岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

コンバイン出動

2020年05月04日 | 百姓

令和2年5月4日

今日は午前は晴れ、午後、曇り、夕方から雨で目まぐるしい1日でしたね。

自分の今日の農作業は朝飯前には田んぼ(80アール)に肥料散布。朝食後は本田圃場の隣村も含む本殿関係者の堰の泥上げ共同作業です。毎年、5月4日と決まっています。毎年同じなので画像はありませんが、20名ほど参加します。

その後、桂清水下圃場(80アール)の畔塗り作業をしました。昼食後は清水下圃場(90アール)の耕起をやりました。夕方、雨が降ってきましたけど、19時まで掛かって全て耕起しました。田んぼの耕起はこれで終了です。此れで、お天気に一喜一憂しなくても良くなりました。今年の圃場は比較的、乾いていて耕起しやすかったし、ヌカルム田んぼはありましたが、トラクターが嵌ることはありませんでした。予想外に耕起が早く終わったんで、これからは代掻きの準備をしながら、畑作業三昧になります。よう頑張った!自分を褒めよう!

午後に桂清水下圃場に向かっていたら、遠くに親戚のトラクターが変な格好で停まっている。嵌っているなと感じて行ったけど自分のトラクターでは引き上げられないという事で、コンバインを取りにいくということでした。嵌っているトラクター(46馬力)、自分のトラクター(26馬力)引き上げれるわけがない。自分は一人百姓で、相手は男3人衆なんでお任せで自分は自分の圃場の耕起をしていました。

コンバインが来て、程なく引き上げました。流石、フルクローラーのコンバイン、ヌカルマ無いし、力が強い。一寸、遠目で見難いです良いね。コンバインは返さないで待機にしてありました。

その後、別の場所でもう1回、嵌ったようでまた引き上げていました。コンバイン様様ですね。オペレターは朝の共同作業で一緒だったんで、これから耕起する田んぼが配水もしていない、メンテナンスもしていない田んぼなのでトラクターを入れられるか?入れたとしても嵌るだろうと愚痴を言ってましたので、現実になってしまいしたね。

当地ではこのようにトラクターが嵌る圃場は「谷地田」言います。何処の農家さんも少なからず数枚はこのような田んぼを持っています。自分もトラクターが嵌る田んぼは多々、持っています。大規模かつお金持ちな農家さんはクローラータイプのトラクターを購入して泥濘を気にせずに農作業しています。しかし、そこまでの規模ではない農家さんは車輪型のトラクターで苦労しているんです。当然、自分規模の農家ではクローラートラクター(700万円程)買えませんので、独自対策を余儀なくされます。自分はトラクターが嵌る個所には砕石などを入れて毎年、メンテナンスしていますので、徐々に解消されつつあります。今年も天候が不順だったにもかかわらず、トラクターが嵌ることはありませんでした。どんなトラブルでも一人で対処しなければならない一人百姓は早めに圃場から排水したり、溝切したりして苦労しているんですよ。その結果、一人で難なく農作業が出来るんです。心がけなんですよね!

ここにも90歳目の前にしてトラクターに乗っているお爺さんが居ます。昨年、トラクターを買った爺さんですが、息子が早めの定年(60歳)で実家に戻ってきたんだけど、親父さんがトラクター好き過ぎて、息子にトラクターに載せないで今年は3haの田んぼを全部、自分で耕起してしましたね。見ていると新型トラクターはパソコン並みの電子機器で判らないことだらけでキャビンの中で右往左往しているのは見てとれるけど、息子には載せない、この頑固さ!婆さんや息子が危ないからと言っても自分が乗ると言って聞かないらしい。家族もあきらめているとのことでした。周りのみんなは息子に渡して経験を積ませたほうが良いと思うけど、頑固過ぎてどうにもならない。齢、89歳、何処へ行く?この爺さんにニックネームを付けたいけど良いのが浮かばない。何かありますか?

自分は淡々と、田んぼの耕起をしていました。此れが最後の圃場で今日中に終わらせます。この圃場は6年ほど前に借りたときはT君の田んぼのようなドロドロの田んぼでコンバインの走行跡、凄くて息をのんだ経験があります。その年は手刈り迄しましたね。しかし、今を見てください。コンバインの走行痕も見えない位に平らな圃場面、誰がここまで改良されると思ったでしょうか?周りの皆は騙されたんだよと言ってましたけど、自分は良い圃場にする自信があったし、此の桂清水下圃場は土は柔らいけど、硬盤が浅くて田植えが楽なんです。秋に泥田にしなければ実は良い圃場なんです。他の田んぼよりも収穫量も多いしね。

夕方に遅々とT君が畔塗りに来ました。畔塗り機が変わっています。今年、中古機を購入したようです。今年も農業はやる気はあるようです。60歳にして目覚めたのかな?本人曰く、10年ほど、適当な農業をやっていたといってました。農業の知識は専門校に行っていたので十分にあると言ってましたが?一寸、ズレているような?本人はやる気十分なんですが、奥さんが泥田の水稲栽培は辞めてキューリ1本でやってほしいと懇願されたようです。なので奥地の田んぼは今年は遣らないような話も!折角、畔塗り機を買ったんだけどね。先ずは泥田を改善しなくちゃね。

今日の画像は皆、遠方なので最大ズームにしたけど、良く判らないかもしれませんので、これはご容赦を。

明日は、村の神社の祭典なんで、農作業はお休みですね。3週間ぶりのお休みになるかな?

ボタンをクリックしてしていただけると凄く励みになります。

↓↓百姓の場合はこちら

登山の場合はこちらをお願いします。

人気ブログランキングへ