他国に対し
優位性があるが、
F-22程ではないので、
ロシア、中国も将来的に
対抗できない訳ではない点
あと
各国で各パーツをブロック化し部品生産後にアメリカ本国で
最終組み立てとテスト(重要な電子機器、機体はアメリカ生産、日本はどのパーツかは未定)
なので
日本にある軍事生産ラインの
ごく一部分を使うだけですので、
企業のメリットと技術継続の点に
おいて、ライセンス生産
(タイフーンは許可、全工程を日本で生産し欧州と協力しアップデート可能)に劣る点
この後に控えてるF-15Jに
変わる戦闘機開発まで、
技術力の強化と維持をしなけばならない日本にとって最良の
選択だったのか
また日本の防衛策と限られた
予算に最適な選択だったのか
疑問点がある