万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3910 玉に貫く3634

2021年03月24日 | 万葉短歌

2021-0324-man3910
万葉短歌3910 玉に貫く3634

玉に貫く 楝を家に 植ゑたらば
山ほととぎす 離れず来むかも  大伴書持

3634     万葉短歌3910 ShuI077 2021-0324-man3910

□たまにぬく あふちをいへに うゑたらば
  やまほととぎす かれずこむかも
○大伴書持(おほともの ふみもち)=08-1480歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第21首。「詠霍公鳥歌二首」の第2首。左注に、「右四月二日大伴宿祢書持従奈良宅(いへより)贈兄家持」。
【訓注】玉に貫く(たまにぬく=珠尓奴久)。楝(あふち=安布知)[栴檀。<あふち>訓は、集中に4か所出現。下記注]。山ほととぎす(やまほととぎす=夜麻霍公鳥)。
【編者注-あふち】05-0798阿布知乃波那波(あふちのはなは)、10-1973相市乃花波(あふちのはなは)、17-3910安布知乎宅尓(あふちをいへに)、-3913安不知能枝尓(あふちのえだに)。(以下、依拠本注)「時鳥の取合わせとしてうたう歌は、・・・3910と・・・3913しかない。」