( 「大山」ひやおろし 小倉『みゆき』)
■2015/9/20(日) 晴 の手記
小倉・勝山橋の夕暮れダンス(乾杯イベント)を楽しんで、紫川リヴァーウォークを後にし、鍛冶町の方へ向かった。平和通りから鴎外ストリートに入り左に折れた。
( 小倉・鴎外ストリート )
「あれ、開いてるぞ」確か日曜日は定休日のはずだが、開いているのならラッキーと夕暮れ迫る 店に入った。 以前 「幸」のママさんに連れてきてもらった店『みゆき』だ。
観光で大分に向かう途中、食事と夜の小倉を楽しんでからというご夫婦づれが店の女将さんと会話しながら盛り上がっていた。
座ってまもなく「お飲物なんにしましょう?」とマスター(息子さん)から聞かれ即座に「若竹屋の渓(たに)をお願いします」 と言えば、まだ開封されてない「渓」が冷蔵庫から出され私の左前に置かれた。
「日本酒お好きなんですね」 「えっ! (なんで? まだ何の会話もしてないのに)」 「いきなり若竹屋さんの渓を注文される方は珍しいですし、(渓)タニと読める方もそういらっしゃいませんからね 筑後の酒は美味しいですよね」 そういうことだったのか と納得した。
白ラベルの渓は、無濾過生原酒(黒ラベル)を飲みなれているだけに 最初の一杯としてとても飲みやすく感じた。 若竹屋のファンと言えばたとえ福岡県でも 北九州では珍しがられるし、ちょっと酒通と捉えられるようだ。
二杯目は、「大山」ひやおろし なかなかの熟した感と爽やか感の味わいは、秋の酒そのもの ラベルそから受けた印象そのものだった。 お姉さんから「大山どうでした?」と聞かれ「とてもいい味わいでしたよ」と応えたら「そうでしょ 大山おいしいですよね」とこれだけの会話で この人も日本酒好きなのがわかる。
最後はここの代表メニュー「特製餃子」をアテに 富山・黒部の酒「幻の瀧」で頂いた。 しつこくない餃子と飲みやすい日本酒の取り合わせも悪くなかった。
リヴァーウォークで乾杯、「幻の瀧」で〆た小倉の夜は、夢まぼろしでなく現実。
アットホームな雰囲気、カウンターだけの店というのが、お酒を美味しくしていた。
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(寅)