万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌3905 遊ぶ内の3630

2021年03月20日 | 万葉短歌

2021-0320-man3905
万葉短歌3905 遊ぶ内の3630

遊ぶ内の 楽しき庭に 梅柳
折りかざしてば 思ひなみかも  大伴書持

3630     万葉短歌3905 ShuI048 2021-0320-man3905

□あそぶうちの たのしきにはに うめやなぎ
  をりかざしてば おもひなみかも
○大伴書持(おほともの ふみもち)=08-1480歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第16首。「追和大宰之時梅花新歌六首」の第5首。
【訓注】遊ぶ内の(あそぶうちの=遊内乃)[「<内>は、ここは仲間内、一座の意」]。梅柳(うめやなぎ)。思ひなみかも(おもひなみかも=意毛比奈美可毛)[「5-820の作者葛井大夫〔(ふぢゐの まへつきみ)〕たちが限られた空間で梅や柳を折りかざすのに満足している心中を詰問した表現」]。