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その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

お百姓さんの性

2019-05-26 02:19:32 | 転職

「ジャーマンカモミール」たまにはハーブティーを…

おそらく30年間は稼働しているであろう田植機『正やん』の気まぐれは、本日も健在^^;
リフト機能の接地が摩耗によって不具合を起こしているようであります。約10年で交換部品はありませんので、こんな時は、頭をナデナデしてご機嫌伺いをしてから、スイッチレバーをグリぐりグリ…ようやくコツが飲み込めて来ました。コツが飲み込めたと思った瞬間に、田植えが終わってしまう。『夢屋本田』の規模は20a…あっと言う間の作業なんですけれど、農場長は慎重で、のろま…むしろ、のんびり楽しんでおりますよ。最終日は長男『ポン太郎君』も乗車、来年に向けた訓練も積ませております。疲れとイライラで冷静な判断が出来なくなっている。そう感じた農場長は、午後の部を一機に前倒しして、昼食と『さなぶり』を兼ねてスーパー銭湯で疲れを癒すことを提案…社員の福利厚生費は社長持ちでありますよ。
お隣りの『善助さん』ちの田んぼでは、父子で「補植」をやっている。12haの経営規模での手直し作業は、結構腰に来る…どれほどの生産量増につながるかは不明ですが、これも『お百姓さんの性(さが)』であります。畑作中心の経営を目指す『夢屋農園』では、極力補植は行わない予定…機械や圃場の不具合で、大きな欠株箇所でもなければ、田んぼには入らない主義であります。と言うのも、この時期、田んぼの中に入ると、欠株が目について、植えたくなってしまうんです。(これもまた、子どもの頃から染み付いた性でありますよ。)我が親父は、小苗で植え付け、分茎数で勝負するタイプでした。農場長もその考え方を踏襲して来ましたが、欠株が気になる…今年は、大(多)苗にしてみました。さてどうなるか?
「お米のお百姓さんでさあ、植えてしまうともう獲れたも同然と思ってしまうんだよねぇ^^;」大きな自然災害でもない限りは、ある一定の生産量が保証されている。価格も安値ではありますが安定している。基幹作物からは外せないよなぁ…そんな話を車の中で『ポン太郎君』に話しながら、農場長の顔も、無事故と秋の収穫の期待に安堵しているところでありましたとさ。

『さなぶり』…不確かですが、私は『早苗振る舞い』と思い込んでおります。昔から、田植えが終わると、手伝い衆も含めて、ご馳走が振舞われる。重労働からの安堵と秋への期待でありますわなぁ…しかし、従業員のお昼の注文が「冷やしごぼ天そば」とは遠慮深い。農場長は、従業員の運転代行を期待して、しっかりご褒美の生ビールを頂きました^^;

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