一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「隔世の感」とでも言ったらいいのかな・・・ ~ぶらり函館(10) 

2018年07月26日 22時40分55秒 | Weblog

( トラピスチヌ修道院 )

 

函館路面電車の東の終着電停「湯の川」で降りた後

看板を見て「トラピスチヌ修道院」にでも

行ってみようかという気になった。

3kmか、歩けばたぶん40分

薄曇りの空と相談し

一日券が使える

バスに乗ることに

 

バスでも相当な距離

歩かなくて良かったと思った。

 

明治時代にできた日本でも歴史のある修道院

その時代の函館は、今と違って飢えや寒さと戦う過酷さ

入口にかけられた最初に赴任してきたフランス修道女たちの写真 

彼女たちの目がとても悲しげでなんとも想うにいたたまれなくなってきた。

 

 

何よりも自分は、絶対に耐えられない世界だと痛感したのは

午前3:30起床 19:45就寝という点だ。

午前3時頃まで平気で夜更かし

3:30は私の就寝タイム

真反対の生活時間

(売店 修道女たちが作ったクッキー・バター飴・編み物が売られていた)

 

読書~瞑想~ミサ~朝食~朝労働~ あと良く覚えてないが

~ 昼食~昼の労働~お祈り~ 祈りと労働の一日の生活

日本酒を欠かさず、路地裏で美味しい店を見つけては

小さな喜びを感じているような自分とは

まさに住む世界が違う「隔世の感」だ。

 

適度に濁った水中で生活してきた魚を真水に入れると死んでしまうと昔

聞いたことがあるが、私ならこの生活は半日ももたないと思った。

こういう世界もあるんだと 表現の仕方がわからないが

正直なところかなり落ち込んだ感を味わった。

 

とはいえ 行って良かった。

写真が飾られてその写真でしか修道女たちの生活は

伺い知れないが、なんだかこころ洗われる感を感じたのも事実。

 

修道院を後に ある種複雑な感じを抱きながら 坂道を下りバス停に向かった。

 

つづく

 

お詫び(館内撮影禁止の為、記事に適した写真が掲載できませんでした)


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 (寅)

 



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