その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋工房(やませ)

2012-06-13 15:49:46 | 夢屋工房

青空に映えるバイカウツギ(梅花空木)…昨日の朝の一枚であります。
一転、今朝はオホーツク海気団の勢力が強く、曇りの肌寒い東風であります。典型的な「やませ(山背)」の天候で、盛夏にこんな天候が続くものなら、冷害に悩ませられることになるのですが…今朝も5時30分起床、疲れが溜まっているのに、目が覚めてしまうから困りものであります。田んぼに追肥をしようか迷いながら、朝のイレギュラーコーヒーを飲もうとしていると『第2サティアン』の入口方向から車のドアの閉まる音がする。「朝から誰だろう?」とカフェから入口方向に向かうと、ニコニコと友人『貧乏父さん(H.N.)』がやって来た。ブログを見て、自分のニンニク畑の芽欠きにやってきたと言う。これも仏様のお導き…今日は追肥を控えよとのことだろうと、追加のイレギュラーコーヒーを彼に勧めるのであります^^;
世間話や作物の話をしていると、友人『ノロ君』もニコニコと登場…追加の追加でイレギュラーコーヒーを入れ『貧乏父さん』には昆布茶を勧め、自分は野点と称して抹茶など頂く。自宅から持ち出した名器と思わしき茶碗(ご飯茶碗)に茶筅が無いので小型の泡立て器…古来より野点には小難しい作法は無く『定法無き故に定法有り』とされるのだから、脱俗の境地を極めた『夢屋国王』にはお似合いのシチュエーションであります。
脱俗の境地を極めたはずでありますが、オヤジたちの議題は『タマネギ収穫祭』と『ニンニク収穫祭』の日程調整…『ニンニク収穫祭』には、懸案のドラム缶風呂を沸かすから海水パンツ持参で集合すること…と『ノロ君』の企画立案は、脱俗の境地から一気にワイセツ物チン列罪の泥沼に引きづり込まれてしまうのであります^^;

ガールズトークならぬ『オジンズトーク』で小1時間…本日の朝仕事は計画倒れであります。満開のデラウエアの花房を見ながら『貧乏父さん』は、デラウエアの摘果やジベ処理について講釈を垂れる…聞けば、彼の叔父さんがブドウ農家で、彼は手伝いを積んで来たらしい。指先で摘房する仕草は、中々堂に入っている。彼の指先に見とれながらも『夢屋国王』は、キウィフルーツの若葉の上で『オジンズトーク』に聞き耳を立てているコガタノミズアブ♂を見逃さなかったのであります。ハエ目アブ科…直縫短角群に分類される昆虫であります。直縫短角群…蛹から羽化する際に、蛹の背中が縦に割れるタイプで、短角(触覚が短い)の昆虫…♂♀の区別は色々ありますが、多くの場合、♀は「研ナオコさん」のように目(複眼)と目の間が広い。(総てではありません。)一方、俗にハエと呼ばれる昆虫は、一般的に環縫短角群に分類され、直縫短角群がファスナー付きのシャツを着ているタイプとすれば、こちらは丸首シャツを着ているタイプ…蛹から羽化する際に前方が輪に開くタイプであります。
ハエもアブも昔名付けた人が、見た目で呼んだから、ハエの仲間でもアブと名の付くものもあり、アブの仲間でもハエと名の付くものもある。かなりいい加減な呼び名なのであります。
そう言えば、今日の話題は「やませ(山背)」でありました。ちなみに「山瀬まみちゃん」の目と目の間は離れていましたっけ?
人間の♂♀の分別と昆虫の♂♀の分別を同列に扱うことに間違いがある…バイカウツギの花言葉は「気品」・「品格」であります。品格に欠ける話はここまでにしておきましょう…今夜の『夢屋国王』は、かなり疲れている…zzz

コメント
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