( 大三坂で見つけた亀井勝一郎石碑)
八幡坂を登ったところに函館西高校 その横に並ぶ教会を眺め
東側に向かって次の筋にあたる「大三坂」を下り始める。
ここ元町界隈は、函館の人気スポットらしい。
坂道を下り始めてまもなく、左手に教会、
右手には本願寺別院の大きな屋根が見えてきた。
「ん? 誰の碑だ? えっ、ここが生誕地! だったのか・・・」
しばしこの石碑の前で足が止まり、説明書きをじっくり読んでしまった。
その石碑に刻まれていた名は、亀井 勝一郎
最近の高校生の国語の試験を目にしたことがないのでわからないが、
私の高校時代、模試の国語「現代文」で、一番目にしたのが
亀井 勝一郎 だった。
試験の出題の中でも、今もとても印象に残っているのが「大和古寺風物誌」
氏が初めて奈良を旅し、法隆寺の百済観音との出会いが、それまでの
仏像への先入観を払拭し、見方を一変させた。まさに奈良の魅力を
戦中戦後、広く世に伝えた功績者といってもいい
批評家であり、芸術評論家だった。
「いや~ 感動!」その名を何十年ぶりか思い出した。
それにしても こんな眺めの良い処が
氏の生誕地だなんて羨ましい。
確か・・・ 私の記憶違いでなければ
東京の「ハモニカ横丁」は氏のネーミングだったと思う。
立ち止まること7~8分
更に坂道を下ると有名なドイツ人のソーセージ店
素敵な洋風食堂を通り過ぎて 再び電車通りにたどり着いた。
つづく
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(寅)