(「coccinelle」コチネレ 福岡市春吉 )
■2016/6/12(日) 小雨
小雨混じりの小倉駅 下りの新幹線に乗車したのは、夕方4時半過ぎのことだった。
夜8時のNHK大河「真田丸」迄に小倉に戻ってこようと こだまで片道15分の博多へと向かった。
博多へ飛んだ目的はと言えば 心の中で虫取り網を握って 若波「青蜻蛉」あおとんぼを捕まえる為
行き先は、福岡の中心地・天神の南から少し中洲寄り、春吉にある「coccinelle」(コチネレ)
(天神地下街の天神南口から地上に上がった。17:50 小雨混じりの渡辺通り)
コチネレとは、イタリア語で「てんとうむし」のこと
青蜻蛉(とんぼ)にテントウムシ・・・
別に大人の昆虫採集が始まる というわけじゃない。
coccinelleは通りから入ったところにある 隠れ家的なダイニング居酒屋
博多駅デイトスで軽く食事を済ませ 丁度午後6時に店の前に着いた。
濡れた傘をたたんで店に入ると 中は既に常連さんで賑わっていた。
「カウンター一番奥の席へどうぞ」ママさんに促され一番奥の席に座った。
「食事にしますか?」と聞かれ「いえ、日本酒いただけますか」と応えた。
「今 有るのは 不動と山和ですね」と前に出され見せられたが、
「あの~ 隣にある青蜻蛉(あおとんぼ) 頂いていいですか?」と尋ねれば
「どうぞ これが最後で残りわずかになりましたけど」
と目的の青蜻蛉(あおとんぼ)が黄色い色の片口に注がれ出された。
「夏の純米にごりか・・・ いいですね~ この濁り感 瓶も涼しげだし
実はこの店 ゆかさんのFaceBookで知って ここ目がけて来たんですよ」
「 ゆかさん・・・??? ゆかさんって?? 」
「今村友香さんですよ」
「あー はいはい 若波のゆかさんですね 先月若波イベントやったところなんですよ」
「 そのイベント記事を見て ここなら青蜻蛉が呑めるかもと思って奈良から来たんです。
ただ今日は、小倉から新幹線こだまで移動して来たんですけどね」
「えー!! 奈良からですか!?」と驚いた様子だった。
驚かせただけでは悪いので、奈良土産として中川政七商店の蚊帳ふきんを使ってくださいと差し上げた。
「最近 奈良もいいかな~ と思ってきているんですよ 修学旅行で行ったきりなので久々に 」
「奈良の夏はとても暑いので、できれば秋の奈良がおすすめです」
さりげに奈良の観光誘致までやっている自分って偉いな ( ←もちろん冗談だけど)
「アテは、とりあえずポテサラで~、それと とん平焼きください」
と 井之頭五郎ばりに注文したのだった。やがて青蜻蛉の横にポテサラが置かれ、何かいい感じ
さてと若波 夏の純米にごり「青蜻蛉」を頂いた。 スッキリした口当たり 米の旨みを爽やかに感じる酒
と言ったら ざっくりだが、飲んだことがない人にも少しは伝わるだろうか。
しばらくして「ごめんなさいね FaceBookに載せますので」とママさんが
従業員ヨネちゃんに本日のメニューボードを持たせて撮影タイムに入った。
「毎日こうして当日メニューをFaceBookにあげてるんですよ」
この撮影で、その日FaceBookに載ったヨネちゃんがコレというわけ
▼
いつもニコニコ顔のヨネちゃんは、鹿児島出身とのことだった。
昨晩は、小倉「和酒ばる」で飲んでいたことを話すと
「 小倉の和酒ばるさんへは、二度行きました。 思わず入ってみたくなりますよねあの店」
まだ若くてしっかりものの美人ママさんが、「とん平焼き」造りにとりかかったようだ
やがて出来上がってきた「とん平焼き」は、関西のものとは違うものだった。
何よりもビッグなボリュームにびっくり
えっ オムレツ!? とん平焼きの本場 大阪人が驚いてしまいそうな形とボリュームに
私は思わず「これは Tiger Egg (とらたま)だ!」と勝手に名付けてしまった。
虎は哺乳類だから卵から生まれるはずないが、虎が出てきそうな卵に思えたから 「とらたま」
ちなみに 大阪・曾根崎に 日本のとん平焼き発祥の店 「本とん平」という店があって
とん平というだけあって 豚を平たく延ばして卵で包んだ物 関西では「のしイカ」のように平らなのだ。
参考 (「本とん平」のとん平焼き)
そうは書いてもまたこの店に来たら この「とらたま」頼んでしまいそうだ。
もちろん 合わせる日本酒は若波で。
黄色い片口 ポテサラ そして とん平焼き・・・か
な~んとなく思ったが、若波には黄色系(幸せ系)食べ物に合うんじゃないかな・・・
チーズとか マンゴーなんかも
1時間15分ばかりこの店で楽しんだ私は、何よりも当初の目的である「青蜻蛉」が呑めたことが嬉しかった。
今日は、福岡に出てきて 虫取り網で、青蜻蛉とテントウムシをGet!! したみたいな気分
「無くなる前に間に合って本当良かったです。最後の1本だったから」
「来月 姉妹店のコチソバでも若波の会やるんです。よろしかったら」
そんな言葉まで頂いて良い酔い心地で、踵(きびす)を返し再び小倉へと戻った。
「蜻蛉(とんぼ)にテントウムシ 今 博多に行けば美味しいお酒があるよと虫の音が聴こえたから・・・」
これが本当の虫の知らせというやつです
余談: 小倉のホテルに戻ったのは20時15分 当初の予定を15分オーバー
大河ドラマ「真田丸」は、忍城(おしじょう)を攻めきれなくて焦る石田三成の場面だった。
そうそう 野村萬斎が映画で忍城のばか殿役をやっていて でも 庶民に抜群の人気で
結局 石田三成は堤を切られ大苦戦、忍城を攻め落とせなかったんだよな~
秋には、真田丸も赤備えで話しも佳境 その頃には再度
虫取り網を持って、今度は「赤蜻蛉」を追いかけている私がいるかも・・・
http://blog.with2.net/link.php?1601745
(寅)
このブログへの訪問者が50万人を突破した日(2016/6/12)に 良い思い出を作ってくれた若波「青蜻蛉」 ありがとう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます