一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

『文化の日』は日本酒を味わう日 そうだ、京都へ行こう! 【京都】 11/3-②

2016年11月24日 00時15分15秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 「始郎」無濾過生と「遊穂」  益や酒店   )

 

■2016/11/3(木) -② 「文化の日」 快晴

京都六条「つるやこなな」で昼食と昼酒(信州「松尾」)を味わった後

 

(長野「松尾」と鳥取「満天星」  つるやこなな)

 

再び京都五条から地下鉄で北上、国際会議場~比叡山を横目に宝ヶ池を一周

京都の自然の空気と日射しを浴びて再び南下し四条に戻ってきた。

 

 

途中午後3時のカラクリ時計に足を止める人が道を塞ぎ減速

足を止めても時は止まるわけではないので

15時開店の「益や酒店」へは 

残念ながらの二番乗り

 

 

二番乗りとはいえ、今この瞬間なら前を遮られることなく写真に納められるディスプレイ

 

 

並んでいるほとんどの酒は、一度は味わったことがある銘柄だが

ディスプレイボードで気になる酒がずーっとひとつ

上段の丁度センターに位置する黒い瓶

これが気になってしょうがない

 


「なんだ?  あの 始めろうって酒は どこの酒なんだろう? たぶんシロウって読むんだろうけど」

見たことも聞いたこともない おまけに この酒には説明コメントも書かれてない・・・

ひとつ 私がその酒を飲んでコメント考えてみるとするかと三番目に注文した。

 

(「琵琶の長寿」)

 

お酒を注ぎにやって来たお姉さんの抱える瓶の側面が見えてわかった。

大村屋酒造場と読み取れた瞬間、あの「女泣かせ」の島田の酒かと。

「鬼乙女」など個性的な味わいで、印象に残る酒を造っている蔵だ。

 


さあ「始郎」とやらを飲んでみるか・・・グラスからひと口、その味わいは、快心のあたりに等しかった。

痛烈な打球が三塁線を抜け 球はあっという間にフェンスに達した

レフトからの返球とショートの横を過ぎ三塁を狙う走者との

スリリングな競走が、ダイヤモンドの中で展開される

そんな醍醐味を感じるような味わいの酒

 

印象としては、福岡の「山の壽」に近いものを憶えたが

まさか五百万石でこの味わいが出せるとは・・・

厚みとコクとキレを併せもっているいい酒だ。

 

プレーヤーでいえば今年FA件を獲得したオリックスの糸井みたいな印象だなと思った。

 

(食べ物もおいしく頂けるのが、美味しい日本酒ならでは)

 

もし 自分がこの酒の説明フレーズを頼まれたとしたら(そんなことはありえないが)

「ふくらみとキレで時を寿(ことほ)ぐような味わい」

と黒板にチョークを借りて書いてみたい。

 

今日この酒が味わえただけでも京都に来た甲斐があったというものだ。

 

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(寅)

 



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