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気がつけばふるさと離れて34年

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ゴルフ

2019-08-19 14:35:29 | 日記
一週間ぶりのゴルフです。
先週はグリーンで水撒きをしていてパッティングできないホールがありました。



一週間の間に秋の風情が漂っていました。



夫は林の通路でリスを見かけたそうです。
もう冬眠の準備でしょうか(まさかね)。


水鳥の雛が随分大きくなっていました。
カメラを向けたら親鳥に威嚇されてしまいました。



池にはガマが多く生えていました。
夫は子供の頃、このガマの穂で友だちとチャンバラごっこをしたのだそうです。
ガマの穂先の黒が顔についた方が負けなのだそうです。




紀行文2冊 – ① (村上春樹)

2019-08-18 15:29:02 | 読書


時折お邪魔するブロガーさんが欧州旅行後に「今度はカンボジアのアンコールワットに行きたい」と書いてらしたので、「アンコールワットは大変混雑しているのでラオスが良いですよ」とラオスをお勧めしました。

その後、村上春樹の紀行文集「ラオスにいったい何があるというんですか」を偶々見つけ電子書籍で購入しました。

あとがきによると、この20年ほどの間にいくつかの雑誌のために書いた原稿をひとつにまとめた紀行文集だそうです。

多くは日本航空が主にファーストクラス向けに出している「アゴラ」という会員誌に連載されたものだということです。

ボストン、アイスランド、ポートランド、ギリシャのミコノス島とスペッツェス島、ニューヨークのジャズクラブ、フィンランド、ラオスのルアンプラバン、そして何故か日本の熊本の旅行記も載っています。

特にミコノス島とやはりルアンプラバンの記事が興味深かったです。

ミコノス島は昔、エーゲ海をセーリングした時に訪れました。
スペッツェス島には寄りませんでしたが、隣のイドラ島にはメルテーミという夏の強風が吹き荒れて2日間足止めされたような記憶があります。

村上さんはミコノス島の「レジデンス・ミコノス」に滞在して『ノルウェーの森』を書き始めたのだそうですが、ノルウェーというタイトルだからといって別にノルウェーで執筆する必要性はありませんからね(笑)。

この紀行文集のタイトルは当時ラオスのルアンプラバンに向かう際ハノイ経由で行かれたそうですが、ハノイでヴェトナム人から「どうしてまたラオスなんかに行くんですか?」と尋ねられ、それが「ヴェトナムにない、いったい何がラオスにあるというんですか」という風に聞こえたことから付けたのだそうです。

私たちがルアンプラバンを訪れたのは15年以上前のことで、当時はあまり観光客もおらず、ゆったりと仏教寺院巡りをしたことが懐かしいです。

ラオスはまた訪れたい国です。
「いったい何があるんですか」って? →何もなさそうな所でとても素敵な体験をすることがあるのです。
旅とはそういうものでしょう?

秋空

2019-08-17 16:59:46 | 日記
日本は台風後、猛暑に見舞われているようですね。
残暑お見舞い申し上げます。

こちらは暑さも落ち着き、空は秋の風情です。


先日の森の散歩では新しいルートを辿ってみたら、直ぐに住宅地になってしまいました。
普段は車で通過する地域ですが、こんなところに住宅地があるなんて知りませんでした。



一軒は売りに出されているようです。



暑さが続いたのでもう松ぼっくりが落ちていました。



この鷺の置物は植木鉢なのでしょうか。


住宅地を通り越してまた森に戻ります。


不届き者が森で火遊びをしたようです。
大事にならなくて良かったです。


この木は昨年の嵐で倒れたのでしょうか。


今度森を訪れる時は秋色が深まっていることでしょう。

映画『ドリーム』と小川洋子著『博士の愛した数式』

2019-08-16 18:07:02 | 日記
1960年代にNASAの研究所で素晴らしい業績を残した3人の黒人の女性を描いた映画『ドリーム』については以前も拙ブログで取り上げました。

この映画がこの間、ドイツのテレビで放映され視聴しました。


以前視聴したのはどうも機内映画用のショートバージョンだったようで、
今回テレビでフルバージョンを視聴したら、機内映画ではカットされていたのか、いくつか興味深い事を新しく知りました。

ひとつだけ記します。
地球周回後に宇宙飛行士が乗るカプセルの着陸地点が正確に計算できなくて、新しい数式を探していた時、主人公のキャサリンが「もしかすると古い数式で応用できるのがあるかもしれない」と探して見つけたのが「オイラ−の公式」でした。

どこかで聞いたことがあるようなと考えたら小川洋子著『博士の数式』に出てきた公式でした。


ドイツ語訳本のタイトルはそのまま『オイラ−の公式の秘密』です。


また本を読んでみたくなりました。

文庫本の解説は数学者の藤原正彦さんが書かれています。
小説を書く前に小川さんは藤原さんに話しを聞きたいと思っていると編集担当者から伝えられた藤原さんは、始め乗り気ではありませんでした。でも「小川さんって可愛くて素敵な人ですよ」と聞いた途端にすぐ面会に応じることになったのだそうです。
こういうことを解説に記す藤原さんのこんなところに好感を持ちます。

旅行中(ユイスト島)に読んだ本2冊

2019-08-14 15:35:29 | 読書
ユイスト島から戻ってもう2週間経ちました。
忘備録として島で読んだ本2冊を記します。
島にはドイツ語と日本語の本をそれぞれ一冊ずつ持って行き、
浜辺の屋根付きビーチチェアで時折、海を眺めながら読みました。


まずドイツ語の本はイタリアの作家アンドレア・カミッレーリの独語訳です。
カミッレーリは旅行に出発する直前、7月17日に亡くなりました。
カミッレーリの作品で有名なのはモンタルバーノ警部シリーズで、シチリア島の架空の街ヴィガータの警察署を舞台とした推理小説です。
これまで18の作品が発表されており、夫は全て読みました。
昨年発表された最後の作品です。

(『鏡の迷路』)

私が今回島に持って行ったのは第11作目です。

(『スフィンクスの翼』)

内容を一言で記すのは難しいので省略しますが、全作品を通じてシチリア島の美味しい料理が登場します。
モンタルバーノ警部自身、美食家で美味しい食事に巡り合うとキッチンに行って黙ってコックと握手したりする場面などは私の好きなところです。

日本語の本は既に読んだ『逝きし世の面影』です。


以前読んだ時は日本文化会館の図書館で借りてきたということもあり熟読できませんでした。
今年の一時帰国で購入してきたので、自分の本だと付箋をつけたり、マーカーで記しを付けられます。
この本のことはNHKの番組「プロフェッショナル仕事の流儀」で北海道にある「いわた書店」が紹介された折、店主の岩田さんが勧めていたので興味を持ちました。
とても素晴らしい本で紹介してくれた岩田さんに感謝です。