ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

大相撲が五輪競技だったら

2008-09-09 18:46:36 | スポーツ一般
今回の大麻汚染騒動、結局当事者の露鵬、白露山は解雇。そして力士の教育は全て親方の責任と言っていた北の湖理事長は、理事長職は辞したが、理事に残る。そして大嶽親方は2階級の降格となった。後身の良くない解決方法だ。

後継の理事長になった武蔵川理事は、苦労人で、今でも毎朝の部屋の稽古には必ず立会い、弟子達を厳しく指導しているそうである。頼もしい後継者だと思う。相撲協会の改革が急がれている昨今である、遠慮のない変革を進めて欲しいものだ。

相撲は柔道とともに、日本古来の国技である。今や柔道は世界各地に伝道され強豪が世界中にひしめきあっている。
もし相撲が五輪大会に参加出来るとなれば、日本は金メダルにには程遠いことになる。例えば3人で争う団体、朝青龍、白鵬、安馬のモンゴル勢には叶わない。銀メダルを狙うロシア勢は、露鵬、若ノ鵬、白露山がいる。相撲協会から追放されても五輪代表にはなりうるだろう。グルジアには黒海、ブルガリアに琴欧洲ありと、日本勢は銅メダルも難しい。

大相撲が国技だと言っても、今の日本人力士には気骨ある人材が見当たらない。例えば日本人力士が育たない理由のひとつに、トイレが和式から洋式に変わったため、足腰の鍛錬された若者が減ったことが原因だと言う笑い話のような話がある。さらにどのスポーツにも共通するように、ハングリー精神を持った若者が相撲を敬遠していることだ。

大相撲協会は手っ取り早く、強い力士を求めて外国人力士を追い求めてきた。風習の違いや、旧い習慣を持つ相撲界に素直に収まりきれない、朝青龍のような存在も出てきた。そしてロクに教育を受けていない外国人力士が今回の様な事件を引き起こす。この辺も今後の相撲界の変革の為には検討を要する事項だと思うのだが。



コメント (4)
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