岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

食味の良いお米栽培について

2015年03月30日 | 百姓
平成27年3月30日(曇り)
今日は曇り空で暑い訳では無いんですが、比較的暖かい。

家から森を見ると、風により杉から花粉が飛んでいて空気が黄色に霞んでいる。花粉症の人があの下に入ったらどういうことになるんでしょうか?自分は小さい時からこの環境に住んでいるんで免疫があって花粉症ではないので大丈夫ですけどね。




あるネギ農家さんのネギ苗を育苗しているハウスを覗いてみましたら、苗がトレイの半分が芽が出ていないのか、枯れたのかヒデー状態です。



ハウス全体も苗が黄色くなっていたり、枯れていたりして滅茶苦茶な栽培です。苗が伸びすぎていたり、長さが区々で灌水ワークもへたくそなんでしょうね。自分より経験は長いようですが、毎年この様な状態で質より量の考え方らしいですが、畑のネギもまともに育たなくて1ha規模の栽培ですが、5トンも出荷できないなんて情けないですね。反面教師!



本題ですが、自分の米もそこそこに旨いと思っていたんですが、昨年、知り合いに頂いたお米の味がとても良くて、自分もそういうお米を栽培したくて、今日、その知り合いのところに行ってテクを聞いてきました。
JAは表向きは食味の良いコメを作ろうと勉強会などで指導しているんですが、相談に行ったら食味を上げるにはコストがかかるし、JAは食味が良くても差別化して購入しないから慣行栽培で収量を上げる栽培をしなさいと指導されたんです。食味を上げるにはコストがかかるのでJAに販売していては元が取れないので別の販路を開拓されてしまうのでJAからは止めなさいと言われてしまいました。立て前と本音が違う考え方ですね。

そこで自分も考えて、自分のお米はそれなりに美味しいと思っているので出荷分は今まで通りに栽培して、自分の家族が食べる分や直売するのは特に食味を上げて栽培します。

知り合いのテクなので肥料の一部だけ掲載します。元肥に野菜向けの有機入りの肥料を使っていましたので肥料袋を頂いてきました。また、除草剤などの農薬も土地を痩せさせてしまうということなので減農薬での栽培を目指します。ただ、食味は肥料だけでなく肥沃な土壌も影響するということなので、場所的に限界があるかもしれませんが、旨いご飯を食べるために頑張ろう。



ある農業法人さんも別の野菜向けの有機入り肥料を使っていたんで、コスト削減に使用しているのかと思ったんですが、食味を上げて居たんですね。栽培方法も大変で、稲穂が大きくなるようですので、倒伏が起きやすいということですので栽培テクや圃場管理が大事なのだそうです。

今年は15aの圃場でこの栽培を実施して食味が上がるか実証実験ですね。

明日は、暫く留守にするんで芽出器に入っているネギや野菜のトレイを全て取りだします。

苗にはたっぷり灌水して留守の間は灌水無しで頑張ってもらいます。

明日は一寸だけ頑張ります。


頑張っているんで、プチットお願います。
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