一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

「カムサハムニダ~ ! ユンママ」

2010年06月26日 22時25分25秒 | 『食』べる門には福来たる

( マッコリ &チヂミ  「ユンガ」) 2010/6/25(金)

 

2010年6月25日 金曜日 ( 曇り時々霧雨 )

短くも長い付き合いだった会社近くの韓国家庭料理店

『ユンガ』のこの晩が平日ラスト営業日だった。

ママのユンさんが、この28日月曜日に韓国に戻ることになったそうだ。

そのことを10日ほど前、電話でMさんから聞いた。

「次 日本に来るのは・・・  未定」だと言っていた。

来ることはあっても日本で商売することはないんだと理解した。

店は、別の人によって何らかの形で残るらしいが、ユンさんの

いなくなった店はあまり意味がないのではないか・・・と思う。

 

私は、霧雨の中19時前に手土産を持って店に寄った。

このお店との付き合いは開店からだから5年近くに及ぶだろうか

お店奥の座り席の横では、開店一周年記念の時

私が贈った柱時計が6月のカレンダーの横で動いていた。

ここのユンママには、韓国料理のいろんなことを教えてもらった。

しばらくしてTVで、「チャングムの誓い」が放映され、その料理の

確かさを改めて認識させられた。

持ち帰りもよくした。特に「水キムチ」は絶品だった。

真夏のサムゲタンでは、私が作った「キング大蒜(ニンニク)」

喜んで使ってくれた。 他にもこの風菜園で採れた冬瓜水菜

調理して、お客さんにふるまったこと。 

海外営業部の女性たちで賑わったこと。いろんな思い出が蘇った。

それと・・・

 

3年ほど前、 一度私が「お昼のランチ営業をやってみたら」と提案

半年ほどランチをやってみてくれたことがある。 そのランチ

社員に人気になり連日大盛況だったが、人手が足りず、妹さんなどを

韓国から呼び寄せたり、パートさんを雇うなどで対応していた。

結構体力を消耗させてしまったようで、1シーズンで終わった。

基本的に夜主体のお店に ちょっと 申し訳ない提案をしてしまった

という思い出もある。

 

この夜、私はカウンターで約2時間ほど いろんな料理を頼んだ。 

後半は(写真の)花瓶のような陶器瓶いっぱいのマッコリにチヂミで、

思い出を偲んだ。 「マシーッソヨー」

 

カウンターは、昔ながらの客で満席で、帰国を惜しむ声。

カムサハムニダー! 

ユンママ   これからもお元気で!!」

(寅)