その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

段取り八分と言いますが…

2024-10-09 07:47:10 | 巡礼

あらまぁ、上手に「コンポート」が出来ました^^;

 家のイチジク…甘いとは思わないのだけれど、何故か直売所で売れます。(この辺りが、男女の味覚の違いでありましょうか?こういうところを男女差と決めつけるからセクハラオヤジと言われるのです^^;)「売れるんだから、まぁ良いかぁ。」とパック詰めしていたら、珍しくオッカーが「あら、イチジク!」とお言葉を発したので、「食うか?」と尋ねたら「2、3個。」ですと。「生食か?コンポートか?」と尋ねたら、「コンポートで」と言うから、熟すのを待って7個ほど渡しましたよ…2日間も台所に放置しているから、「こんニャロメ!」と内心思っていたのだけれど、上手に色合いの良いコンポートに仕上げたので、珍しく素直に褒めてあげました^^;(褒められることなど滅多にないから、素直に喜んでおりました^^;)『おやじぃ』なんざぁ、遅いお昼の時は、『もやしのコンポート』と『豆腐のコンポート』で空腹を満たしているというのに…他人は、これを「もやし餡かけラーメン」「麻婆豆腐丼」と呼ぶらしいのだが(笑)
 さて、稲刈り開始から5日後、ようやく相方『チャオちゃん米』の籾摺り調整作業が出来そうである。しかし、ここに至るまで長いこと長いこと…「農協からパレット持って来てくれ。」「米袋買って来てくれ。(まだ、用意してなかったんかい?)」「糠(もみ殻)受けの籠を軽トラックに組んでくれ。」とまぁ、要求の多いこと、多いこと…彼は口だけで指示し、動かない(動けない)のである^^;


古~い「籾摺り機」も現役で稼いでおります^^;

 はてさて、籾摺り機、選別機もキャスターが付いているのだけれど、結構な重量だから、長男『ポン太郎くん』を駆り出して位置調整…爺さんの指示に素直に従って何とか準備完了。電源を入れれば、三相電力の配線が逆に結線されているし…散々な準備作業でありますよ。籾摺りを開始すれば、中々上等なお米が選別されて出てくる。当の『チャオちゃん』は気に入らない様子…粗(籾殻付の米)が少し混じっているようであります。(いつものことだと思うんだけどねぇ…。)「籾が小粒で、網(選別機)を通ってしまうんだ。」と彼は言いますが、『おやじぃ』からすれば、籾摺り機のゴムロールが劣化しているのではないかと…(心の声^^;)1袋当り32.07kg(袋の口を開くための鉄の開口器が入っているのよ)…出荷は「差し米(検査用米)」も含めて30.5kgに仕上げ、秤から下ろして『チャオちゃん』の目の前に運んで差し上げる。彼のお仕事は、袋の口を閉じること。(『おやじぃ』にも出来るが、これは譲れないらしい^^;)大事な米袋をパレットに5段に積み上げて、本日の作業終了!これで何とか『オラだの農協』に出荷できる。超過米は別の集荷業者に出すのだけれど、やっぱり「袋」が準備出来ていないんだって(笑)
 気付けば、昼飯抜きで(実は、『おやじぃ』は約束の時間に合わせるために朝飯も食べていないのよ。)時計は2時を回っていた。「人に昼飯も食わせずに強制労働をさせるなんざぁ、酷いもんだぁ~。これからは『チャオちゃん』を、隣国を真似て『キム・チャオ』と呼ぶことにする。」なんてなぁ…「去年までは、オレ独りでしったんだぜぇ~。(やってたんだよ)」そうなのよ、『チャオ将軍さま』は、動かないんじゃなくて、動けなくなったのよ。「段取り八分の仕事二分」…『おやじぃ』が9割がた働いていますけど、古~い機械のご機嫌取りは、『チャオちゃん』にしか出来ないのよ(笑) さて、残りは、袋さえ届けば今日終わる(大笑)

コメント
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