一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「愛」だと思う。

2009年12月07日 21時33分22秒 | Weblog
( 愛 一文字 ) 2009.12.7


あれは、35日前の11/2のことだった。
印刷会社のF君が、その日の用件を済ませて、私にプロ野球の
話を切り出したのは。「プロ野球日本シリーズ」で前日(11/1)
日本ハムが4-2で巨人に快勝、対戦成績を1勝1敗とした、
その翌日のこと。

F君は、「なんだか、今年はどうも日本ハムが優勝しそうな感じが
しますね・・・」のセリフに私は、「いいや」大きく首を振った。
「今年はある法則からアンチ巨人の私としては、正直嬉しくないけど
間違いなく巨人が優勝するよ」と。

「えっ、その法則って何ですか・・・!?」そのF君の質問から1月以上
「年を越す前に、ブログに書くから・・・」と答えてようやく今夜、
答えを書く機会となった。なぜ巨人が優勝するとあの時、断言したのかを。

その答えは、原監督。 原監督は、ジャイアンツ「愛」をスローガンに
ペナントレースを乗り切った。

今年の大河ドラマ高視聴率をマークした「天地人」の直江兼継の兜に
輝いていたのが「愛」の文字。
そして杉山「愛」や上村「愛」子の大活躍。
極めつけは、鳩山首相がスローガンにした友「愛」

今年の勝者や活躍した人は、全て「愛」を掲げた者なのだ。

私が暗示した法則は「今年は『愛』を掲げた者が勝利する」という法則。
聞けば、「な~んだ。そんなことですか。」なのだが、結構、世の中を
冷静に観察していないと導き出せないと思う。

その原監督は、今日世界レベルの表彰をされた。
「世界優秀監督賞」受賞のニュース。

ただ、今年の清水寺・奥の院の漢字には選ばれないだろう。なぜならば、
わずか4年前の2005年が「愛」だったから。
ちなみにタイガースがセリーグ優勝した2003年が「虎」で、
食品偽装の多かった2007年が「偽」、去年がチェンジの「変」だった。

果たして今年は・・なんだろう?
「政」「民」「乱」「壊」「脱」「崩」「不」「新」「薬」「恐」
思いつくまま10個を書いてみた。 果たしてこの中にあるかな?

でも私の中では、今年は実質「愛」を掲げた人が輝いた年だったと思う。

入社2年目のF君、今日は東京に出張らしいが、見積書への印鑑の押し方や
単価間違いを叱った私の注意も小さいながらもビジネス社会の中のひとつの
「愛」だろう。

ちなみに今日は、二十四節気の「大雪(タイセツ)」
これから一段と寒くなるが、人としてどんな時も失ってはならない
大切なものは「愛」だと思う。
(寅)


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2 コメント

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「痛」 (ムカデマン)
2009-12-09 01:24:37
なるほど・・・深いですね~。野球というチームスポーツには欠かせない「愛」
社会に出ても誰かに助けられ愛されるからこそ成長していけるのだと実感しました。
ムカデマン自身今年の漢字は「痛」ですが・・・良い意味で痛みを味わいました。
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愛とは痛快なるものなり (一文字 寅)
2009-12-09 05:53:42
□ムカデマンさんへ

痛みもその時その時の処置の仕方で、先々快く感じられるものです。
偉そうに言っているわけでなく、私もいまだに時に懐かしく実感しています。
これ、痛快と言うものではないでしょうか・・・

まだ試合は始まったばかり、多少のエラーはこれから取り返す時間が充分あります。
野球をやっていた貴君ならわかると思いますが、要は、ミスを減らすことで信頼を得ることです。
後輩も入って来るといつまでも愛に甘えてばかりじゃいけません。今度は、貴君が愛を持って指導する立場になるわけですから。
頑張ってください。
(寅)
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