ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

映画「TAJYOMARU」

2010-03-10 11:05:25 | 映画
 何かと忙しいのだが、寒さが連続していることもあり家に閉じ篭もることが多かった。そのせいか一週間のあいだに3本の映画を見てしまった。それもDVDを借りてきてである。

 その内の一本は先日紹介した「アマルフィ」である。さらに「カムイ外伝」を見ているがこちらはいささか期待はずれである。そして昨日は「TAJYOUMARU」を鑑賞した。

 若手人気俳優の小栗旬主演である。さらにヒロインに柴本幸、共演に松方弘樹、萩原健一、本田博太郎等が出演している。黒澤明監督の名作「羅生門」で知られる芥川龍之介原作の「藪の中」を元にしている映画で、なかなか面白く出来上がっていると思った。

 足利幕府の世、仲の良い畠山家の兄弟と、大納言家の姫君、そして浮浪者から畠山家に拾われて育てられることになった桜丸。この4人が長じて、将軍家に翻弄されながら争うことになった形で物語は進展する。

 兄の陰謀に会い手に手を取って逃避行を続ける主人公直光と姫君が、盗賊多譲丸に襲われクライマックスシーンがこの映画の見所だ。いささかコミカルな演技を見せる松方の盗賊が主人公との決闘に負け、多譲丸の名前と波きりの名刀を直光に託す。

 かくて盗賊となった主人公直光だが、姫君を亡きものとせんとする、将軍と桜丸の悪行の裏をかき、誰も足を踏み入れない地獄谷で姫君を助け出す。そして桜丸を倒し、畠山家の嫡子たることを明確にするが、自由な生き方を求め、姫君と共に盗賊多譲丸として生きる道を選ぶ。

 主演の小栗が颯爽と主人公を演じているが、ヒロイン柴本が少々影が薄いのが気になった。映画は娯楽映画として B クラスの出来だが面白く拝見した。




コメント
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