その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

雑草学入門

2020-06-27 05:44:00 | 転職

「世に雑草という名の草はない!」

そりゃ~そうだわ。だって、その言葉を語った「牧野富太郎大先生」が、未開拓の植物にどんどん名前を付けていった張本人なのだから^^; とは言え、「日本雑草学会」なる学会が存在するから、牧野先生の遺志は無視されている?
むしろ、田子(農民)にとって重要なのは、「雑草除草論」であり、特に水田除草剤は対象雑草が絞られているから、雑草の名前(種類)を知ることは重要であると考えております。ということで、ブログをUpした『夢屋農場長』は、本田の気になる水田雑草を採って、洗浄し、台紙に乗せて長男『ポン太郎君』の出勤を待つのでありますが…少なくとも6時30分には田んぼの水見に出掛ける農場長に対して、従業員『ポン太郎君』の出勤時間は8時30分。公務員並みの好待遇を準備しておりますけれど、それでも最近遅刻気味でありますよ。(怒らないおこらない。我慢がまん^^;)
「さて、この草は何でしょう?」(農場長)
「ん~分かりません。」(ポン太郎君)
「あんだねぇ!少なくても、おやじぃが今、目の前の田んぼから抜いたんだからイネ位は判るでしょう。」(農場長)
やれやれ、農場長の雑草学初回講義は、こうして始まった(笑)
「イネの葉の分かれ目を『葉耳』といって、イネは大人だから毛が生えている!」…ウケるところでしょうココ(ウケない^^;)まぁ、興味が無ければこんなもんでありますよ。彼の担当は当面、きゅうり専門だから、「オヒシバ」や「スベリヒユ」「ヒルガオ」「アカザ」あたりを今度は教えることにしよう。畑地除草剤は汎用性だから、雑草の種類なんてどうでもいいことかも?


自由研究対象の「カノコガ」の第1回目の発生時期です。

「お父さんはやりたいことをやっているから生き生きしている。」(伯父の葬儀会場でのオッカー談)ちょっと待って下さいよ…真っ黒に日焼けして、口髭など蓄えて、確かに勝手気ままに生きているようではありますが、貴女の大事な息子さんを自立させるためにお百姓さん業に忙殺されて、本来の「自由研究」に取り組んでいないのでありますよ。そろそろ、研究素材の「カノコガ」の第1回目の発生時期なんでありますけれど…。
何故か早朝に雌の探索行動をする「カノコガ♂」は、地上から約1mのところを飛び回っているから、「カノコガ♀」の性フェロモンは、その辺りの高度で拡散しているに違いない。ということは、♀はその高さのところで「求愛行動(コーリング)」を行っているはずなのでありますが。久し振りの雨でどんよりと曇った朝…コーリングには絶好の条件ではなかろうかなどと思いながら田んぼの水見をしておりますと、ヒメジョオンの葉先で交尾しているカップルを遂に見つけました。「推論」が「確信」に変わり、周辺のヒメジョオンやヨモギを観察すると、3組の交尾中のカノコガを見つけることが出来ましたよ。4組めは地上スレスレのチガヤの葉先でした。中々♀の個体が見つけられなくておりましたけれど、今度は探すべきポイントが分かったような気がします。(一歩前進^^;)地上近くで交尾中のカップルをコンビニコーヒーのカップにご移動願って、採卵してみるつもりです。
『おやじぃ』の世代は、新宿紀伊国屋前とか、渋谷ハチ公前がナンパのスポットでありましたけれど、今はグレードの高い男性を求めて、六本木のクラブや銀座の交差点がスポットなんだそうでありますよ。無駄に飛び回るナンパ♂どもに、『カノコちゃん♀』の居場所を教えてあげたいところですが、残念、言葉が通じないんだなぁ…。
「雑草学入門」の話題が「ナンパテク講座」に替わってしまいましたが、当世流の学生さんには、たまにはいいか(笑)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東風吹かば 思い起こすは… | トップ | 薬九層倍 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

転職」カテゴリの最新記事