万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3914 ほととぎす3638

2021年03月28日 | 万葉短歌

2021-0328-man3914
万葉短歌3914 ほととぎす3638

ほととぎす 今し来鳴かば 万代に
語り継ぐべく 思ほゆるかも  田口馬長

3638     万葉短歌3914 ShuI087 2021-0328-man3914

□ほととぎす いましきなかば よろづよに
  かたりつぐべく おもほゆるかも
○田口馬長(たのくちの うまをさ)=伝未詳。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第25首。題詞に、「思霍公鳥歌一首 田口朝臣馬長作」。左注に(要旨)、日も所も分からないが、交遊集宴(かういうしふえん)の時に、霍公鳥(ほととぎす)が喧(な)かなかったので、思慕の意(こころ)を陳べた、と。
【訓注】ほととぎす(保登等芸須)。万代(よろづよ=余呂豆代)。語り継ぐ(かたりつぐべく=可多理都具)。