岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

菊農家の熱血指導

2015年03月07日 | 百姓
平成27年3月7日(晴れ)
今日もお天気が良くてハウス内は暑かったのですが、午前中は頑張って培土詰め作業をしました。

結構頑張ったんですが、暑いし、飽きてきたので午後は先輩農家さん巡りをしました。
ということで、ネギを50a規模を栽培している農家さんに行ったんですが、家が判らなかったので近くの農家さんで道を聞いたら、熱血指導を受けてしまいました。

小さなハウスで何の作業しているか聞いたら、菊の差し芽をするところだということです。教えて欲しいと言って無いんだけど、やって見せてくれるということで一通りの作業をやって見せてくれました。

先ずは、昨秋に畑から菊根を掘り起こして芽出しをしている菊なんですが、ここには3種類(赤、白、黄色)の菊があるそうです。




差し芽する培土はこれがいいと言ってましたね。最近、手に入らなくて困っていると言ってましたね。




この方が菊農家さんです。79歳と言ってました。とても話ずきで先日も新聞社から取材に来たと言ってました。
枝を1本切り取りました。1本15cm位の長さです。




その枝を鋏で3本に切り分けました。



こんな感じに切り分けたんです。




この3本から葉を切り落とします。葉は1本に1葉あればいいです。




差し芽する茎は、新しく切れ味の良いカミソリで綺麗に切るように言ってました。これは大事なことだとも言ってましたね。




差し芽は200穴のセルポットに培土して差しておけば根付くようです。ただし、この時期は寒いので温度管理が必要ということでした。やり方も聞きましたよ。




根付いたらポリポット(7.5cmで十分だそう)に鉢上げします。根が十分張ったら畑に移植します。花の色毎にポットの色も決めておかないと混じってしまうから注意が必要とのこと。そうだよね。



ポットに詰める培土は手作りです。秋に枯れ葉を集めてきて3年程腐熟させて堆肥化して使うそうです。枯れ葉が入って無いとだめだそうです。何故なら、枯れ葉が入っていると排水性が良いからと言ってました。
1年目



3年目 枯れ葉の形が無くなってます。完熟していますね。拘ってますね。



今まではお盆に出荷する小菊ですが、お盆につぼみか咲き始めるように調整するのが大変だと言ってましたが、合わせるテクニックも極一部聞きましたよ。ここまで具体的に聞くと、自分も菊を栽培してみたくなりますし、やれそうな気がしてきました。

でも、自分は花の事は全く判らないし、センスも無いと思うので花の栽培はやりませんよ。

こちらは大輪の菊だそうです。こちらは11月の市の収穫祭に合わせて咲かせるそうです。なんか目標にしていた凄い賞を取れたので目標達成ということで大輪は大きくはやらないそうです。



この方は野菜も栽培していて、今は雪中キャベツを出荷していると言ってました。葉物野菜は無農薬で栽培しているそうです。無農薬でやるには虫対策が大変だけども、多少、手はかかるがそんなには難しくは無いと言ってましたね。雪の中からキャベツを掘り越した後です。出荷先はJAの産直で10個/日程度出しているようです。品種も聞きましたよ。自分もやって見ようと思います。




とにかく、親切なオジサンで、道を聞くために初めて会った人なんですが、お願いしたわけでもないんですが、事細かく実践して見せてくれたんで聞いたことはノートに書いておきます。
沢山、話して頂いたんでICレコーダーを持っていけばよかったね。

知りたいことがあればいつでも聞きに来ていいよと、名前と電話番号を書いたメモを渡されました。
まあ、何なんでしょうかね?田舎の優しさでしょうか? また、農業の師匠がお一人出来ました。ありがたいね。

今日は良い日でしたね。


頑張っているんで、プチットお願います。
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