(「白糸酒造」ハネ木まつり) 2015.2.22
■2015/3/6(金) 曇 啓蟄
K先輩からメールで添付写真と宅配で日本酒が贈られてきた。ブログへの掲載が遅れたのは、まだ私の周りに日本酒たち(四合瓶)が15本ほどいてすぐに開けられる状況になかったから。
「たまたま主人と糸島の方を車で走っていたら 白糸酒造「ハネ木まつり」という看板を見て、蔵開きしていたみたいだから寄ってみました。限定と書かれていたお酒を買ったので贈ります。」 というもの。 箱を開くとハネ木搾りの「田中六五・生」と「喜蔵」純米吟醸が入っていた。
2年ほど前になるが、もし行く機会があれば私の代わりに白糸酒造の蔵見学に寄って、教えてくださいとお願いしたこともある 福岡・糸島の「白糸酒造」の酒蔵開きに行ってくれたんだ。と嬉しくなった。
日本に数少ない江戸時代からこの蔵に伝わる搾り機「ハネ木」の写真がなかったのは残念だが、この蔵の江戸時代の始祖ともいえる田中喜蔵(KIZOU)氏の名からとった純米吟醸酒『喜蔵』が、でしゃばり過ぎない吟醸香 メロンとりんごを足して割ったような それでいてすっきりとした呑み口は印象的。
酵母が、「きょうかい9号」と書いてあった なるほど~ 9号らしいと納得。 昔は隆盛を極め、今では唯一の芥屋杜氏の醸す酒でもある。
初代が日本酒を始めたが、うまくいかず酒造りを止めようとしていたところを二代目の喜蔵氏が、日本酒造りに力を入れ、現在への道筋をつけ、今(八代目)に至っていると聞いた。 「喜蔵」その名の通り、喜びの蔵の酒を再現しているようだ。
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/a9724266428d876ebe04c4d3cc9864df
「田中六五」はまだ開封していない。2年前、住吉酒販で購入し、私はそれなりに美味しいと評価したのだが、当時小倉のつる平「日本酒ギャラリー」の女将さんのコメントは、「若さが残っていてまだまだ」と言われたことに多少なりともショックを受けたことを憶えている。 今年の六五はどう仕上がっていることだろう。
ここで忘れてならないのは、2013年「天下御免」日本一の称号を獲った梅酒「しらにわの梅」だ。何百もの梅酒の頂点に立ったことは、評価できる快挙。
近年、糸島は福岡の湘南と呼ばれオシャレなレストランが経ちならぶなど 九州注目のスポットなのだそうだ。 私の知る糸島は、前は玄界灘、後ろは背ぶり山地でそこで作る酒米・山田錦は、兵庫県に次ぐ生産量で、九州の清酒を支えているというイメージ。海と山に挟まれ、寒暖の差が美味しい酒米を作っているんだと理解している。
「もし気に入らないようだったら人にあげてもかまいませんよ」とメールに書かれていたけれど とんでもない。 こちらも九州期待の新星の酒のひとつ、人にあげるなんてことはありえないですよ。と返信。 というより、私に頂いた物、それを安易に人にあげるということは、しない人間。
「人からの頂き物は安易に人に渡さない。人に渡すのは、あくまで自分が選んだもの。という主義」子供のころからこれだけは、変わってないのがいいのやら 悪いのやら。
今は素直に 喜びの蔵の酒を味わいたい。
酒米の里に 喜びの蔵あり 白糸酒造
http://blog.with2.net/link.php?1601745
(寅)
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