夢華の言いたい放題

夢華の視点から見た出来事や特集

白一色は気分がブルー

2014-04-02 09:01:40 | Weblog
引っ越した賃貸の部屋は
壁、天井、扉、襖
すべてが白一色で
気分がブルーになる。

部屋の面積に比例して
広ければ白の部分も
必然的に多くなる。
家具やカーテン、置物で
白一色を隠すのは難しい。

普通に考えれば眺めの
良い部屋に住めば
気分も上がるだろう。
しかし、私は一向に
日に日に滅入る理由が
最初は分からなかった。

白い部屋が嫌いだから、
白の分量が多過ぎて
パッキングを開封する
作業が最優先の状態が
続く限り無理だと思い至る。

前回と同じ、五日で
段ボールを片付けた。
そして、白い部分を
以前から使用していた
ポスターを張り付けて
どんどん視界から白を消す。

白が部屋の半分に
減ってしまうと段々
自分の作成した白以外に
目を向けて生活していく。

暇な専業主婦とは違い
色々とする事があるから。
部屋の片付けや模様替えに
すべての時間を毎日
費やす訳にはいかない。

二週間余りして
部屋の外から、ウグイスの
音色が頻繁に聞こえ始めた。
都会の自然に囲まれた
環境だけど・・・

その内、最初に感銘した
気持ちよりも毎日、何度も
ウグイスの声を聞くと、
やがて煩いと思い始める。

人間の精神構造は、
毎日囲まれている色や
音と関係が深いもの。
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